内容紹介
すべてのエンジニア必携、JIS B 0001:2019[機械製図]準拠、充実の改訂版。
1955年の初版発行以来、設計・製図を一体とした「実用的ハンドブック」の求めに応じて企図された本書は、全国の機械設計技術者から高く評価されてきました。
機械系に必須のJIS規格を網羅し、機械の設計と製図のつながりに留意しながら、実際の生産に即した例を豊富な図表によって解説し、実務上の工作知識も併せて記載しています。
機械系の設計者、製図者、工作技術者、機械系の学生のみなさんの日常業務・勉学において、便利に活用できるようコンパクトにまとめた必携書です。
今回の改訂では、17章「機械製図」を最新JIS機械製図(JIS B 0001:2019)に対応させることを主眼とし、同時に機械材料や溶接記号等、2021年7月時点での最新JIS規格にもとづいて見直しを行いました。
生産と教育の現場において、実用的な機械設計便覧として広く活用されているロングセラーを実務と学習にお役立てください。
※日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)2019年7月1日施行
※本書は2015年11月発行『JISにもとづく機械設計製図便覧(第12版)』の改訂第13版です。
このような方におすすめ
機械系の学生、機械系業務従事者。
機械系教育機関の参考書、機械系企業の実務書としての採用。
目次
主要目次
1章 諸単位
2章 数学
3章 力学
4章 材料力学
5章 機械材料
6章 機械設計製図者に必要な工作知識
7章 幾何画法
8章 締結用機械要素の設計
9章 軸、軸継手およびクラッチの設計
10章 軸受の設計
11章 伝動用機械要素の設計
12章 緩衝および制動用機械要素の設計
13章 リベット継手、溶接継手の設計
14章 配管および密封装置の設計
15章 ジグおよび取付具の設計
16章 寸法公差およびはめあい
17章 機械製図
18章 CAD製図
19章 標準数
付録 各種の数値および資料
詳細目次
1章 諸単位
1・1 単位系について
1・2 国際単位系(SI)について
1. SIの特長
2. JISにおけるSIへの移行
3. SIへの概数移行
1・3 国際単位系(SI)とその使い方
1. SIの構成
(1) SI基本単位
(2) SI組立単位
(3) SI単位の10の整数乗倍
(4) SI単位およびその整数乗倍の使い方
(5) 単位記号の書き方
(6) SI単位およびその10の整数乗倍と併用してよいSI以外の単位
2. SI単位の一覧
2章 数学
2・1 代数
1. 恒等式
2. 二次方程式の解
3. 二項定理
4. 指数法則
5. 累乗根
6. 対数
7. 数列の和
2・2 三角関数
1. 三角関数の定義
2. 三角関数の相互関係
3. 負の三角関数
4. 余角と補角の三角関数
5. 和と差の三角関数
6. 二倍角の三角関数
7. 三倍角の三角関数
8. 半角の三角関数
9. 三角関数の和と差
10. 三角形の性質
2・3 平面曲線
1. 座標
(1) 直交座標
(2) 極座標
(3) 直交座標と極座標の関係
2. 直線の方程式
3. 円の方程式
4. だ円
5. 双曲線
6. 放物線
7. 正弦曲線
8. うずまき線
(1) アルキメデスうずまき線
(2) 対数うずまき線
9. インボリュート曲線
10. サイクロイド曲線
(1) サイクロイド
(2) エピサイクロイド,ハイポサイクロイド
3章 力学
3・1 力のモーメント
1. 運動と静止
2. 力
3・2 力の合成と分解およびつり合い
1. ベクトルとスカラー
2. 力の合成と分解
(1) 1点に作用する2つの力の合成
(2) 1点に作用する多数の力の合成
(3) 物体の2点に作用する2つの力の合成
(4) 同方向に平行な2つの力の合成
(5) 方向が反対で,平行な2つの力の合成
(6) 偶力
3. 力のつり合いとラミーの定理
4. 剛体のつり合いと運動
(1) 力のモーメント
(2) 偶力とトルク
5. 構造物にはたらく力
(1) けた(部材)に働く力
(2) 1平面上で,多くの力が作用点を異にして作用する場合
(3) 3つの平行した力の合成
(4) はりに働く反力
(5) 鉄塔,家屋等に働く力
6. 重力と重心
3・3 質点の運動
1. 質点の運動と変位
2. 速度と加速度
(1) 等速度運動
(2) 等加速度直線運動
