内容紹介
コンピュータシミュレーションを通して、あなた好みの鉄道ダイヤがつくれる!
ダイヤを自作してみたい鉄道ファン、ダイヤの設計・検討を行う鉄道事業者の方に向けた、鉄道ダイヤ作成・評価の手引書です。鉄道ダイヤのつくられ方の解説はもちろん、著者作成のプログラムを使って、鉄道ダイヤの構築、実際の旅客流動のシミュレーションなどを行えるようになる本です。
【本書のサポートサイト】
本書に掲載されているプログラム類は下記サイトよりダウンロードできます。
このような方におすすめ
〇スジ(ダイヤ)に関心のある鉄道ファン・マニア
〇ダイヤ作成・管理にかかわる仕事に携わる鉄道事業者
目次
主要目次
第1章 列車ダイヤ評価の理論
第2章 シミュレーションの準備
第3章 旅客行動シミュレーションはどう働くか
第4章 列車ダイヤ評価の実際
詳細目次
はじめに
第1章 列車ダイヤ評価の理論
1-1 列車ダイヤとその必要性
1-2 よい列車ダイヤとは?
1-2-1 よい鉄道サービスとは?
1-2-2 列車ダイヤは鉄道サービスの「よさ」に影響を与える
1-2-3 列車ダイヤと所要時間
1-2-4 列車ダイヤと混雑
1-2-5 列車ダイヤと運営コスト
1-3 列車ダイヤの評価方法
1-3-1 最適化と評価量
1-3-2 列車ダイヤ評価の基本的評価量
1-3-3 トレインアワー・カーアワー
1-3-4 総旅行時間,総損失時間
1-3-5 実効混雑度
1-4 旅客流動シミュレーションの方法
1-5 シミュレーションとモデル
第2章 シミュレーションの準備
2-1 「すうじっく」の概要
2-1-1 歴史
2-1-2 PascalとC++
2-1-3 Ruby による入力支援ツール
2-2 必要なソフトウェアのインストール
2-2-1 Rubyインタプリタのインストール
2-2-2 Ruby gettextパッケージおよびRuby/Tkパッケージのインストール
2-2-3 「すうじっく」のインストール
2-2-4 テスト
2-3 さっそく動かしてみる
2-3-1 シミュレーション条件
2-3-2 はじめの一歩
2-3-3 車両形式データの入力
2-3-4 速度種別データの入力
2-3-5 駅データの入力
2-3-6 路線データの入力
2-3-7 スケジュールセットデータの入力
2-3-8 列車データの入力
2-3-9 編成データの入力
2-3-10 旅客行動モデルデータ・旅客出現モデルデータの入力
2-3-11 評価用データの入力
2-3-12 シミュレーションしてみましょう
第3章 旅客行動シミュレーションはどう働くか
3-1 シミュレーションの出力の詳細
3-1-1 「トップ」および「OD」シート
3-1-2 「主要評価量」シート:全般的評価量
3-1-3 「主要評価量」シート:トレインアワー・カーアワー
3-1-4 「路線混雑」シート・「列車混雑」シート・「混雑上位」シート
3-1-5 これ以外のシート
3-2 シミュレーションを検証する
3-2-1 結果の吟味
3-2-2 需要や列車周期を変更してみる
3-2-3 各駅停車列車を複数入れてみる
3-2-4 旅客行動モデルを変更してみる
3-3 急行列車を含むシミュレーション
3-4 実路線シミュレーションにおけるデータのつくりかた
第4章 列車ダイヤ評価の実際
4-1 東京メトロ東西線
4-1-1 基本:停車1回で1分遅くなる/停車列車相互の間隔は最短2分
4-1-2 朝ラッシュ時,快速列車の運転をやめる
4-2 東急田園都市線
4-3 京王井の頭線
4-4 京浜急行線
4-5 JR東日本中央線: 超高頻度ダイヤの評価
4-5-1 現状
4-5-2 地域分離ダイヤ
4-5-3 中央線への地域分離ダイヤの適用
続きを見る