内容紹介
「機械設計技術者試験」にチャレンジする人を応援!
「4大力学」をわかりやすく解説。
(一社)日本機械設計工業会が主催する「機械設計技術者試験」に対応できる構成を主眼とし、
初級技術者や機械設計を学ぶ学生のために、機械力学、材料力学、流体力学、熱力学をわかりやすく解説。
「機械設計技術者試験」対策として、各章末に「演習問題」、巻末に「解答」を掲載しています。
※「機械設計技術者試験」の詳細は、主催の(一社)日本機械設計工業会へお問合せください。
https://www.kogyokai.com/exam/
※本書籍は、日本理工出版会から発行されていた『機械設計技術者のための4大力学』(2017年10月)をオーム社から発行するものです。
このような方におすすめ
機械系の学生、若手から中堅機械設計技術者を対象とした民間試験にチャレンジする人。
機械系教育機関での資格取得の参考書、工業系企業での若手から中堅技術者の実務研修としての採用。
目次
主要目次
第 1 章 機械力学
1.1 静力学
1.1.1 力のつり合い
1.1.2 力のモーメント
1.1.3 重心
1.1.4 摩擦
1.2 動力学
1.2.1 物体の運動と運動方程式
1.2.2 速度と加速度
1.2.3 回転運動の運動方程式と慣性モーメント
1.2.4 運動量と力積
1.2.5 角運動量とモーメントの力積
1.2.6 運動量保存の法則と衝突
1.2.7 仕事, 動力, エネルギ
1.2.8 振動
1 章章末問題
第 2 章 材料力学
2.1 応力とひずみ
2.1.1 引張り・圧縮の応力とひずみ
2.1.2 せん断応力とせん断ひずみ
2.1.3 熱応力
2.1.4 許容応力と安全率および基準応力
2.1.5 応力集中
2.2 ねじり
2.2.1 トルクと動力の関係
2.2.2 トルクによるせん断応力とせん断ひずみ
2.2.3 各種断面形状の断面二次極モーメントと極断面係数
2.2.4 コイルばね
2.3 はりの内力
2.3.1 はりの支点
2.3.2 外力の種類
2.3.3 真直ばりの種類
2.3.4 外力としての支点反力と固定モーメントの求め方
2.3.5 内力としてのせん断力と曲げモーメント
2.3.6 SFD と BMD の描き方
2.3.7 各種はりの SFD と BMD の簡単な描き方
2.4 真直ばりにおける応力
2.4.1 横断面の応力分布と最大曲げ応力
2.4.2 各種断面形状の断面二次モーメントと断面係数
2.4.3 せん断応力
2.4.4 平等強さのはり
2.5 真直ばりのたわみ
2.5.1 たわみの微分方程式
2.5.2 代表的なはりのたわみとたわみ角
2.5.3 面積モーメント法
2.6 不静定ばり
2.6.1 集中荷重が作用する一端固定, 他端回転移動支点の不静定ばり
2.6.2 中央集中荷重が作用する両端固定の不静定ばり
2.6.3 不静定な連続ばり
2.7 柱の圧縮
2.7.1 軸力が作用する短い柱
2.7.2 軸力が作用する長い柱 (座屈)
2.8 円筒と球の応力とひずみ
2.8.1 薄肉円筒
2.8.2 薄肉球
2.8.3 厚肉円筒
2.8.4 厚肉球
2.9 モールの応力円
2.9.1 単軸引張のモールの応力円
2.9.2 圧縮応力のモールの応力円
2.9.3 ねじりが作用するときのモールの応力円
2.9.4 ねじりモーメントと曲げモーメントが作用するときの
モールの応力円
2.9.5 相当曲げモーメントと相当ねじりモーメント
2 章章末問題
第 3 章 流体力学
3.1 流体の物理的性質
3.1.1 密度, 比重とボイル・シャルルの法則
3.1.2 圧縮性
3.1.3 粘性
3.2 静水力学
3.2.1 圧力とその測定
3.2.2 マノメータ
3.2.3 平面板に作用する圧力
3.2.4 浮力
3.2.5 相対的静止
3.3 流体運動の基礎
3.3.1 流れの状態
3.3.2 連続の式
3.3.3 ベルヌーイの定理
3.3.4 ベルヌーイの定理の応用
3.3.5 運動量の法則
3.4 流れとエネルギ損失
3.4.1 レイノルズ数, 層流と乱流
3.4.2 円管内の層流
3.4.3 円管内の乱流
3.4.4 管摩擦
3.4.5 管路抵抗
3.5 物体のまわりの流れ
3.5.1 境界層
3.5.2 円柱まわりの流れ
3.5.3 流れの中の物体の抵抗
3.5.4 物体の揚力
3.6 流体機械における相似則
3.7 ポンプ
3.7.1 ポンプの全揚程と効率
3.7.2 ポンプの種類
3 章章末問題
第 4 章 熱力学
4.1 温度と熱量
4.1.1 温度と熱
4.1.2 熱量と比熱
4.2 熱力学の第 1 法則と第 2 法則
4.2.1 熱力学の法則
4.2.2 熱力学の第 1 法則
4.2.3 エネルギ式
4.2.4 熱力学の第 2 法則
4.3 理想気体の状態変化
4.3.1 理想気体
4.3.2 状態方程式
4.3.3 定容比熱と定圧比熱
4.3.4 状態変化
4.4 湿り空気 243
4.4.1 空気の組成
4.4.2 絶対湿度と相対湿度
4.4.3 湿度の計測
4.5 カルノーサイクル
4.5.1 カルノーサイクルの熱効率
4.5.2 エントロピの概要
4.5.3 有効エネルギ
4.6 ガスサイクル
4.6.1 原動機の分類
4.6.2 ガソリン機関
4.6.3 ディーゼル機関
4.6.4 スターリングサイクルおよびエリクソンサイクル
4.6.5 ガスタービンサイクル
4.7 気液二相サイクル
4.7.1 蒸気
4.7.2 ランキンサイクル
4.7.3 再熱サイクル
4.7.4 再生サイクル
4.7.5 再熱・再生サイクル
4.7.6 複合サイクル
4.7.7 冷凍サイクル
4.8 伝熱の基礎
4.8.1 フーリエの式
4.8.2 熱の移動
4.8.3 熱伝導の基礎方程式
4.8.4 無限平板内の温度分布と熱流束
4 章章末問題
章末問題解答
参考文献
索引