内容紹介
現代物理学を支える二大理論を高校知識で読み解く!
高校物理には相対性理論や量子論を扱う枠組みはありませんが、大学入試ではこれらをモチーフとした問題が稀に出題され、受験業界でも話題となっています。本書ではそのような問題を集め、物理学の考え方の凄さ、相対性理論と量子論の奥深さを解説します。高校知識をもとに解説しているので、大学で物理学を学んだことのない方でも、相対性理論と量子論の触りを数学的に楽しむことができます。
このような方におすすめ
物理好きの学生および社会人、理系に進学希望の高校生、物理教員
目次
主要目次
第1部 量子論
第1章 電子の探究
第2章 光の粒子性
第3章 X線の探究
第4章 物質の波動性
第5章 量子力学の基礎概念
第6章 原子構造の探究
第7章 量子論の成立
第2部 相対性理論
第1章 特殊相対性理論①
第2章 特殊相対性理論②
第3章 特殊相対性理論③
第4章 一般相対性理論
詳細目次
[第1部 量子論]
第1章 電子の探究
1.1 量子論の誕生
1.2 電子の比電荷
1.3 電気素量と電子の質量
第2章 光の粒子性
2.1 光電効果と量子
2.2 光子の利用
第3章 X線の探究
3.1 X線の波動性
3.2 X線の粒子性
第4章 物質の波動性
4.1 電子波とその利用
第5章 量子力学の基礎概念
5.1 不確定性原理
第6章 原子構造の探究
6.1 原子の構造
6.2 ボーアの水素原子モデル
6.3 ボーア・モデルと物質波
第7章 量子論の成立
7.1 2種類のX線
7.2 量子力学の確立
[第2部 相対性理論]
第1章 特殊相対性理論①
1.1 現代物理学の片翼
1.2 ドップラー効果と特殊相対性理論
第2章 特殊相対性理論②
2.1 核分裂反応:質量とエネルギーの等価性
第3章 特殊相対性理論③
3.1 特殊相対性理論における座標変換
3.2 混ざり合う時間と空間の概念
第4章 一般相対性理論
4.1 特殊相対性理論の発展形「一般相対性理論」
4.2 一般相対性理論が予言する「時間の遅れ」
索引
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