内容紹介
高圧需要家の受変電設備等の計画・設計から竣工検査までまとめて解説!!
高圧受電設備等の設計・施工に携わる方々のために、その設計・施工上の要点を把握して、基本的な技術データをまとめて、設計図や施工図作成の一助となるような実務書としてまとめたものです。
実際に高圧受電設備等の計画から設計をする場合には、「電気設備技術基準」、「電気設備技術基準の解釈」、「高圧受電設備規程」、「内線規程」、「JIS」等々を参考にして行うことになるが、これらの基準や規程、規格はそれぞれ独立したものであり、あれこれ参考にして設計・施工することになるが、本書はそれらの要点も含めて1冊ですむようにまとめて解説したものである。
このような方におすすめ
電気設備の設計・施工・保安に携わる電気技術者
目次
主要目次
第1章 高圧受電設備のプランニング
第2章 高圧受電設備の施設
第3章 高圧電線路等
第4章 高圧受電設備機器
第5章 接 地 工 事
第6章 電気設備の竣工検査
第7章 資 料 編
詳細目次
第1章 高圧受電設備のプランニング
1.1 プランニングのチェックポイント
1.2 高圧受電設備の基本計画フロー
1.3 負荷設備容量の算定
1.4 構内配電方式の決定
1.5 変圧器設備容量・構成の決定
1.6 進相コンデンサの決定
1.7 遮断容量の決定
1.8 過電流保護と保護協調
1.9 地絡保護と保護協調
1.10 絶縁協調と避雷器
1.11 契約電力と受電回路方式
1.12 高調波対策
1.13 騒音・振動対策
1.14 受電設備に設置する消火設備
1.15 低圧幹線設計の基礎と過電流遮断器
1.16 その他の留意事項
第2章 高圧受電設備の施設
2.1 高圧受電設備の引込形態
2.2 高圧引込線
2.3 受電用遮断装置の保護方式と設備容量制限
2.4 標準的な高圧受電設備
2.5 高圧受電設備の形態
2.6 受電設備の設置環境
2.7 アークを発生する機器の離隔距離
2.8 標識
2.9 消火設備
2.10 受電設備の高圧配線
2.11 屋内式高圧受電設備
2.12 屋内式高圧受電設備の施工例
2.13 地上式・屋上式高圧受電設備
2.14 柱上式高圧受電設備
2.15 キュービクル式高圧受電設備
2.16 回路の色別等
第3章 高圧電線路等
3.1 電線路の支持物等
3.2 高圧架空引込設備
3.3 高圧地中引込設備
3.4 高圧架空電線
3.5 架空絶縁電線による施設
3.6 高圧架空電線路の支線施設
3.7 高圧架空電線路の径間・高さの制限及び保安工事
3.8 高圧架空電線と建造物との接近
3.9 高圧屋側電線路
3.10 高圧屋上電線路
3.11 地中電線路の施設
3.12 埋設表示の方法・地中電線の被覆金属体の接地
3.13 地中電線と地中弱電流電線等又は管との接近又は交差
3.14 地中電線相互の接近又は交差
3.15 地上に施設する電線路
3.16 屋内に施設する電線路
第4章 高圧受電設備用機器
4.1 高圧ケーブル(CV・CVT)
4.2 端末処理
4.3 柱上気中開閉器(PAS)
4.4 高圧キャビネット
4.5 断路器(DS)
4.6 避雷器(LA)
4.7 計器用変圧器(VT)
4.8 変流器(CT)
4.9 零相変流器(ZCT)
4.10 遮断器(CB)
4.11 過電流継電器(OCR)
4.12 地絡継電器(GR)
4.13 高圧交流負荷開閉器(LBS)
4.14 高圧限流ヒューズ(PF)
4.15 高圧カットアウト(PC)等
4.16 変圧器(T)
4.17 高圧進相コンデンサ(SC)・直列リアクトル(SR)
4.18 低圧配線用遮断器(MCCB)
4.19 漏電遮断器(ELB)
4.20 電力需給用計器用変成器(VCT)
第5章 接 地 工 事
5.1 接地工事の種類等
5.2 A種接地工事と適用
5.3 B種接地工事と適用
5.4 C,D種接地工事と適用
5.5 機械器具の鉄台及び外箱の接地
5.6 接地極の施工
5.7 水道管などの接地極
5.8 共用・連接接地
5.9 避雷器・避雷針の接地
第6章 電気設備の竣工検査
6.1 安全管理審査制度と自主検査
6.2 外観検査
6.3 接地抵抗測定
6.4 絶縁抵抗測定
6.5 絶縁耐力試験
6.6 過電流保護継電器試験
6.7 地絡保護継電器試験
6.8 シーケンス試験
6.9 指示計器の校正試験
6.10 絶縁油の劣化判定
第7章 資 料 編
7.1 電線の許容電流等
7.2 高圧ケーブル端末処理
7.3 高圧受電設備等の主要機器と文字記号
7.4 デマンドコントローラ
7.5 絶縁監視装置
* 電気工作物の保安体制
* 電気事業法に基づく手続き例
* 制御器具番号
* PCBを含有した電気工作物に関する届出
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