(3) 自由落下
(4) 角速度と角加速度
3. 慣性
4. 質量と重量
5. 運動量と力積
(1) 撃力
(2) 衝突
6. 向心力と遠心力
7. 回転体と慣性モーメント(慣性能率)
3・4 仕事とエネルギー
1. 仕事率
2. 位置エネルギー
3. 運動エネルギー
3・5 摩擦
1. 摩擦力
2. 摩擦係数と摩擦角
3. すべり摩擦と転がり摩擦
3・6 振動
1. 非(不)減衰自由振動
2. 減衰自由振動
3. 強制振動
(1) 非減衰強制振動
(2) 粘性減衰のある強制振動
4章 材料力学
4・1 応力
1. 引張応力と圧縮応力
2. せん断応力
3. 荷重
4. ひずみ
5. 弾性と弾性限度
6. 縦弾性係数,横弾性係数,体積弾性係数
7. 材料の引張強さ,許容応力,安全率
8. ポアソン比
4・2 はり
1. はりの種類
2. はりに働く力とはりの強さ
(1) 反力
(2) せん断力
(3) 曲げモーメント
(4) 曲げ応力
(5) はりの断面形の選択
(6) 片持ちばりの強さ
(7) 両端支持ばりの強さ
(8) 2つ以上の荷重がかかる場合
(9) はりの最大荷重の計算
(10) 平等な強さのはり(その1)
(11) 平等な強さのはり(その2)
4・3 ねじり
1. ねじり
2. ねじりと曲げモーメントを受ける軸
3. ねじりモーメントを受ける伝動軸
4・4 薄肉円筒および球
1. 外圧を受ける薄肉円筒
2. 内圧を受ける薄肉円筒
3. 内圧を受ける薄肉球
4・5 回転円輪および円板
1. 回転円輪
2. 円周でささえた等分布荷重を受ける円板
3. 円周で固定した等分布荷重を受ける円板
4. 外周をささえ,同心円上に等分布荷重を受ける円板
5. 周囲を固定し,同心円上に等分布荷重を受ける円板
4・6 ばね
4・7 座屈
1. 短柱
2. 長柱
(1) ランキンの公式
(2) オイラーの理論公式
(3) テトマイヤーの公式
5章 機械材料
5・1 金属材料について
1. 金属材料の性質
2. 金属の平衡状態図
3. 鋼の状態
4. 鋼の熱処理
(1) 焼ならし
(2) 焼なまし
(3) 焼入れ
(4) 焼もどし
(5) オーステンパ
(6) マルクエンチ
(7) 加工硬化の防止
(8) 鋼の表面硬化法
5. 材質の識別法
(1) 目的
(2) 試験の要領
(3) 判定の要領
5・2 金属材料試験
1. 金属材料試験用試験片
(1) 引張試験片
(2) 衝撃試験片
(3) 抗折試験片
2. 金属材料試験方法
(1) 引張試験方法
(2) 衝撃試験方法
(3) 硬さ試験方法
(4) 曲げ試験方法
(5) エリクセン試験方法
3. その他の材料試験
(1) クリープ試験
(2) 放射線透過試験
(3) 浸透探傷試験
(4) 超音波探傷試験
5・3 JISにもとづく各種金属材料
1. 金属記号の表し方
2. JIS材料表についての注意
(1) 化学成分について
(2) 機械的性質について
5・4 鉄鋼
1. 化学成分,機械的性質
2. 形状,寸法および質量
(1) 一般構造用鋼
(2) 合金鋼
5・5 非鉄金属
1. 種類,化学成分および機械的性質
2. 寸法
5・6 非金属材料
1. 合成樹脂
(1) 熱硬化性樹脂
(2) 熱可塑性樹脂
2. ゴム
3. 木材
4. セメント・コンクリート
(1) セメント
(2) コンクリート
5. セラミックス
6. 塗料
(1) ペイント
(2) ワニス
(3) 塗料用油
7. 接着剤
8. 複合材料
9. 機能性材料
6章 機械設計製図者に必要な工作知識
6・1 機械設計製作の工程
6・2 鋳造
1. 木型と鋳造
(1) 込め型
(2) 部分型
(3) 引き型
(4) 骨組木型
(5) 中子用木型
(6) か(掻)き型
2. 縮みしろと鋳物尺
3. 抜きこう配
4. 仕上しろ
5. 鋳造法の種類と特性およびコスト
6. 木型用木材と鋳物質量
(1) ヒノキ
(2) スギ
(3) ホオ
(4) マツ
7. 鋳造品に関する注意事項
(1) 冷却の緩和
(2) 鋳物の厚み
(3) かどの丸み
(4) 砂抜き
(5) 鋳物各部の許容肉厚変化および最小丸み
6・3 鍛造
1. 鍛造加工について
(1) 鍛造における変形
(2) 鍛練効果
2. 鍛造機械
(1) 鍛造機械の種類
(2) 鍛造機械の能力
3. 鍛造用材料および鍛造温度
(1) 鍛造用材料
(2) 鍛造用材料と鍛造温度
(3) 材料取り
