内容紹介
LC/MS書籍の第二弾! メンテとトラブル解決でより実務に役立つ内容に!
本書は、2014年9月に発行した『LC/MS, LC/MS/MSの基礎と応用』の姉妹編としてメンテナンスとトラブル解決を如何に行うべきかに焦点を当て、現場での実務能力を養うことを目的にした書籍です。
具体的には、LC/MS分析、LC/MS/MS分析に使用する各種装置・器具類の動作原理を解説し、メンテナンスの基本を紹介。また、各種装置・器具類ごとによく遭遇するトラブルの実例を示し、トラブルの原因追究法とその解決法を図表を多用して解説しています。
このような方におすすめ
○現場でLC/MSおよびLC/MS/MS分析実務を担当している初級技術者
○LC/MSおよびLC/MS/MS分析の基本を習得しようと考えている方
○(公社)日本分析化学会分析士認証試験の受験を考えている方
○薬学,農学,化学系の大学2~3回生,分析化学を専攻する学生
など
目次
主要目次
1章 概論
2章 メンテナンスの基本
3章 トラブル解決法
4章 トラブル事例への対応
詳細目次
1章 概論
1-1 LC-MS
1-2 LC-MS/MS
2章 メンテナンスの基本
2-1 溶媒・試薬・器具
2-1-1 水
2-1-2 有機溶媒
2-1-3 試薬
2-1-4 計量器具、容器
2-1-5 pHメーター
2-1-6 天びん
2-2 前処理用器材
2-2-1 固相抽出用器材
2-2-2 カラムスイッチング装置
2-2-3 超臨界流体抽出装置
2-2-4 誘導体化用器材
2-3 HPLC・UHPLC装置
2-3-1 ポンプ
2-3-2 シリンジ、インジェクター、オートサンプラー
2-3-3 配管、ジョイント
2-3-4 検出器
2-3-5 データ処理装置
2-3-6 カラム
2-3-7 移動相貯槽、廃液槽
2-4 イオン化部
2-4-1 エレクトロスプレーイオン部
2-4-2 大気圧化学イオン化部
2-4-3 大気圧光イオン化部
2-4-4 誘導結合プラズマイオン化部
2-4-5 DART
2-5 質量分離部
2-5-1 四重極質量分析計(QMS)
2-5-2 飛行時間質量分析計
2-5-3 イオントラップ質量分析計
2-5-4 フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析計(FT-ICRMS)
2-6 市販のLC-MSシステム、タンデムLC/MSシステム
2-6-1 サーモフィッシャーサイエンッティフィック社
2-6-2 ウォーターズ社
2-6-3 アジレント・テクノロジー社
2-6-4 島津製作所
3章 トラブル解決法
3-1 クロマトグラムの異常と原因推定、トラブル解決法
3-1-1 ベースラインの異常
3-1-2 ピークの異常
3-2 MS強度の変化
3-2-1 イオン化抑制
3-2-2 イオン化促進
3-2-3 イオン化エネルギー
3-2-4 その他の原因
3-3 目視によるトラブルの発見と解決法
3-3-1 液漏れ
3-3-2 変色によるトラブルの発見と解決法
3-4 異音・騒音によるトラブルの発見と解決法
3-4-1 LC
3-4-2 MS
3-5 振動によるトラブルの発見と解決法
3-6 異臭によるトラブルの発見と解決法
4章 トラブル事例への対応
4-1 生体試料中薬物濃度測定
4-2 生体試料中ペプチド濃度測定
4-3 食品に残留する農薬、動物用医薬品の分析
4-4 ナノLC/MSによるペプチド・タンパク質解析
4-5 機能性食品成分測定
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