内容紹介
「メディア」と「表現」の現在がわかる次の時代の教科書シリーズ
本書は、映像・表現に欠かせない情報メディアについて、その成り立ちから、歴史を築いた人物・技術が与えた社会的影響を解説する。巻末には、アーティストであれば参照したい作品解説・書籍紹介掲載。
このような方におすすめ
情報メディア&表現系を学ぶ方(アーティスト、学生)
目次
主要目次
口絵 情報メディア史
第1章 情報メディアとは何か 伊藤俊治
第2章 情報メディアの誕生 港千尋
第3章 文字と印刷 港千尋
第4章 写真と光学の時代 伊藤俊治
第5章 映画・時間・運動 伊藤俊治
第6章 無線・通信・電話 野々村文宏
第7章 音響情報とメディア 有馬純寿
第8章 テレビと世界コミュニケーション 野々村文宏
第9章 コンピュータ・グラフィックスからVRへ 野々村文宏
第10章 デジタル・レボリューション 野々村文宏
情報メディア学を深めるための必読書
索引
詳細目次
口絵 情報メディア史
はじめに 3
第1章 情報メディアとは何か 伊藤俊治
1 情報メディアの特性
2 コミュニケーションと情報メディア
3 メディア技術と社会革命
4 テレスフィアの視点
5 情報メディアの再定義
第2章 情報メディアの誕生 港千尋
1 生命と記憶
2 身ぶりと記号
3 イメージの誕生
4 速度と権力
5 無線・電波・群衆
第3章 文字と印刷 港千尋
1 文字の生命
2 書物の誕生
3 複製技術の社会
4 グラフィック・デザインのはじまり
5 複製の文明へ
第4章 写真と光学の時代 伊藤俊治
1 カメラ・オブスキュラから写真へ
2 パノラマとジオラマ
3 ニエプスとダゲール、写真の誕生
4 ステレオスコープと新次元
5 写真と複製環境の拡大
第5章 映画・時間・運動 伊藤俊治
1 映像メディアの再考
2 映画前史
3 映画の誕生
4 リュミエールとメリエス
5 知覚と映画
第6章 無線・通信・電話 野々村文宏
1 「電信」「電話」以前の通信
2 「電信」「電話」の登場
3 人間機械論/機械人間論
4 地球を覆いはじめた通信網
5 通信衛星網と距離の消失
第7章 音響情報とメディア 有馬純寿
1 楽譜と楽器
2 音声記録メディアの登場
3 音によるマス・メディアの時代
4 テープメディアと編集
5 デジタル音響の時代
第8章 テレビと世界コミュニケーション 野々村文宏
1 テレビの誕生
2 テレビジョンのメディア産業としての台頭
3 地球を覆いはじめたテレビ報道ネットワーク
4 オルタナティヴ・テレビジョン
5 テレビの未来 テレビの社会学
第9章 コンピュータ・グラフィックスからVRへ 野々村文宏
1 第二次世界大戦後、冷戦下のアメリカからはじまる
2 最初のコンピュータ・グラフィックスが誕生するまで
3 歴史の転換 マッキントッシュとインターネット
4 VRとコンピュータ・ゲーム
5 ハイパーテキスト、WEBと新たな公共圏
第10章 デジタル・レボリューション 野々村文宏
1 地球規模の計算連続体へ向けて
2 写真は消滅するか? テクノ画像の問題
3 「未来の映画」を考える難しさ
4 新たな公共圏について考える
5 デジタル社会の「空間」と「身体」
情報メディア学を深めるための必読書
索引
続きを見る