内容紹介
複雑で巨大なデータを視覚化し、物事の真相と新しい解釈を表現する!
ビジュアライゼーションについてのエッセイ集。ビジュアライゼーションは情報のグラフィカルな提示であり、その描写は複雑な情報を一目で明らかにしてくれます。地下鉄の路線図がよい例です。情報をグラフィカルなイメージに変換することで、ただ単に美しいだけでなく、物事の真相と新しい解釈を効果的に生み出す細部の積み重なりを表現できます。本書では学者や技術者、芸術家、分析の専門家など異なる立場でそれぞれのプロジェクトに取り組むその道のプロによるさまざまなビジュアライゼーション手法やツールを紹介します。日本語版オリジナルの巻末付録を2本収録。情報通信研究機構の井上大介氏と衛藤将史氏には、サイバー攻撃をリアルタイムに視覚化するインシデント分析センター「nicter」と実ネットワークトラフィック視覚化システム「NIRVANA」について寄稿していただきました。監訳者の増井俊之氏には、Edward Tufte氏が近年取り組んでいる視覚化手法「Sparkline」について寄稿していただきました。
このような方におすすめ
・情報伝達手段としてのビジュアルアートやビジュアルデザインに興味がある人
・その他、情報を収集し、その情報に隠された真実を知りたいと思うすべての人