内容紹介
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センターの成果
本ガイドラインは、既刊「ITユーザとベンダのための定量的見積りの勧め」書の、特にソフトウェア開発の見積りに焦点を当て、具体的な方法およびノウハウを紹介するものです。構成は大きく二つに分かれており、第1部が「総論」、第2部が「見積り手法の事例集」となっています。貴重なデータも多く、業界関係者必読の書です。
目次
主要目次
●第1部 総論●
第1章 合意できる見積りとは
第2章 見積り能力の向上
第3章 見積り手法の一般的事項と今後の課題
●第2部 見積り手法の事例集●
第1章 事例集の活用方
第2章 野村総合研究所手法
第3章 TIS手法
第4章 日立システムアンドサービス手法
第5章 日立製作所手法
第6章 ファンクションスケール法(富士通)
第7章 日本ユニシス手法
第8章 日本IBM手法
第9章 ジャステック手法
●SECでの見積り手法に関する実証実験●
第1章 CoBRA法
第2章 EASE協調フィルタリング法
用語解説
参考文献
詳細目次
はじめに
●第1部 総論●
第1章 合意できる見積りとは
1.1 見積りの実情と課題
1.1.1 要求・要件があいまいな状況での見積り
1.1.2 ユーザとベンダとの間の納得感の欠如
1.2 見積りにかかわるリスク
1.2.1 見積り時期とリスク
1.2.2 プロジェクトの特性による見積りへの影響要因
1.3 妥当な見積り
1.3.1 見積りのスコープの共有
1.3.2 見積りの手順
1.3.3 規模見積り
コラム SECデータベースを使った推定例
1.3.4 工数・コスト見積り
コラム 規模と工数・コストの関係
コラム ベースライン設定時の注意事項
1.3.5 工期見積り
コラム 工数と工期の関係のモデル
1.4 妥当な契約
1.4.1 契約金額交渉
1.4.2 契約によるリスク解消の糸口
コラム 契約形態の考え方
第2章 見積り能力の向上
2.1 見積りの重要性
2.2 見積り活動
2.2.1 見積りとプロジェクトマネジメント
2.2.2 見積り活動のサイクル
2.2.3 見積り手順の確立
2.2.4 見積りの実践
2.2.5 計画と実績の差異分析
2.2.6 差異分析結果のフィードバック
2.2.7 共通要因に基づくプロセス改善
2.3 見積り活動に関する組織成熟度
2.3.1 見積り成熟度の考え方
2.3.2 見積り成熟度の概要
2.3.3 見積り成熟度向上における組織サポートの重要性
2.4 組織の状況に応じた見積り活動
2.4.1 ステップアップの考え方
2.4.2 EML1からEML2へのステップアップ
2.4.3 EML2からEML3へのステップアップ
2.4.4 EML3からEML4へのステップアップ
2.4.5 EML4からEML5へのステップアップ
第3章 見積り手法の一般的事項と今後の課題
3.1 見積り手法の一般的事項
3.1.1 ファンクションポイントについて
3.1.2 COCOMO法について
3.2 見積り手法の今後の課題
3.2.1 ライフサイクルコストの見積りについて
3.2.2 アジャイル的開発の見積りについて
3.2.3 「見える化」と見積り活動の関係
●第2部 見積り手法の事例集●
第1章 事例集の活用方
第2章 野村総合研究所手法
2.1 取り組みの背景
2.2 見積り方法
2.3 見積り方法の前提条件
2.4 精度向上のための活動
2.5 実施実績
2.6 当該見積り方法の優位点と課題
第3章 TIS手法
3.1 取り組みの背景
3.2 見積り方法(モデル)
3.3 見積りモデルを支えるための社内活動
3.4 見積りモデルの有効性
3.5 当該見積り方法の優位点と課題
第4章 日立システムアンドサービス手法
4.1 取り組みの背景
4.2 見積り方法
4.3 見積り方法の前提条件
4.4 精度向上のための活動
4.5 実施実績
4.6 当該見積り方法の優位点と課題
第5章 日立製作所手法
5.1 取り組みの背景
5.2 見積り方法(モデル)
5.3 見積り方法の前提条件
5.4 精度向上のための活動
5.5 実施実績
5.6 当該見積り方法の優位点と課題
第6章 ファンクションスケール法(富士通)
6.1 取り組みの背景
6.2 見積り方法(モデル)
6.3 見積り方法の前提条件
6.4 精度向上のための活動
6.5 実施実績
6.6 当該見積り方法の優位点と課題
第7章 日本ユニシス手法
7.1 取り組みの背景
7.2 見積り方法(モデル)
7.3 見積り方法の前提条件
7.4 精度向上のための活動
7.5 実施実績
7.6 COCOMO II使用の優位点と課題
第8章 日本IBM手法
8.1 取り組みの背景
8.2 見積り方法
8.3 見積りツール
8.4 体制・役割分担
8.5 実施実績
8.6 当該見積り方法の優位点と課題
第9章 ジャステック手法
9.1 取り組みの背景
9.2 独自の生産管理に基づく見積りモデル
9.3 見積り方法の前提条件
9.4 プロジェクト実績の蓄積と活用
9.5 実施実績
9.6 当該見積りモデルの優位点と課題
●SECでの見積り手法に関する実証実験●
第1章 CoBRA法
1.1 手法の背景
1.2 見積りモデル構築方法
1.3 見積り方法の前提条件
1.4 精度向上のための活動
1.5 実施実績
1.6 当該方法の優位点と課題
第2章 EASE協調フィルタリング法
2.1 手法の背景
2.2 方法
2.3 適用範囲(前提条件)
2.4 実績
2.5 当該見積り方法の優位点と課題
用語解説
参考文献
索引
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