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電設資材ガイドWEB版電気工事施行

【連載記事】電気通信工事の疑問はコニタンに聞いて!【第5回】





 
やあ、ボクはコニタン。ボクは、電気通信工事の黎明(れいめい)期から業務に携わってきた経験を買われて施工マニュアルの作成やメーカーと製品開発に取り組んだりしてきたんだ。そんな経緯もあって工事関係者からいろいろと相談を受けることが多いんだ。

最近では、電気通信工事の知識が電気工事でも必要になるケースもあるから大変だよね。
きっと、みんなも「電気通信工事は難しい」と思うことがあるんじゃないかな。そんなときは、ボクに聞いてみてよ。
みんなから質問が来るまでは、ボクがこれまでに質問が受けた「質問あるある」のなかから回答していこうかな。

                        全国情報配線施工技能士会 理事 小西 治彦(コニタン)





Q:融着接続に使用する熱収縮保護スリーブは、海外製でも大丈夫?
A:やはり日本製で融着接続機を製造しているメーカーがいいと思うよ。

光ファイバの接続には、融着接続機を使用した永久接続という方法があるんだ。光ファイバは融着接続後にガラスによる補強が大事なんだ。その理由は光ファイバが引っ張りには強いけど曲げにはすぐに破断してしまう弱点があるからなんだ。対策としては熱収縮保護スリーブを使うのが一般的なんだ。

熱収縮保護スリーブの価格はピンキリだね。
以前、海外製を試しに購入したら紙の箱の中に、そのまま入っていてびっくり。ビニール袋も乾燥剤も入っていないんだよ!熱収縮保護スリーブ内にホコリやゴミが付着している危険もあるので現場では使えないと思ったよ。

一方、ある国内メーカーに聞いたら熱収縮保護スリーブは、クリーンルームなどで梱包していると聞いたことがあるよ。日本製の多くは個別包装かつ乾燥剤入りなので万全だと思うよ。
熱収縮保護スリーブの型番も表記しているので安心して使用できる印象があるね。

また、融着接続機の設定に熱収縮保護スリーブの型番を選択できる製品が多いんだよ。だから、あまり聞いたことのないメーカーの熱収縮保護スリーブを使うとうまく収縮できないことや、やり直しなどが発生することもあるんだ。

現場での話になるけど国内メーカーの熱収縮保護スリーブを使用していたものの融着接続機のメーカーと異なることを作業員に指摘したことがあるんだ。熱収縮保護スリーブの設定もわかっていないし、熱収縮保護スリーブの収縮状態の良し悪しもわかっていないんだ。みんなは、そんなことないように、作業前にもったいないけど1本テストして確認してほしいな。

どう?わかったかな。
みんなも、わからないことがあったらボクに聞いてみてよ


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「電気通信工事の疑問はコニタンに聞いて!」まで
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