4. 鍛造作業
(1) 自由鍛造
(2) 鍛接作業
(3) 型打ち鍛造
(4) すえ込み鍛造
6・4 圧延,線引き,押出し,製管
1. 圧延
2. 線引き
3. 押出し
4. 製管
6・5 板金工作
1. 板金プレス工作
(1) プレス機械の種類
(2) プレス用型
2. プレス加工上の注意
6・6 機械加工
1. 旋盤加工
2. ボール盤作業
3. フライス加工
4. 平面削り作業
5. 中ぐり加工
6. 研削加工
7. 歯切り加工
8. ブローチ加工
9. ラップ,ホーニング,超仕上
(1) ラップ仕上
(2) ホーニング加工
(3) 超仕上
10. 放電加工
11. ねじの転造
6・7 数値制御工作機械
1. 数値制御について
2. 数値制御工作機械
3. NC装置の概要
(1) 表示制御部(NC操作パネル)
(2) 数値演算部
(3) シーケンス制御部
(4) サーボ制御部
4. NCプログラム
5. NCプログラムの構成4
6. NC工作機械の種類および制御系
6・8 機械加工に関する注意事項
1. 切削仕上しろ
2. 逃げ
(1) 刃物の逃げ
(2) 工作物の合わせ面の逃げ
3. 穴あけ
(1) 傾斜穴のあけ方
(2) 側壁に近い部分の穴のあけ方
4. 仕上度数と仕上面の節約
5. 加工方法の記号
6. 普通公差
7章 幾何画法
7・1 平面幾何画法(平面図学)
1. 辺または円弧の2等分法
2. 直線上の定点に垂線を立てる方法
3. 直線外の定点から直線に垂線を立てる方法
4. 直線の一端に垂線を立てる方法
5. 角の2等分法
6. 直角の3等分法
7. 定点を通り定直線に平行線を引く方法
8. 定直線に定距離の平行線を引く方法
9. 定直線の等分法
10. 円の中心の求め方
11. 2定点を通り,与えられた半径の円を描く方法
12. 3定点を通る円の画法
13. 定直線に接し,定点を通る与えられた半径の円を描く方法
14. 直線上の定点に接し,直線外の定点を通る円を描く方法
15. 直角をつくる2直線に接する与えられた半径の円弧を描く方法
16. 任意の角をつくる2直線に接する円弧の画法
17. 定直線と定円弧に接し,与えられた半径の円弧を描く方法
18. 与えられた2円に接する半径Rの円弧を描く方法
(1) 与えられた2円の中心が求める円弧の外側にあるとき
(2) 与えられた2円の中心が求める円弧の内側にあるとき
19. 与えられた2直線に接し,かつ割線上の定点Pに接する逆向きの曲線を描く方法
20. 与えられた円弧の長さの近似直線を描く方法
21. 定直線と等しい長さ(近似値)を与えられた円弧上にとる画法
22. 円に内接する正五角形の画法
23. 円に内接または外接する正六角形の画法
24. 正方形に内接する正八角形の画法
25. 一辺を与えられて正多角形を描く方法(図例は七角形)
26. だ円の画法
27. 放物線の画法
28. 等辺双曲線の画法
29. サイクロイド曲線の画法
30. インボリュート曲線の画法
31. 正弦曲線(サインカーブ)の画法
7・2 投影画法(立体図学)
1. 正投影画法
(1) 正視画法
(2) 等角画法と不等角画法
2. 斜投影画法と透視画法
3. 正面図,平面図,側面図
4. 線と面の投影
5. 立体の投影
6. 立体の断面
7. 相貫体の投影
8. 立体の展開図
9. カムの線図
10. カム線図およびカムの画法
8章 締結用機械要素の設計
8・1 ねじ
1. ねじについて
(1) ねじ各部の名称
(2) おねじとめねじ
(3) ねじの用途
2. ねじの種類とその特長
(1) 三角ねじ
(2) 角ねじ
(3) 台形ねじ
(4) のこ歯ねじ
(5) 丸ねじ
(6) 管用ねじ
8・2 ねじ部品
1. 六角ボルト・ナット
(1) 通しボルト
(2) ねじ込みボルト
(3) 植込みボルト
2. 六角ボルト・ナットの新規格
(1) 六角ボルト
(2) 六角ナット
(3) ボルトの保証荷重およびこれに組合わせるナット
3. 植込みボルト
4. その他のねじ部品
(1) 四角ボルト・ナット
(2) 止めねじ
(3) 小ねじ
(4) 木ねじ,タッピンねじ
(5) 特殊な形のボルト,ナット
5. 締結用部品の公差
6. スパナ,ねじ回し
(1) 普通スパナ
(2) 箱スパナ
(3) 植込みボルト回し
(4) ねじ回し
(5) 六角棒スパナ
(6) 丸ナット回し
7. 座金
