内容紹介
枠廻り・水廻り詳細図、部位別ディテールまでを網羅した木造住宅詳細図集!
住宅設計では、全体の統一感をもたせつつ、些細なディテールをどのように積み重ねるかが大事になります。
本書は、木造住宅6軒分の使用図面をまるごと収録し、木製建具の納まりや開口部のつくり方、水廻りなど、設計者が日頃困っている納まりを一つ一つ取り上げ、「どのように考え、ディテールを決定しているか」について丁寧に解説しています。ぜんぶ原図だから、必ず使える・参考になる、長く手元に置いておきたくなる一冊です。
【本書の4つの強み】
1.木造住宅6軒分の使用図面をまるごと収録しました。
2.基本・実施設計からディテール・詳細図まで、「ここまで載せていいの?」と思うくらい網羅しています。
3.第2篇、第3篇では部位別にまとめ、検索性を考慮しています。
4.詳細図は1/5や1/15、1/30などで掲載。細かな寸法まで載せています。実際の空間に近い図面表現をめざしました。
このような方におすすめ
住宅設計者(設計事務所,工務店,住宅メーカー,ゼネコン・サブ今)や施工者、建築を学ぶ学生 など
目次
主要目次
第1篇 設計
第2篇 枠廻り詳細
玄関廻り
内部枠廻り
開口部廻り-木製
開口部廻り-サッシ
第3篇 水廻り詳細・その他
水廻り
台所廻り
階段廻り
外構・植栽
電気・照明
詳細目次
第1篇 設計
那須の家
溝口の家
鵠沼の家
幡ヶ谷の家
永山の家
町田の家
第2篇 枠廻り詳細
玄関廻り
自然に囲われた外部環境への誘い方
天井高と開口部の高さの変化で広がりを得る
土間に機能をもたせる
色の変化により奥行きをつける など
内部枠廻り
引戸で部屋の役割を変える
奥行きのある窓
一坪半に機能を納めて、奥行きをつける
垂れ壁と腰壁をつける
収納の深さを変えて、物を収める など
開口部廻り-木製
内庇を設けて、窓辺に居場所をつくる
木製建具を壁内に引き込む
ゆったり座れる開口部をつくる
開口部のプロポーションと障子の割付を調整する
光の溜まり場をつくる
FIX窓を併用して柱廻りをすっきりと見せる など
開口部廻り-サッシ
アルミサッシを空間に取り込む
障子を半分引き残して窓廻りに階層をつくる
第3篇 水廻り詳細・その他
水廻り
階層性のある水廻りのつくりかた
人の動きに合わせたスケール感
水廻り開口部のつくりかた
手を掛ける高さを揃える
使い分けできる動線を設計する など
台所廻り
大工造りのキッチン
重心の違いをなじませる
主動線の延長上に台所を配置する
使用勝手によって素材を変える
上下階で目地を合わせていく など
階段廻り
軽快につなぐ階段
階段の形状を変える
スキッププランの踏面・蹴上寸法はゆったりと
階段下を有効活用する
外構・植栽
外構を建築と一体的につくる
ディテールを積み重ねて、階層をつくる
高さを調整したシンプルな手摺
さまざまなレベルから見られる植栽計画
電気・照明
生活に合わせた照明の設計
光源の高さを調整する
照明で明暗の間をとる
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