内容紹介
Perlのバイブル、「らくだ本」の待望の第3版。ついに出来!
本書は10年以上も「らくだ本」として親しまれている、唯一といっていい包括的なPerl解説書である。改良、拡張を続けるPerlの言語仕様を網羅し、Perlの開発者のみに語ることの許されるPerl文化の原典ともいえる本書は、あらゆるPerlプログラマから絶対の信頼を得ている。今回の改訂では、その圧倒的な情報量から分冊を余儀なくされた。上巻は、Perlの言語仕様と新機能を含む様々な技術情報、そしてPerl文化をまとめた公式プログラミングガイドとなる。
目次
詳細目次
原著者のことば
訳者まえがき
はじめに
I部 概説
1章 Perl概説
1.1 さあ始めよう
1.2 自然言語と人工言語
1.3 平均点を求めるプログラム
1.4 ファイルハンドル
1.5 演算子
1.6 制御構造
1.7 正規表現
1.8 リスト処理
1.9 世の中知らないことがあってもへっちゃらさ
II部 Perlの真相
2章 基本構成要素
2.1 原子
2.2 分子
2.3 組み込みデータ型
2.4 変数
2.5 名前
2.6 スカラー値
2.7 コンテキスト
2.8 リスト値と配列
2.9 ハッシュ
2.10 型グロブとファイルハンドル
2.11 入力演算子
3章 単項演算子と二項演算子
3.1 項とリスト演算子(左側)
3.2 矢印演算子
3.3 オートインクリメント演算子とオートデクリメント演算子
3.4 指数演算子
3.5 記号の単項演算子
3.6 パターン結合演算子
3.7 乗法演算子
3.8 加法演算子
3.9 シフト演算子
3.10 名前付き単項演算子とファイルテスト演算子
3.11 関係演算子
3.12 等値演算子
3.13 ビット演算子
3.14 C風の論理演算子(短絡演算子)
3.15 範囲演算子
3.16 条件演算子
3.17 代入演算子
3.18 コンマ演算子
3.19 リスト演算子(右側)
3.20 論理and、or、not、xor
3.21 Cの演算子のうちPerlにはないもの
4章 文と宣言
4.1 単純文
4.2 複合文
4.3 if文とunless文
4.4 ループ文
4.5 裸のブロック
4.6 goto
4.7 グローバル宣言
4.8 スコープ付き宣言
4.9 プラグマ
5章 正規表現
5.1 正規表現の動物図鑑
5.2 パターンマッチ演算子
5.3 メタキャラクタとメタシンボル
5.4 文字クラス
5.5 量指定子
5.6 位置
5.7 キャプチャとクラスタ化
5.8 選択肢
5.9 パターンマッチを制御する
5.10 上級者向けパターン
6章 サブルーチン
6.1 構文
6.2 セマンティクス
6.3 リファレンスを渡す
6.4 プロトタイプ
6.5 サブルーチンの属性
7章 フォーマット
7.1 フォーマット変数
7.2 フッタ
8章 リファレンス
8.1 リファレンスとは何か?
8.2 リファレンスを生成する
8.3 ハードリファレンスを使う
8.4 シンボリックリファレンス
8.5 ブレース、ブラケット、クォート
9章 データ構造
9.1 配列の配列
9.2 配列のハッシュ
9.3 ハッシュの配列
9.4 ハッシュのハッシュ
9.5 関数のハッシュ
9.6 より複雑なレコード
9.7 データ構造を保存する
10章 パッケージ
10.1 シンボルテーブル
10.2 オートロード
11章 モジュール
11.1 モジュールを使う
11.2 モジュールを作成する
11.3 組み込み関数をオーバーライドする
12章 オブジェクト
12.1 オブジェクト指向用語のおさらい
12.2 Perlのオブジェクトシステム
12.3 メソッドの起動
12.4 オブジェクトの生成
12.5 クラスの継承
12.6 インスタンスデストラクタ
12.7 インスタンスデータの管理
12.8 クラスデータの管理
12.9 まとめ
13章 オーバーロード
13.1 overloadプラグマ
13.2 オーバーロードハンドラ
13.3 オーバーロード可能な演算子
13.4 コピーコンストラクタ(=)
13.5 オーバーロードハンドラが見つからない場合(nomethodとfallback)
13.6 定数をオーバーロードする
13.7 パブリックなオーバーロード関数
13.8 継承とオーバーロード
13.9 実行時のオーバーロード
13.10 オーバーロードの診断メッセージ
14章 タイ変数
14.1 スカラーのタイ変数
14.2 配列のタイ変数
14.3 ハッシュのタイ変数
14.4 タイファイルハンドル
14.5 untieの絶妙な落とし穴
14.6 CPANから入手できるタイモジュール
III部 テクノロジーとしてのPerl
15章 Unicode
15.1 文字を組み立てる
15.2 文字ベースによる解釈の効果
15.3 作業中につき注意
16章 プロセス間通信
16.1 シグナル
16.2 ファイル
16.3 パイプ
16.4 System V IPC
16.5 ソケット
17章 スレッド
17.1 プロセスモデル
17.2 スレッドモデル
18章 コンパイル
18.1 Perlプログラムのライフサイクル
18.2 コードをコンパイルする
18.3 コードを実行する
18.4 コンパイラバックエンド
18.5 コードジェネレータ
18.6 アバンギャルドなコンパイラ、レトロなインタープリタ
19章 コマンドラインインターフェース
19.1 コマンド処理
19.2 環境変数
20章 Perlデバッガ
20.1 デバッガを使う
20.2 デバッガコマンド
20.3 デバッガのカスタマイズ
20.4 デバッガの無人運転
20.5 デバッガサポート
20.6 Perlプロファイラ
21章 内部と外部
21.1 Perlの動作
21.2 内部データ型
21.3 Perlを拡張する(PerlからCを使う)
21.4 Perlを組み込む(CからPerlを利用する)
21.5 物語の教訓
索 引
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