内容紹介
熱血講義の神髄が詰まった科目別・第二弾!
一撃力を養う電験三種の過去問攻略書!!
本書は、熱意ある講義で数多くの電験三種受験者を合格に導いた北爪先生が、最近の出題傾向に合わせて書き下ろした電力科目の過去問攻略書です。
電力科目の過去問題のなかから合格に必須の良問を厳選し、問題の答えだけでなく、学習効果を高める周辺情報も含め徹底的に詳しく解説します。
本書を活用して過去問を徹底攻略することにより、初見の問題を一撃で完答する実力を養うことができます。
なお、収録した問題は、『北爪先生が教える! 電験三種 計算問題が一番解ける本』(2016年12月発行)と重複していませんので、併せてご活用いただけます。
目次
主要目次
1章 水力発電
2章 火力発電
3章 原子力発電
4章 変電
5章 電気的特性
6章 たるみ、支線
7章 地中線
8章 故障計算
詳細目次
1章 水力発電
1-1 水力発電の理論式①(水力発電の水車出力と発電機出力)
1-2 水力発電の理論式②(水力発電所の理論水力の単位)
1-3 ベルヌーイの定理①(ベルヌーイの定理)
1-4 ベルヌーイの定理②(水管内の流速と圧力の算出)
1-5 ベルヌーイの定理③(ペルトン水車の流量と水車出力の算出)
1-6 水車の種類(水車の種類と特徴)
1-7 揚水発電(揚水発電の総合効率の算出)
2章 火力発電
2-1 供給電力量(水力発電と汽力発電とで電力供給するときの重油消費料の算出)
2-2 熱効率①(P-V線図とエンタルピーからタービン効率,発電機効率を算出)
2-3 熱効率②(汽力発電所の発電端熱効率からボイラ効率を算出)
2-4 復水器の冷却水量(汽力発電所の発生電力量および復水器冷却水の流量の算出)
2-5 コンバインドサイクル発電①(ガスタービン発電の熱効率の算出)
2-6 コンバインドサイクル発電②(コンバインドサイクル発電と汽力発電の特徴比較)
2-7 タービン発電機①(タービン発電機の特徴)
2-8 タービン発電機②(水車発電機とタービン発電機の特徴)
2-9 タービン発電機③(タービン発電機の水素冷却方式)
2-10 タービン発電機④(タービン発電機の特性と運転)
2-11 変圧器の結線(大容量発電所の主変圧器の結線)
3章 原子力発電
3-1 ウランのエネルギー(ウランのエネルギーを用いた揚水発電所の揚水水量の算出)
3-2 原子力発電の特徴(原子力発電所と汽力発電所の比較)
3-3 軽水炉の比較(加圧水型と沸騰水型の比較)
4章 変電
4-1 短絡電流,並行運転(遮断器の定格遮断電流と,変圧器の並行運転時の負荷分担の算出)
4-2 ガス絶縁開閉装置(ガス絶縁開閉装置(GIS)の特徴)
4-3 調相設備①(調相設備の種類と特徴)
4-4 調相設備②(電力系統の無効電力の調整方法)
4-5 調相設備③(変電所の電圧調整のための同期調相機の運転)
5章 電気的特性
5-1 末端集中負荷と電圧降下①(配電線における電圧降下率から最大負荷電力を算出)
5-2 末端集中負荷と電圧降下②(送電線において電圧降下率や受電端電圧を一定に保つ皮相電力,無効電力の算出)
5-3 末端集中負荷と電圧降下③(配電線における線間電圧と電線の断面積の算出)
5-4 末端集中負荷と電圧降下④(昇圧器を含む配電線における二次側電圧および受電端電圧の算出)
5-5 複数負荷と電圧降下①(単相2線式の配電線路における電圧降下と負荷電流の算出)
5-6 複数負荷と電圧降下②(4地点の負荷による電圧降下と抵抗の算出)
5-7 複数負荷と電圧降下③(力率が異なる負荷による電圧降下の算出)
5-8 複数負荷と電圧降下④(力率が異なる負荷による電圧降下を,電力から電流を経由して算出)
5-9 ベクトル作図①(送受電端電圧に位相差があるときの送電電力の算出(1))
5-10 ベクトル作図②(送受電端電圧に位相差があるときの送電電力の算出(2))
5-11 ベクトル作図③(π形回路のアドミタンスおよびリアクタンスの算出)
5-12 電圧変動率(コンデンサ投入時の電圧変動率からパーセントインピーダンスを算出)
5-13 電力損失①(配電線の供給電力と線路損失の算出)
5-14 電力損失②(2回線送電線の電力損失率から電線の最小断面積を算出)
5-15 配電方式の比較(三種類の配電方式における電力損失の比較)
5-16 単相3線式①(単相3線式配電線の端子電圧,変圧器の一次電流の算出)
5-17 単相3線式②(バランサの接続による線路損失の軽減量の算出)
5-18 単相3線式③(太陽光発電設備の系統連系と,端子電圧の算出)
5-19 単相3線式④(太陽光発電設備の系統連系と,出力電流の算出)
5-20 異容量V結線①(異容量V結線変圧器が供給可能な単相負荷の最大電力の算出)
5-21 異容量V結線②(V結線変圧器の容量の算出)
5-22 ループ配電線①(ループ配電線の電流分布と電圧降下の算出)
5-23 ループ配電線②(電圧降下からループ配電線を流れる負荷電流を算出)
5-24 誘導障害(誘導障害の発生原理と対策)
5-25 中性点接地方式①(中性点接地方式の種類と特徴)
5-26 中性点接地方式②(中性点接地方式の特徴)
5-27 中性点接地方式③(消弧リアクトル接地におけるリアクトルのインピーダンスの算出)
5-28 中性点接地方式④(非接地方式電線路の1線地絡時に発生する現象)
5-29 スポットネットワーク方式(スポットネットワーク方式の特徴)
6章 たるみ,支線
6-1 たるみ①(温度変化時のたるみの算出)
6-2 たるみ②(支持物が割り込んだときのたるみの算出)
6-3 支線(傾斜支線柱における支線の張力の算出)
7章 地中線
7-1 誘電損(地中電力ケーブルの誘電損の算出)
7-2 マーレーループ法(マーレーループ法による故障点位置の標定)
7-3 調相設備(送電線におけるフェランチ効果の防止)
7-4 フェランチ効果(送電線路のフェランチ効果)
7-5 静電容量(ケーブルの対地静電容量と線間静電容量の比,充電電流の算出)
8章 故障計算
8-1 短絡電流①(三相短絡時の短絡電流,母線電圧の算出)
8-2 短絡電流②(インピーダンスマップ,%Z法による三相短絡電流の算出)
8-3 短絡電流③(単相変圧器3台による三相電力供給時の短絡電流の算出)
8-4 短絡電流④(過電流継電器の電流タップ値の算出)
8-5 配電線の保護(配電線の保護方式)
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