内容紹介
基本が確実に学べる!水理学のスタンダード!
大学教科書として好評を博してきました『大学土木 水理学』の17年ぶりの改訂版。
河川法などの改正を踏まえて内容を全面的に見直し、教室と実務の距離を近づけるため実務に即した問題を充実させています。また新たな試みとして、近年の生物多様性の議論や応用生態工学の進展を背景に「生態水理学」という新たな章を設けました。こうした新分野を、一次元解析を得意とする水理学の様式と融合させ、植生の影響を理論的に論じた教科書は他に類を見ません。新たなスタンダードと呼ぶべき教科書としてパワーアップしました。
このような方におすすめ
土木技術を学ぶ大学生,高専生
目次
主要目次
第1章 序論
第2章 静水力学
第3章 質量の保存則とエネルギーの保存則
第4章 運動量の保存則
第5章 流れと抵抗
第6章 管水路の流れ
第7章 開水路の流れ
第8章 生態水理学
第9章 次元解析と相似則
詳細目次
第1章 序論
1.1 水理学の歴史
1.2 物理量と次元
1.3 水の性質とふるまい
演習問題
第2章 静水力学
2.1 静水圧
2.2 平面に働く静水圧
2.3 曲面に作用する静水圧
2.4 マノメータ
2.5 浮力
2.6 相対的静止
演習問題
第3章 質量の保存則とエネルギーの保存則
3.1 質量の保存則(連続の式)
3.2 エネルギーの保存則(ベルヌーイの定理)
演習問題
第4章 運動量の保存則
4.1 基礎原理
4.2 運動量保存則の応用
演習問題
第5章 流れと抵抗
5.1 境界層の概念
5.2 形状抵抗と表面抵抗
5.3 揚力
5.4 管内流の摩擦抵抗
演習問題
第6章 管水路の流れ
6.1 基礎方程式
6.2 摩擦損失係数
6.3 円管路の形状損失水頭
6.4 単線管水路の水理
6.5 サイホン
6.6 水車
6.7 ポンプ
6.8 分岐・合流管路
6.9 管路網
演習問題
第7章 開水路の流れ
7.1 開水路の流れの分類
7.2 比エネルギー、常流と射流
7.3 水面形の方程式
7.4 エネルギー損失を考慮した水面形の特徴
7.5 経験的な平均流速公式
演習問題
第8章 生態水理学
8.1 植生群落が形成されている水路の流れ
8.2 魚の遊泳能力
8.3 生物生息域の評価
演習問題
第9章 次元解析と相似則
9.1 次元解析
9.2 相似則
演習問題
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