内容紹介
国家試験の出題内容に対応した定番教科書 放射線技術学シリーズの改訂3版
本シリーズは、2001年9月から刊行を開始し、現在までに12巻を発行しました。
「放射化学」の初版は2001年9月に、改訂2版は2008年7月に発行し、改訂2版発行から7年以上経過しているので、全体を通して見直しています。
教科書としての基本的な枠組みは改訂2版を踏襲し、改訂2版の中で不足している箇所を補完し、最近の国家試験の傾向を踏まえて、今まで以上に使いやすい教科書となっています。また、臨床現場で活躍する技師の方々からも好評を得ているので、卒業後も役に立つ部分を教科書という枠組みを超えない程度で追加しました。
このような方におすすめ
○診療放射線技師養成校の大学・短大・専門学校生
○診療放射線技師
目次
主要目次
第1章 放射能と同位体
第2章 壊変現象
第3章 天然放射性核種と人工放射性核種
第4章 放射性同位体の化学
第5章 放射性核種の分離法
第6章 標識化合物の合成法
第7章 放射性同位体の化学分析への応用
第8章 放射化学の核医学への応用
演習問題解答
参考文献
索 引
詳細目次
第1章 放射能と同位体
1・1 放射能
1・1・1 放射能と放射線の発見
1・1・2 放射能とは
1・1・3 放射線の単位
1・2 同位体と原子番号
1・2・1 原子
1・2・2 原子番号と質量数
1・2・3 核種の分裂
1・2・4 同位体存在度
1・3 原子質量と結合エネルギー
1・3・1 原子質量単位
1・3・2 原子量
1・3・3 質量とエネルギー
1・4 放射線壊変の種類
1・4・1 アルファ壊変
1・4・2 ベータ壊変
1・4・3 軌道電子捕獲
1・4・4 ガンマ線放射
1・4・5 自発核分裂
1・4・6 壊変図式
1・4・7 原子核のモデル
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第2章 壊変現象
2・1 壊変の法則
2・2 半減期と平均寿命
2・2・1 半減期
2・2・2 平均寿命
2・3 分岐壊変
2・4 有効半減期
2・5 放射平衡
2・5・1 λ1>λ2(T1<T2)のとき
2・5・2 λ1<λ2(T1>T2)のとき
2・5・3 λ1≪λ2(T1≫T2)のとき
2・5・4 ミルキング
2・6 放射能と質量
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第3章 天然放射性核種と人工放射性核種
3・1 天然放射性核種
3・1・1 一次放射性核種
3・1・2 二次放射性核種
3・1・3 誘導放射性核種
3・1・4 消滅放射性核種
3・2 核反応
3・2・1 核反応の表現形式
3・2・2 核反応の性質
3・2・3 Q値,クローン障壁
3・2・4 核分裂反応
3・2・5 格破砕反応
3・2・6 核融合反応
3・3 核反応断面積と放射化量
3・3・1 核反応断面積
3・3・2 励起関数
3・3・3 生成放射能
3・3・4 核反応の種類
3・4 人工放射性核種
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第4章 放射性同位体の化学
4・1 ホットアトム化学
4・1・1 ホットアトム化学とは
4・1・2 ジラード-チャルマー効果
4・1・3 各異性体転移におけるホットアトム効果
4・2 同位体交換反応
4・2・1 同位体交換反応とは
4・2・2 同位体交換反応の速度(一次反応)
4・2・3 ヨウ素の同位体交換反応を用いて反応速度を調べる実験
4・3 同位体効果
4・3・1 同位体効果とは
4・3・2 反応速度に対する炭素の動的同位体効果
4・3・3 同位体効果を利用した同位体の濃縮および分離
4・4 ラジオコロイド
4・5 オートラジオグラフィ
4・5・1 オートラジオグラフィの分類と特徴
4・5・2 解像度を左右する諸条件
4・5・3 試料作製法
4・5・4 試料と乳剤の接触法
4・5・5 イメージングプレート法
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第5章 放射性核種の分離法
5・1 分離法の特徴と特殊性
5・1・1 収量と純度
5・1・2 極微量性と担体
5・1・3 放射線の放出と物理学的半減期
5・2 分離法の種類
5・2・1 共沈法(沈殿法)
5・2・2 溶媒抽出法
5・2・3 イオン交換法
5・2・4 各種クロマトグラフィ
5・2・5 電気化学的分離法(電気泳動法とイオン化動向の差を利用した方法)
5・2・6 昇華・蒸留法
5・2・7 放射性核種の性質を利用した分離法
5・2・8 無担体分離について
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第6章 標識化合物の合成法
6・1 標識化合物
6・1・1 標識化合物とは
6・1・2 標識位置
6・1・3 標識に使用される放射性核種の種類と形状
6・2 標識化合物の合成
6・2・1 標識化合物の合成の特徴
6・2・2 標識化合物の純度
6・3 合成法の分類
6・3・1 化学的合成法
6・3・2 生合成法
6・3・3 同位体交換法
6・3・4 反跳合成法(ホットアトム法)
6・3・5 その他の合成法(99mTcと放射性ヨウ素)
6・4 標識化合物の分解の原因と保存法
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第7章 放射性同位体の化学分析への応用
7・1 化学分析とは
7・2 放射性同位体を利用した化学分析
7・2・1 放射分析法
7・2・2 同位体希釈分析法
7・2・3 放射化分析法
7・2・4 アクチバブルトレーサ法
7・2・5 PIXE法
7・2・6 放射化学分析法
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第8章 放射化学の核医学への応用
8・1 核医学(臨床医学としての側面について)
8・1・1 インビボ検査
8・1・2 インビトロ検査
8・1・3 内用療法
8・1・4 放射性医薬品(どのような放射性核種が必要となるのか)
8・1・5 核反応(医療に使われる放射性同位元素はどのように生成されるのか)
8・1・6 放射性核種の精製および分離法
8・1・7 放射平衡の応用(ジェネレータ)
8・2 医療現場で使用する標識化合物
8・2・1 標識方法(標識化合物の合成)
8・2・2 放射性医薬品の確認試験(純度測定の重要性)
8・3 放射能を測定することで行われる解析
8・3・1 インビトロ検査
8・3・2 希釈法
8・3・3 モデル解析
8・4 PETの化学
8・4・1 PETの特徴および臨床応用
8・4・2 ポジトロン放出核種の製造
8・4・3 標識化合物の合成
8・4・4 標識薬剤の品質管理および臨床応用
8・5 分子イメージング
8・5・1 分子イメージングとは
8・5・2 核医学診断機器を用いた分子イメージング
8・5・3 その他のイメージング機器を用いた分子イメージング
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演習問題解答
参考文献
索 引
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