8. ねじのゆるみ止め
(1) ナットを使用するもの
(2) ピンを通す方法
(3) 小ねじによる方法
(4) 座金による方法
(5) その他の方法
9. ねじの大きさの計算
(1) 引張力だけを受ける場合
(2) 引張力とねじりモーメントを受ける場合
(3) ねじ山の数
(4) 固定用,漏止め用ボルト
10. ねじ下穴径
(1) ひっかかり率
(2) 下穴径の求め方
(3) ねじ下穴径の選び方
8・3 キー
1. キーの種類
(1) 平行キー
(2) こう配キー
(3) 半月キー
(4) 平キー
(5) 角キー
(6) 丸キー
2. キーの計算
(1) キーの選定
(2) キーの強さ
8・4 ピン
1. ピンの種類
2. ピンの強さ
3. ひじ継手(ナックル継手)
8・5 コッタおよびコッタ継手
1. コッタ
2. コッタ継手
3. コッタの計算
(1) コッタの傾斜角
(2) コッタ継手の強さ
(3) コッタの大きさ
8・6 止め輪
9章 軸,軸継手およびクラッチの設計
9・1 軸
1. 軸に関するJIS規格
2. 軸にかかる強さの計算
(1) 曲げモーメントの作用する軸
(2) ねじりモーメントの作用する軸
(3) ねじりと曲げモーメントが同時にかかる軸
(4) 応力集中と切欠き効果
3. 軸受間距離
4. クランク軸
(1) クランク軸の形式
(2) クランク軸の強度
5. 軸の危険回転数
9・2 軸継手
1. 固定軸継手
(1) フランジ継手
(2) 筒形半重ね継手
(3) 摩擦筒形継手
(4) セラース式円すい継手
(5) 筒形継手
(6) 合成箱形継手(抱締め継手)
2. たわみ継手
(1) フランジ形たわみ軸継手
(2) 歯車形軸継手
(3) ゴム軸継手
(4) ローラチェーン軸継手
(5) オルダム継手
3. 自在継手
9・3 クラッチ
1. かみあいクラッチ
2. 摩擦クラッチ
(1) 円板クラッチ
(2) 円すい摩擦クラッチ
10章 軸受の設計
10・1 軸受の種類
1. すべり軸受
(1) ラジアル軸受
(2) スラスト軸受
2. 転がり軸受
10・2 すべり軸受
1. ラジアル軸受
(1) 単体軸受
(2) 分割軸受
(3) オイルリング軸受
(4) すべり軸受用ブシュ
2. スラスト軸受
(1) 立軸受(ピボット軸受)
(2) ミッチェル軸受
(3) つば軸受
3. すべり軸受の寸法計算
(1) ラジアル軸受
(2) スラスト軸受
4. すべり軸受各部の強さ
10・3 転がり軸受
1. 転がり軸受の種類
(1) 深みぞ玉軸受
(2) アンギュラ玉軸受
(3) 自動調心玉軸受
(4) 円筒ころ軸受
(5) 針状ころ軸受
(6) 円すいころ軸受
(7) 自動調心ころ軸受
(8) スラスト玉軸受
(9) スラスト自動調心ころ軸受
2. 転がり軸受の主要寸法
(1) 直径系列
(2) 幅系列または高さ系列
(3) 寸法系列
(4) 軸受の主要寸法
3. 転がり軸受の呼び番号
(1) 軸受系列記号
(2) 内径番号
(3) 接触角
(4) 補助記号
(5) 呼び番号の例
4. 転がり軸受の精度
5. 転がり軸受の呼び番号と寸法
(1) 深溝玉軸受
(2) アンギュラ玉軸受
(3) 円筒ころ軸受
(4) 円すいころ軸受
6. 転がり軸受の取付け関係寸法
(1) 転がり軸受の取付け方法
(2) すみの丸みの半径および肩の高さ
(3) 円筒ころ軸受および針状ころ軸受の取付け関係寸法
(4) 円すいころ軸受の取付け関係寸法
(5) アダプタ付きラジアル軸受の取付け関係寸法
7. 転がり軸受のはめあい
(1) ラジアル軸受
(2) スラスト軸受
(3) はめあいの選択および数値
8. 基本定格荷重と寿命
(1) 定格寿命
(2) 基本動定格荷重
(3) 動等価荷重
(4) 定格寿命の計算式
(5) 基本静定格荷重
10・4 潤滑
1. 潤滑について
2. 潤滑剤
(1) グリース
(2) 潤滑油
3. 潤滑法
(1) グリース潤滑法
(2) 油潤滑法
4. 許容速度限界
11章 伝動用機械要素の設計
11・1 歯車
1. 歯形曲線
(1) インボリュート歯形
(2) サイクロイド歯形
2. 歯車の種類
(1) 平歯車(スパーギヤ)
(2) はすば歯車(ヘリカルギヤ)
(3) かさ歯車
(4) ねじ歯車
(5) ウォームとウォームホイール
3. 歯形各部の名称
4. 歯車記号
5. 圧力角
6. インボリュート関数
