内容紹介
最新応用事例まで盛り込んだ、人工知能の教科書
大学学部、情報系学科の専門課目「人工知能(概論)」の教科書です。探索、プラニング、推論等の人工知能研究に関する代表的なテーマについては基礎をしっかり解説しています。さらに、最近、研究の主流を占めている機械学習や遺伝的アルゴリズムについても基礎から応用に至る過程までを見据えた説明を行っています。
<本書は,2014年5月に解散した(株)昭晃堂より「情報系教科書シリーズ 人工知能の基礎」として発行されていた書目を,改訂版としてオーム社より発行するものです>
このような方におすすめ
人工知能に関心のある、情報科学・通信系学科の大学生(2~4年生)、大学院生
目次
主要目次
1章 人工知能とは
2章 問題解決
3章 探 索
4章 知識表現
5章 プラニング
6章 推 論
7章 機械学習
8章 分散人工知能と進化的計算
9章 エージェントと知的インタラクティブシステム
詳細目次
1章 人工知能とは
1.1 知能とは
1.1.1 知能の周辺
1.1.2 人間の知能と機械の知能
1.1.3 機械の知能は測れるか
1.2 人工知能の定義
1.3 人工知能の歴史
1.3.1 黎明期
1.3.2 AIの原点 --ダートマス会議--
1.3.3 AIの創成期
1.3.4 AI第一世代 --知能の時代--
1.3.5 AI第二世代 --知識の時代--
1.3.6 AIの発展期
1.3.7 AIブーム
1.3.8 AI第三世代 --エージェントの時代--
1.4 AIの研究対象
2章 問題解決
2.1 問題解決のプロセス
2.2 AIで対象とする問題
2.3 問題の定式化法
2.3.1 状態空間法
2.3.2 問題分割法
2.3.3 手段目標解析
3章 探 索
3.1 ブラインド探索
3.1.1 縦型探索
3.1.2 横型探索
3.1.3 縦型 vs 横型
3.1.4 反復深化探索
3.2 ヒューリスティック推論
3.2.1 山登り法
3.2.2 最良優先探索
3.2.3 A*アルゴリズム
3.2.4 実時間A*アルゴリズム
3.2.5 ヒューリティック関数の具体例
3.3 ゲーム木の探索
3.3.1 ミニ・マックス法
3.3.2 α-β法
3.3.3 ゲームプログラミングの現状
4章 知識表現
4.1 知識ベースシステム
4.1.1 問題解決と知識ベースシステム
4.1.2 知識と知識ベース
4.1.3 知識ベースシステムの特徴
4.2 知識処理の3フェーズ
4.3 知識の分類
4.3.1 専門知識と常識
4.3.2 宣言的知識と手続き的知識
4.3.3 経験的知識と理論的知識
4.3.4 ドメイン知識とタスク知識
4.3.5 完全な知識と不完全な知識
4.4 知識表現の概略
4.5 代表的な知識表現法
4.5.1 プロダクションルール
4.5.2 セマンティックネット
4.5.3 フレームシステム
4.5.4 論理
4.5.5 論理プログラミング
4.6 オントロジー
5章 プラニング
5.1 STRIPSプラニング
5.2 半順序プラニング
5.3 即応プラニング
5.3.1 即応プラニングの具体例
5.3.2 服属アークテクチャ
6章 推 論
6.1 演繹・帰納・アブダクション
6.2 常識推論
6.2.1 デフォルト論理
6.2.2 サーカムスクリプション
6.2.3 自己認識論理
6.2.4 閉世界仮説
6.3 仮説推論
6.4 類推
6.5 ベイジアンネットワーク
7章 機械学習
7.1 帰納学習
7.1.1 仮説空間における探索
7.1.2 バージョン空間法
7.1.3 バイアス
7.2 説明に基づく学習: EBL
7.3 決定木
7.4 強化学習
7.4.1 Q学習
7.4.2 バケツリレーと利益共有
7.5 事例に基づく学習
7.6 サポートベクターマシン
7.7 相関ルールの学習
7.8 クラスタリング
7.9 半教師あり学習
8章 分散人工知能と進化的計算
8.1 分散人工知能
8.1.1 黒板モデル
8.1.2 契約ネットプロトコル
8.2 進化的計算
8.2.1 遺伝的アルゴリズム
8.2.2 遺伝的プログラミング
8.2.3 進化的学習
8.2.4 対話的進化計算
9章 エージェントと知的インタラクティブシステム
9.1 知的エージェント
9.1.1 エージェントアーキテクチャ
9.1.2 インタフェースエージェント
9.1.3 ヒューマンエージェントインタラクション
9.2 知的インタラクティブシステム
9.2.1 制約付きクラスタリング
9.2.2 インタラクティブ機械学習
9.2.3 ユーザ適応システム
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