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【新刊】『プログラミングElixir』8/19発売

編集局ブログ (2016/08/19)

達人プログラマーからElixirを学ぶ

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Dave Thomas 著/笹田耕一・鳥井 雪 共訳


ISBN:978-4-274-21915-3
定価(本体2,800円+税)
A5判/344頁

本書は、プログラミング言語Elixirを解説した Dave Thomas, Programming Elixir 1.2 の日本語版です。

Elixirは、Rubyライクな文法を持ち、ErlangのVM(BEAM)上で動作する 関数プログラミング言語です。俗に「RubyのとっつきやすさとErlangの パワーを兼ね備えた言語」などと言われます。

2012年にJosé Valim氏によって生み出された比較的若い言語ですが、急速に人気が上昇し、2014年からはユーザカンファレンスElixirConfが毎年開催され、今年は500人近くが登録するほどになっています。 日本でも、東京でtokyo.ex(beam-lang.tokyo参照)や、北海道でSapporo.beam(サッポロビーム)などのイベントが開催されています。

原著者のDave Thomas氏は、ベテランプログラマであり、 アジャイルソフトウェア開発宣言 の共著者、技術書出版社 Pragmatic Bookshelf の創業者として知られています。同時に、 Programming Ruby (『プログラミングRuby』)や The Pragmatic Programmer (『達人プログラマー』)をはじめとする数々の定番書の著者でもあり、その説明のたくみさには定評があります。 同氏にとってElixirは、Ruby以来久しぶりにほれ込んだ言語で、それで解説書を執筆するに至ったのだそうです。

日本語への翻訳は、Rubyのコア開発者として知られ、『アンダースタンディング コンピュテーション』を監訳された笹田耕一氏と、 Rubyプログラマであり 『ルビィのぼうけん』 を訳された鳥井雪氏にお願いしました。 加えて、ElixirやErlangをはじめとするプログラミング言語に造詣の深い方々に、翻訳草稿段階でのレビューをしていただきました。

本書は、Elixirの勘所を厳選したうえで丁寧に解説するという方針で 書かれています。 300ページ超と決して薄くはない本ですが、最小限のボリュームでElixirの 要所を知るために最適な構成となっています。


本書の詳細目次は 小社公式サイトの本書のページ でご覧いただけます。

冒頭部分は、オーム社eBook Storeの本書のページにある サンプルファイルのリンクからご覧いただけます。

また、Elixirを深く理解するには、Erlangの知識が大いに役に立つ ことと思います。 そのようなときは、併せて次のErlang解説書もご覧ください。


非公式ではありますが、本書のサポートページが次の場所に設けられています。

正誤情報を読者のみなさんと共有したり、発行後の追加情報などがあれば掲載していければと考えています。


本書の発行にご協力いただいたみなさまに感謝します。

現在手に入るElixirの日本語による解説書として、本書が最良の選択肢の 一つとなること、そして読者のみなさまのお役に立つことを願っています。

(森田)

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