7. かみあい率
8. 歯の干渉と最小歯数
9. 歯形の大きさを表す基準寸法
(1) モジュール(記号…m)
(2) ダイヤメトラルピッチ(記号…DP)
(3) 正面ピッチ(記号…p)
10. インボリュート歯車の基準歯形
11. 標準歯車と転位歯車
12. 軸直角方式と歯直角方式
13. 歯車の回転比
(1) 平歯車の回転比
(2) かさ歯車の回転比
(3) ねじ歯車の回転比
(4) ウォームギヤ対の回転比
14. 歯車各部の寸法計算
(1) 標準平歯車の計算
(2) 転位平歯車の計算
(3) 標準はすば歯車の計算
(4) 転位はすば歯車の計算
(5) すぐばかさ歯車,ねじ歯車,ウォームギヤ対の計算公式
15. 歯車の歯の強さ
(1) 基礎となる換算式
(2) 平歯車およびはすば歯車の曲げ強さの計算式
(3) 平歯車およびはすば歯車の歯面強さの計算式
16. 歯厚の測定
(1) 歯形キャリパによる方法
(2) またぎ歯厚測定法
(3) オーバピン法
17. 歯車各部の構造と寸法割合
11・2 スプラインとセレーション
1. 角形スプライン
(1) ISO準拠の角形スプライン
(2) 旧JISによる角形スプライン(J形角形スプライン)
2. インボリュートセレーション
(1) 構成の基本要素
(2) 歯の基本形状
(3) 各部の名称,記号および基本式
11・3 ローラチェーン伝動
1. ローラチェーン
(1) ローラチェーンの構成
(2) ローラチェーンの呼び番号
(3) ローラチェーンの形状および寸法
(4) チェーンの長さの計算
2. スプロケット
(1) スプロケットの基準寸法
(2) スプロケットの歯形
3. ローラチェーンの選定
(1) 一般の場合の選定法
(2) 低速伝動の場合の選定法
(3) 特殊な場合の選定法
4. ローラチェーンの潤滑
11・4 ベルト伝動
1. Vベルト伝動
(1) Vベルトの種類および性能
(2) Vベルトの長さ
(3) Vプーリ
(4) 一般用Vベルトの計算
2. 細幅Vベルト伝動
(1) 細幅Vベルトの特長
(2) 細幅Vベルトの種類
(3) 細幅Vベルトの長さ
(4) 細幅Vプーリ
(5) 細幅Vベルトの計算
3. 歯付きベルト伝動
(1) 歯付きベルト
(2) 歯付きベルト用プーリ
(3) 歯付きベルトの計算
(4) 軸間距離
(5) ベルトの伝動容量
(6) ベルト幅の決定
(7) 軸間距離のアジャストしろ
4. 平ベルト伝動
(1) ベルトの掛け方
(2) ベルト
(3) 平プーリ
(4) 段車
(5) ベルト移動装置
11・5 ワイヤロープ伝動
1. ワイヤロープ
(1) ワイヤロープの構成
(2) ワイヤロープのより方
(3) ワイヤロープの種類
(4) ストランドのより方
(5) 各区分による組合わせ
(6) ロープ径の測り方
(7) ワイヤロープの破断力と質量
(8) 保証破断力と安全率
2. シーブおよびドラム(巻き胴)
(1) シーブ
(2) ドラム
(3) シーブおよびドラムの直径
(4) ロープの偏角
(5) 懸けづりロープに生じる荷重係数
3. ロープ用取付け金具
4. フック
12章 緩衝および制動用機械要素の設計
12・1 ばね
1. ばね材料
2. ばねの種類
(1) コイルばね
(2) 渦巻きばね
(3) 竹の子ばね
(4) 板ばね
3. 圧縮,引張りコイルばねの計算
(1) ねじり修正応力
(2) たわみ
(3) コイルばねの線径と有効巻き数の求め方
(4) 引張りばねの初張力
(5) 密着高さ
(6) サージング
(7) ばね特性
(8) ばねの寸法およびばね特性の許容差
(9) 設計応力のとり方
4. ねじりコイルばねの計算
(1) ばねの設計に用いる基本式
(2) ばねを巻きもどす方向に使用する場合
(3) 設計応力のとり方
5. 重ね板ばねの計算
(1) 展開法
(2) 板端法
6. トーションバーの計算
(1) トーションバーの形状
(2) ばねの特性
7. 皿ばね
12・2 ショックアブソーバ
1. ショックアブソーバについて
2. ショックアブソーバの種類と構造
3. ショックアブソーバの規格
12・3 ブレーキ
1. ブレーキ材料
2. 熱消散関係の諸計算
3. 枕ブレーキ(ブロックブレーキ)
(1) 単枕ブレーキ
(2) 両枕ブレーキ
4. 帯ブレーキ(バンドブレーキ)
5. 帯とブレーキ輪の寸法および取付け法
