内容紹介
GQM+Strategies(目標・質問・メトリクス+戦略)アプローチ
本書で解説するGQM+Strategies(目標・質問・メトリクス+戦略)アプローチは、目標に沿って測ることを決めるという意識的・無意識的に広く用いられているGQM(目標・質問・メトリクス)法を拡張し、残念なITシステムを作らないようにするためのものである。具体的には、測定を通じて目標を定量管理する中で、組織のあらゆる箇所や階層において目標とITシステム化に代表される戦略を整合させ、改善させ続けることを可能とする。
本書執筆にあたっては、ドイツIESE研究所(実験的ソフトウェア工学研究所)ならびに日本国内における豊富な実践適用を経た結果を反映させており、経営者や投資(特にIT投資)を検討する立場の方から、戦略(特にITシステム)の企画立案や運用に携わる方まで、幅広く役立つものとなっている。
目次
主要目次
第1章 まず理解しておくこと
第1部 GQQM+Strategiesアプローチ
第2章 GQM+Strategiesのポイント
第3章 フェーズ0:初期化
第4章 フェーズ1:環境の特性化
第5章 フェーズ2:目標と戦略の設定
第6章 フェーズ3:実行計画の策定
第7章 フェーズ4:計画の実行
第8章 フェーズ5:成果の分析
第9章 フェーズ6:結果のまとめ
第2部 業界への適用と他の手法との関係
第10章 各社の適用例
第11章 他のアプローチとの関係
第12章 まとめと今後に向けた見解
付録A GQM+Strategiesプロセスチェックリスト
付録B GQM+Strategies評価アンケート