内容紹介
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センターの成果
さまざまなシステムが氾濫するなか、特に組込みシステムに注目し、その安全性や信頼性を確保・向上していくことを目標に、基本的な考え方や所作を整理した。IPA SECの連携のもので組織した機能安全準備部会メンバが中心になって執筆。
このような方におすすめ
ソフトウェアを開発する企業のリーダ、マネージャ
目次
主要目次
第1章 組込みシステムの安全性
第2章 ソフトウェアの事故事例
第3章 安全のための開発プロセス
第4章 ハザードリスク分析
第5章 安全のためのシステム設計
第6章 機能安全を実現する実装技術
第7章 高度な機能安全の実現に向けた技術
付録 機能安全と国際規格IEC61508
詳細目次
第1章 組込みシステムの安全性
1.1 システムの信頼性と安全性
1.2 ランダム故障と決定論的原因故障
1.3 安全度水準
第2章 ソフトウェアの事故事例
事例-1 ユーザビリティへの対応:ソフトウェア対応が追いつかず
~「テラック25」放射線照射装置の事故~
事例-2 不特定ユーザーへの配慮:コンテキストの想定ミス
~都内ビルの回転ドアでの死亡事故~
事例-3 システム動作環境への対応:リアクティブ性に起因する誤動作
~東海道新幹線ATCのプログラムミス~
事例-4 システム動作へのタイミング対応:リアルタイム性に起因する誤動作
~エレベータでの死亡事故~
第3章 安全のための開発プロセス
3.1 ソフトウェア開発プロセスと機能安全
3.2 機能安全を実現する開発プロセス上の仕組み
3.3 組込ソフトウェアの開発プロセス
第4章 ハザードリスク回避
4.1 ハザードの考え方と対処法
4.2 ハザード解析手法
4.3 システム障害の解析手法
第5章 安全のためのシステム設計
5.1 組込みソフトウェアの設計手法
5.2 システムの見える化
5.3 機能安全を実現するシステム方式
第6章 機能安全を実現する実装技術
6.1 設計資産の再活用
6.2 ソースコードの標準化
第7章 高度な機能安全の実現に向けた技術
7.1 システムの確かさの確認
7.2 システム検証
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