内容紹介
UXを事業戦略の骨格として取り入れる「UX戦略」を解説!
ユーザーは高機能や高性能な単体のプロダクトではなく、そのプロダクトを利用することによって得られる「体験」を求めています。このため、ユーザーに提供すべきものや体験そのものを組織の事業戦略の骨格として取り入れていく「UX戦略」の重要性が高まってきています。本書では「UX戦略」とは何かというところから、ビジネスにどう活かすか、競合製品の分析や評価をどう行うかについて、著者の豊富な経験を元に実例を使って解説します。
このような方におすすめ
エンジニアを中心として、UXデザイナー、UXに興味のあるエンジニア/プログラマビジネスマン含む、企業の経営者、スタートアップ企業のメンバーやチームで働く人、企業内で UXを浸透させようと尽力している人
目次
詳細目次
日本語版まえがき
序文
はじめに
1章 UX戦略とは何か
1.1 UX戦略についての誤解
1.1.1 誤解1:UX戦略とは「北極星」を見つけることだ
1.1.2 誤解2:UX戦略はUXをデザインするための「戦略的な方法」だ
1.1.3 誤解3:UX戦略はただの製品戦略だ
1.1.4 誤解4:UX戦略はブランド戦略と密接につながっている
1.2 それではUX戦略とは一体何なのか
1.3 UX戦略が重要なのはなぜか
2章 UX戦略の4つの基本要素
2.1 UX戦略のフレームワークをどのようにして発見したか
ここで学んだこと
2.2 基本要素1:ビジネス戦略
2.3 基本要素2:価値の革新
2.4 基本要素3:検証のためのユーザー調査
2.5 基本要素4:革新的UXデザイン
UX戦略ではないものトップ10
2.6 まとめ
3章 バリュープロポジションの検証
3.1 大作映画級のバリュープロポジション
ここで学んだこと
3.2 バリュープロポジションとは何か
3.2.1 空想の世界の中にいるのが嫌なら
3.3 まとめ
4章 競合調査
4.1 教訓を手痛い形で学ぶ
ここで学んだこと
4.2 競合分析表の使い方
4.3 競合の意味を理解する
4.3.1 競合のタイプ
4.3.2 競合を見つけて競合一覧を書くための方法
すぐに使えるヒント
4.3.3 表へのデータ記入
なぜそこまで隠密に行動するのか?
UXに対象を絞り込んだ市場調査
4.4 まとめ
5章 競合分析
5.1 大作映画級のバリュープロポジション:第2部
ここで学んだこと
5.2 分析とは何か
5.2.1 競合分析と市場機会のための4つのステップ
プレゼンテーションと持ち帰り資料
5.3 まとめ
6章 バリューイノベーションのストーリーボードへの展開
6.1 実際にはタイミングがすべて
ここで学んだこと
6.2 バリューイノベーションを発見するためのテクニック
6.2.1 キーとなる体験の見極め
6.2.2UX インフルエンサーの利用
6.2.3 機能比較
個人における破壊的イノベーション
6.2.4 バリューイノベーションのストーリーボードへの展開
6.3 ビジネスモデルとバリューイノベーション(価値創造)
6.4 まとめ
7章 実験用プロトタイプの作成
7.1 全力を尽くすこと
ここで学んだこと
7.2 私が実験中毒になったいきさつ
オズの魔法使いになる(Wizard of OZing It)
7.3 プロトタイプを使ったPMF(プロダクト/マーケットフィット)の検証
7.3.13 ステップでデザインするソリューションプロトタイプ
インタラクティブなプロトタイプのための優れたツール(プロトタイプを作る場合におすすめ)
7.3.2 ソリューションプロトタイプの現実性のチェック:ユーザー体験とビジネスモデルはなぜ密接に連携していなければならないのか
7.4 まとめ
8章 ゲリラユーザー調査の実施
8.1 ゲリラユーザー調査:シルバーレイクカフェ作戦
ここで学んだこと
8.2 ユーザー調査とゲリラユーザー調査
ゲリラ戦:ファナ・ガラン
8.2.1 ゲリラユーザー調査の主要 3段階
8.2.2 計画段階(1週間から2週間)
録音装置を使わない理由
8.2.3 インタビュー当日(1日間)
8.2.4 分析作業(2時間から4時間)
8.3 まとめ
9章 顧客獲得のためのデザイン
9.1 グロースハッカーを育てる
ここで学んだこと
9.2 ファネルマトリックスツールの使い方
9.2.1 なぜ表を使いマップではないのか
9.2.2 ファネルマトリックスを使いこなす
9.2.3 縦軸
9.2.4 横軸
UXのための解析ツール
9.3 ランディングページを使った潜在的顧客の段階の実験
9.3.1 事例1:バリュープロポジションの修正が必要なとき
9.3.2 事例2:リード獲得のためのバリュープロポジションが必要なとき
9.3.3 ランディングページ実験のやり方
9.4 まとめ
10章 UX戦略家たち
10.1 ホリー・ノース(Holly North)
10.2 ピーター・マーホールズ(Peter Merholz)
10.3 ミラーナ・ソボリ(Milana Sobol)
10.4 ジェフ・カッツ(Geoff Katz)
11章 結び目をほどく
学ぶべきこと
索引
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