オーム社は、1914(大正3)年11月1日に、電機学校(現在の東京電機大学)によりオーム社発行と冠して創刊された電気雑誌「OHM(オーム)」の発行を機に、廣田精一によって創業されました。
オームの法則で有名なドイツの物理学者ゲオルグ・ジーモン・オーム(Georg Simon Ohm)と同名であり、かつ扇本眞吉(O)[電機学校創設者]、廣田精一(H)[電機学校創設者・オーム社初代代表者]、丸山莠三(M)[当時の電機学校教頭]のイニシャルとかけて誌名をOHMとし、同時に社名としたとされています。
廣田精一が志したのは、日本中の若き電気技術者に最新の技術情報を届けることでした。情報を得る手段が限られていた当時、それは読者から大いに歓迎されました。その後、1922年(大正11年)9月に株式会社組織に改められて独立しました。創業以来、OHM創刊の辞にある「必ず新道を開拓する」というフロンティア・スピリットを胸に、理工学分野の出版事業を推進し、2014(平成26)年には創業100周年を迎えました。この100年間には飛躍的とも言える科学技術の進歩がありました。当社の出版活動が僅かでもその一助になれたとすれば、この上ない幸せです。
時代のニーズの変化とともに、電気、機械、建築、設備分野からテーマを広げながら、人工知能、機械学習等のIT関連、医学、薬学系などの分野にも取り組み、雑誌、書籍、オンラインメディアによるコンテンツの提供、また、セミナー、教育事業といったビジネスを展開しています。
社員一同、日々学び、専門性を深め、新たなチャレンジを続け、読者の皆様のニーズに応え、科学技術社会の発展に貢献してまいる所存です。
今後も変わらぬご愛読のほどお願い申し上げます。