絶縁監視装置とは, 変圧器のB種接地線に取り付けたZCTで低圧電路の漏電を常時監視し, 漏電が設定値を超えた際に警報を通報する装置である. 絶縁監視装置を設置することで高い安全性を確保できるほか, 主任技術者による月次点検を毎月1回から隔月1回にできることも大きなメリットである. LS-7SシリーズはNTTドコモ 4G LTEモジュールを搭載した絶縁監視装置で, 警報をメールで通報することができる. 「漏電」「停電」「温度」「接点」「電池交換」「定期通報」「テスト通報」など豊富な通報機能を備えており, 漏電4回路, 温度/接点4回路の計8回路の常時監視が可能である.
■ LS-7S シリーズ共通の特徴
•サーバ使用料を大幅に削減
マルチ計測器がサーバを用意することでサーバ使用料の大幅削減を実現.
•通報メールが無料
サーバ使用料にメール料金も含まれており, どんなに使用しても追加料金は発生しない.
•遠隔での設定が可能
パソコン・スマートフォンで設定変更ができるため設置場所に行く必要がない.
•現在値の確認が可能
各項目の現在値を「いつ」「どこにいても」確認できる機能を追加.
•「MULTI Measure & Trace」で簡単設定
設定用ソフトウェアが不要, 設定サイト「MULTI Measure & Trace」で簡単に設定できる.
通報時の測定値をサーバに保存し通報履歴を確認できるほか, トレンドグラフの表示やCSV出力も可能.
■ LS-7SIRV の特徴
マルチ計測器独自のIor測定方法で, 監視装置の電源から測定回路の電圧位相を取得することができる. 従来のIor方式の絶縁監視装置では電圧位相を取り込むためのケーブルやユニットが別途必要であったが, LS-7SIRVは手間をかけずに設置することができる.