内容紹介
ワンランク上の電気技術者となるための実務的な知識を詳細に解説
本書は高圧受変電設備の保守現場で生じる短絡や地絡をはじめとするさまざまな現象を理論的に分析し、計算することができるよう、事例や計算例を交えて詳細に解説した実務書です。
電気工学をはじめとするさまざまな知識をどのように考えれば、現場で遭遇するトラブルや事故などの解析に応用することができるのか。ベテラン技術者のノウハウが詰まった書籍になっています。
このような方におすすめ
電気主任技術者、電気管理技術者
目次
主要目次
1.短絡電流
2.過渡短絡電流
3.高圧受電設備の過電流保護協調
4.変流器
5.高圧線路の地絡
6.高圧地絡の故障計算
7.配電線の地絡保護協調
8.PAS・UGS
9.低圧回路の漏れ電流
10.B種共用接地による対地電圧の上昇
11.インバータとクランプメータ
12.変圧器の励磁突入電流
13.変圧器励磁電流とΔ結線
14.高圧コンデンサの取扱い
15.高圧コンデンサの突入電流
詳細目次
1.短絡電流
1.1短絡電流の計算
1.2配電線の三相短絡
1.3低圧回路の三相短絡
1.4三相回路の単相短絡
1.5単相3線式回路の短絡
1.6V結線変圧器の短絡
1.7遮断容量選定の考え方
2.過渡短絡電流
2.1過渡短絡電流の最大波高値
2.2対称値と非対称値
2.3遮断器の遮断電流
2.4高圧機器の短時間耐量
3.高圧受電設備の過電流保護協調
3.1小規模受電設備の過電流保護協調
3.2中規模受電設備の過電流保護協調
3.3大規模受電設備の過電流保護協調
3.4電力ヒューズによる機器の保護
4.変流器
4.1CTの過電流特性
4.2CT二次電流引外し方式
4.3V結線CTの負担計算
4.4CTの二次電圧
5.高圧線路の地絡
5.1健全時の電圧と電流
5.2完全地絡時の電圧と電流
5.3地絡電流の検出
5.4地絡電圧の検出
5.5地絡継電器
5.6完全地絡電流
5.7配電線の地絡特性
5.8間欠地絡
5.9もらい事故
5.10ケーブルの地絡保護
5.11高圧ケーブルの絶縁測定
6.高圧地絡の故障計算
6.1配電線の地絡電流
6.2配電線の残留電圧
7.配電線の地絡保護協調
7.1地絡保護協調
7.2地絡継電器の整定値変更
7.3DGRの動作協調
7.4配電線の再閉路
8.PAS・UGS
8.1SOG動作
8.2GRの二重設置
8.3PASによる受電操作
8.4PAS・UGSの特異現象
8.5PASの保守管理
9.低圧回路の漏れ電流
9.1回路方式と漏れ電流
9.2地絡時の対地電圧
9.3非接地回路の地絡検出
9.4漏れ電流I0と絶縁管理
9.5有効漏れ電流の測定
10.B種共用接地による対地電圧の上昇
10.1対地電圧上昇と地絡事故
10.2B種共用接地による対地電圧の上昇
10.3対地電圧とバリスタの選定
10.4対地電圧上昇と漏電遮断器の誤動作
11.インバータとクランプメータ
11.1インバータの漏れ電流
11.2クランプメータの特性
12.変圧器の励磁突入電流
12.1変圧器鉄心内の磁束
12.2鉄心の磁化特性
12.3磁束と励磁電流
12.4励磁突入電流の特性
12.5負荷の特性と残留磁束
12.6励磁突入電流の抑制
12.7励磁突入電流の求め方
13.変圧器励磁電流とΔ結線
13.1奇数高調波電流の特性
13.2変圧器の結線と第3高調波
14.高圧コンデンサの取扱い
14.1コンデンサの構造と保護方式
14.2コンデンサの放電装置
14.3コンデンサと再点弧現象
15.高圧コンデンサの突入電流
15.1単独コンデンサの突入電流
15.2並列コンデンサの突入電流
15.3突入電流の特性
15.4突入電流と瞬時電圧降下
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