6. ディスクブレーキ(円板ブレーキ)
13章 リベット継手,溶接継手の設計
13・1 リベットおよびリベット継手
1. リベット
2. リベット継手
3. リベット継手の実例
4. 板の厚さ
5. 構造用リベット継手
6. リベット継手の強さ
(1) リベットがせん断される場合
(2) リベット穴間の板が切断される場合
(3) リベットの前の板の部分がさける場合
(4) 板がせん断される場合
(5) リベットあるいは板が圧縮破壊する場合
(6) リベット継手の計算例
13・2 溶接継手
1. 継手および溶接の種類
(1) 母材組合わせ部の形状
(2) 溶接様式の種類
2. 溶接継手の強度計算
(1) 突合わせ継手の場合
(2) すみ肉継手の場合
3. 溶接継手の設計
14章 配管および密封装置の設計
14・1 管
1. 管の種類
2. 管の選定
14・2 管の強さ
14・3 管継手
1. ねじ込み式管継手
(1) ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
(2) ねじ込み式鋼管製管継手
2. 溶接式管継手
(1) 突合わせ溶接式管継手
(2) 差込み溶接式管継手
3. 管フランジ
(1) 管フランジの種類
(2) 管フランジの圧力-温度基準
(3) 管フランジの寸法
(4) フランジの計算
4. いんろう継手
5. 伸縮継手
14・4 弁
1. 止め弁
(1) 止め弁の規格
(2) 止め弁の主要部分の計算
2. 仕切り弁
3. 逆止め弁
4. コック
(1) コック
(2) コック主要部分の計算
14・5 密封装置
1. Oリング
(1) Oリングの種類
(2) Oリングの形状・寸法
(3) Oリングのハウジングの溝
(4) バックアップリング
(5) ハウジングの溝部の表面性状,かどの面取り
(6) Oリング取付け上の注意
2. オイルシール
(1) オイルシールの構造
(2) オイルシールの形状・寸法
15章 ジグおよび取付具の設計
15・1 ジグ
15・2 取付具
15・3 各種ジグ,取付具部品の規格
1. ジグ用ブシュ
(1) 固定ブシュ
(2) 差込みブシュ
2. ジグ・取付具用位置決めピン
3. ジグ・取付具用締金
(1) ジグ用締金(平形)
(2) ジグ用締金(足付き形)
(3) ジグ用締金(U字形)
(4) 締金の使い方
4. ジグ・取付具用押しボルト,ナット,その他
5. ジグ製作の穴の位置
6. ジグ設計における要点
16章 寸法公差およびはめあい
16・1 製品の幾何特性仕様(GPS)について
16・2 はめあいについて
1. はめあい方式と限界ゲージ
2. はめあいの種類
(1) すきまばめ
(2) しまりばめ
(3) 中間ばめ
3. 穴基準式と軸基準式
4. はめあいの図示
16・3 寸法許容差のとり方
1. 基準寸法の区分
2. 公差等級
3. 公差域の位置および公差域クラス
4. 基礎となる寸法許容差
5. 寸法許容差の数値の求め方
(1) 50F7穴の寸法許容差の求め方
(2) 36p6軸の寸法許容差の求め方
(3) 25R6穴の寸法許容差の求め方
16・4 はめあいの適用
1. 多く用いられるはめあい
2. 穴基準から軸基準への変換
(1) すきまばめの場合
(2) しまりばめの場合
17章 機械製図
17・1 機械製図とは
1. 製図法について
2. 製図規格と日本産業規格(JIS)の成り立ち
(1) 製図(JES第119号)
(2) 製図(臨JES第428号)
(3) 製図通則(JIS Z 8302)
(4) 各部門別製図規格
(5) 製図規格の国際化
3. 機械製図規格の改正の変遷
(1) 1985年から2000年の改正
(2) 2010年と2019年の改正
4. JISの分類記号と規格番号
5. 図面の名称
17・2 製図用紙のサイズ・図面の様式
1. 製図用紙のサイズ
2. 図面の輪郭
3. 表題欄の位置
4. 中心マーク
5. 方向マーク
6. 比較目盛
7. 格子参照方式
8. 裁断マーク
9. 図面の折り方
17・3 尺度,線および文字
1. 尺度
2. 線
(1) 線の種類および太さ
(2) 線の優先順位
(3) 線間のすきま
(4) 線の太さ方向の中心
3. 文字
(1) 文字の種類および高さ
(2) 文章表現
17・4 図形の表し方
1. 第一角法と第三角法
(1) 投影図の名称
(2) 第三角法の基準配置
