内容紹介
「新AI理論」に基づいた完全自律型人工生命体を目指す
人工知能およびロボット研究の源流がわかる書籍。著者 Rodney Allen Brooksは、MITのコンピュータ科学・人工知能研究所の所長であり、最近の人工知能、ロボット研究に大きな影響を与えたサブサンプション・アーキテクチャ(SA)の理論提唱で知られている知能ロボット開発における世界的リーダー。本書は、SA理論の発想がいかに生まれたかを丹念に語っている。その誕生秘話からその後の展開を紹介し、知能を持つシステム開発のあり方、さらには意識とは何か、生体と機械の融合等の哲学的議論もわかりやすく説いている。
このような方におすすめ
企業、大学のロボット開発者、研究者
ロボット関連業界人
大学、地方公共団体の技術関係部署
目次
主要目次
日本語版へのまえがき
プロローグ
第1章 機械達との饗宴
第2章 人工生物の実現を目ざして
第3章 惑星間の大使達
第4章 もうすでに2001年
第5章 人間と住む機械
第6章 私達はいまどこに?
第7章 人間はユニークな存在か?
第8章 私達は特別な存在ではない
第9章 彼らと私達
第10章 私達と機械達
付録 ゲンギスロボットの動作原理
エピローグ
訳者あとがき
詳細目次
日本語版へのまえがき
プロローグ
謝辞
第1章 機械達との饗宴
・イノベーション
第2章 人工生物の実現を目ざして
・機械としての生き物
・電子的な人工生物
・デジタル技術
第3章 惑星間の大使達
・動物の目覚め
・歩くロボット
・現実の状況下で身体性を持つロボット達
・火星への道
・火星への飛行
第4章 もうすでに2001年
・HALの思い出
・ヒューマノイド爆発
・アシモフのロボット憲章と現実
・見ることと行動の基本
・視覚行動と社会的なインタラクション
・キズメット---人間の顔のロボット
第5章 人間と住む機械
・知的な存在
・オモチャの一生
・私達の生活とコンピュータ
・生活の中のロボット達
・当り前、当然、どうでも良い、ということ
第6章 私達はいまどこに?
・遠隔存在
・将来への展開
・どうしたらそこに到達できるか
・今後2,3年
第7章 人間はユニークな存在か?
・生活らしさのレベル
・私達に似ているということ
・人間の特別さ
・機械達
第8章 私達は特別な存在ではない
・抵抗しても意味がない
・他に何があるだろうか?
・知的に優れた人々と宇宙人達
・意識に関して
・倫理的に許される奴隷達?
第9章 彼らと私達
・破滅のシナリオ
・救世のシナリオ
・どこに向かうのか?
・それ以外の方向
第10章 私達と機械達
・機械としての私達
・未来の手術
・緊急を要しない手術
・新しい機能の受入れ
・サイボーグの先には何が
付録 ゲンギスロボットの動作原理
・立上り
・自動的な前進ステップ
・自らの歩行
・障害物を乗り越える
・上手に歩く
・捕食行動
エピローグ
訳者あとがき
さくいん
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