(3) 第一角法の基準配置
(4) 矢示法
2. 作図一般に関する注意
3. 特殊図示法
(1) 補助投影図
(2) 回転投影図
(3) 部分投影図
(4) 局部投影図
(5) 部分拡大図
(6) 想像図
4. 断面図
(1) 全断面図
(2) 片側断面図
(3) 部分断面図
(4) 回転図示断面図
(5) 組合わせによる断面図
(6) 多数の断面図による図示
(7) 切断しないもの
(8) ハッチング
(9) 薄肉部の断面図
5. 図形の省略
(1) 対称図形の省略
(2) 繰返し図形の省略
(3) 中間部分の省略
6. 特別な図示方法
(1) 展開図
(2) 簡明な図示
(3) 二つの面の交わり部の表示
(4) 平面の表示
(5) 特殊な加工部分の表示
(6) 溶接部分の表し方
(7) 模様などの表示
17・5 寸法
1. 図面に記入される寸法とその単位
2. 寸法記入の一般原則
3. 寸法の記入方法
(1) 寸法線,寸法補助線
(2) 端末記号
(3) 引出線
4. 寸法数値の記入法
(1) 一般の記入法
(2) 狭いか所への記入法
5. 寸法の配置
(1) 直列寸法記入法
(2) 並列寸法記入法
(3) 累進寸法記入法
(4) 座標寸法記入法
6. 寸法補助記号による記入法
(1) 直径の記号φ
(2) 球面の記号SφおよびSR
(3) 正方形の記号□
(4) 半径の表し方
(5) コントロール半径CR
(6) 弦と円弧の長さの表し方
(7) 面取りの記号C
(8) 円すい(台)状の面取り記号∧
(9) 板の厚さ記号t
(10) 曲線の表し方
7. 穴の表し方
(1) 加工方法による穴の区別
(2) 穴の深さの表し方
(3) ざぐりの表し方
(4) 長円の穴の表し方
(5) 一連の同一穴の寸法記入法
8. キー溝の表し方
(1) 軸のキー溝の場合
(2) 穴のキー溝の場合
9. こう配とテーパの記入法
10. 薄肉部の表し方
11. 鋼構造部などの寸法表示
12. 寸法記入上とくに留意すべき事項
(1) 寸法は正面図にできるだけ集中して記入する
(2) 寸法は重複記入を避ける
(3) 不必要な寸法は記入しない
(4) 寸法には基準部を設けて記入する
(5) 互いに相関連する寸法は,一か所にまとめて記入する
(6) 寸法は工程別に記入する
13. その他の一般的注意事項
(1) 寸法記入の位置
(2) 連続する寸法線
(3) 多数の平行な寸法線
(4) 長い寸法線の場合
(5) 対称図形の片側省略の場合
(6) 文字記号による場合
(7) 丸みまたは面取りのある部分の記入法
(8) 円弧の部分の寸法記入法
(9) キー溝のあるボス穴の寸法
(10) 同一部分の寸法
(11) 非比例寸法の場合
17・6 ねじ製図
1. ねじおよびねじ部品の製図規格
2. ねじおよびねじ部品の図示方法
(1) ねじの実形図示
(2) ねじの通常図示
(3) ねじの簡略図示
3. ねじの表し方
(1) ねじの表し方の項目および構成
(2) ねじの呼び
(3) ねじの等級
(4) ねじの条数
(5) ねじ山の巻き方向
17・7 ばね製図
1. ばねの種類
2. ばねの図示法
(1) コイルばね
(2) 重ね板ばね
(3) 竹の子ばね
(4) 渦巻きばね
(5) 皿ばね
17・8 歯車製図
1. 歯車の図示法
2. 各種歯車の製作図例と要目表について
(1) 歯車歯形欄
(2) 基準ラックの歯形欄
(3) 基準ラックのモジュール欄
(4) 基準ラックの圧力角欄
(5) 基準円直径欄
(6) 歯厚欄
(7) 仕上方法欄
(8) 精度欄
(9) 備考欄
3. 歯車の略画法(製作図例)
(1) 平歯車
(2) はすば歯車
(3) やまば歯車
(4) ねじ歯車
(5) すぐばかさ歯車
(6) まがりばかさ歯車,ハイポイドギヤ対
(7) ウォーム
(8) ウォームホイール
(9) 歯厚寸法の記入法
(10) セクタ歯車
(11) 歯の面取り
4. 歯車の略画法(組立図)
17・9 転がり軸受製図
1. 転がり軸受の図示方法
2. 基本簡略図示方法
3. 個別簡略図示方法
(1) 長い実線の直線
(2) 長い実線の円弧
(3) 短い実線の直線
4. 旧JISによる転がり軸受の略画法
17・10 センタ穴の簡略図示方法
1. センタ穴について
2. センタ穴の簡略図示方法
17・11 溶接記号
1. 溶接について
2. 溶接の特殊な用語
3. 溶接の種類と溶接記号
4. 溶接記号の構成
5. 寸法の指示
17・12 表面性状の図示方法
1. 表面性状について
(1) 表面性状とは
(2) 輪郭曲線・断面曲線・粗さ曲線・うねり曲線
(3) 輪郭曲線パラメータ
(4) その他の用語解説
2. 表面性状の図示方法
(1) 表面性状の図示記号
(2) パラメータの標準数列
(3) 表面性状の要求事項の指示位置
(4) 表面性状図示記号の記入方法
(5) 表面性状の要求事項の簡略図示
3. 表面性状図示記号の記入例と図示例
4. 仕上げ記号による記入法
17・13 寸法公差およびはめあいの表示法
1. ISOはめあい方式の表示法
2. ISOはめあい方式によらない場合の寸法許容差記入法
17・14 普通公差
17・15 幾何公差の図示方法
1. 幾何公差方式について
2. 公差域について
3. 寸法許容差による公差域(図面解釈の多様性について)
4. 位置度による公差域
5. 公差域に関する一般事項
6. データム(JIS B 0022より)
(1) 単独形体と関連形体
(2) データム,データム形体,実用データム形体
(3) データム系
(4) データムターゲット
(5) データムの設定
(6) データムの適用
7. 幾何公差の図示法
(1) 公差記入枠
(2) 公差付き形体の示し方
(3) データムの図示法
(4) データム文字記号を公差記入枠へ記入する方法
(5) 公差域
(6) 補足事項の指示方法
(7) 公差の適用の限定
(8) 理論的に正確な寸法
(9) 突出公差域
(10) 最大実体公差方式の適用
8. データムターゲットの図示法
9. 形体グループをデータムとするときの指示
10. 幾何公差の定義
17・16 最大実体公差方式とその図示法
1. 最大実体について
2. 最大実体の原理の定義
3. 最大実体の原理の説明
(1) 寸法公差と位置度公差の関係
(2) 位置度公差に最大実体の原理を適用する場合
(3) 位置度公差がゼロである場合
(4) 包絡の条件(JIS B 0024)
4. 最大実体公差方式の適用例
(1) データム平面に関連する軸の平行度公差
(2) データム平面に関連する穴の直角度公差
(3) データム平面に関連する溝の傾斜度公差
(4) 互いに関連する四つの穴の位置度公差
(5) 互いに関連する四つの穴のゼロ位置度公差
(6) MMCをデータム形体にも適用する場合
5. 機能ゲージ
(1) 機能ゲージの原理
(2) 機能ゲージの例
17・17 配管製図
1. 正投影図による配管図
(1) 管などの図示方法
(2) 線の太さ
(3) 管の呼び径の記入法
(4) 管の交差部および接続部
(5) 流れの方向
(6) 従来用いていた簡略図示方法
2. 等角投影法による配管図
17・18 各種製図用図記号
17・19 図面管理
1. 照合番号
2. 表題欄,部品欄および明細表
(1) 表題欄
(2) 部品欄
(3) 明細表
3. 図面の訂正・変更
(1) 変更文字
(2) 数字の変更
(3) 図形の変更
4. 検図
5. 図面の保管
17・20 見取図(スケッチ図)
1. 見取図について
2. 見取図の用具
3. 見取図の描き方
18章 CAD製図
18・1 CADとは
18・2 CADのハードウェア
18・3 CADのソフトウェア
1. CADソフトの機能
2. 二次元のCADシステム
(1) 基本図形作成機能
(2) 図形編集機能
3. 三次元CADシステム
(1) ワイヤフレームモデル
(2) サーフェスモデル
(3) ソリッドモデル
(4) フィーチャーベースモデル
18・4 JISにおけるCAD製図規格
18・5 CAD用語
19章 標準数
19・1 標準数について
19・2 標準数に関する用語と記号
1. 基本数列
2. 特別数列
3. 理論値
4. 計算値
5. 誘導数列
6. 変位数列
7. 配列番号
19・3 標準数の活用
1. 標準数による計算の法則
2. 配列番号を用いる方法
19・4 標準数の使用法
付録 各種の数値および資料
付1表 各種単位換算表
付2表 硬さ間の関係表の例(ISO/DIS 4964:1984)
付3表 断面二次モーメントおよび断面係数
付4表 荷重を受けるはりの応力およびたわみ
付5表 棒材質量表例
付6表 おもな元素記号および密度
付7表 平面の面積および諸数値
付8表 立体の容積および諸数値
続きを見る