内容紹介
土木構造に詳しくない専門外の人でも分かるPV構造設計の入門書
太陽光発電設備(PV)は2012年に開始されたFIT導入以降、一気に普及拡大しましたが、専門知識を持たない発電事業者等による構造安全性の軽視により、飛散・倒壊・水没などの事例が多発しています。事故やトラブルの原因の多くは、土木や架台・基礎の設計・施工の問題で、長期的に安心・安全なPVを構築することが急迫の課題となっています。また、近年、稼働中の発電施設の売買が盛んに行われるようになり、投資家等の注目を集めており、中古市場が活発に動いています。
本書は、専門的で難しい内容になりがちな構造設計について、専門外でも理解できるよう分かりやすく解説した入門書です。PVの構造設計に携わる方だけでなく、PV融資や中古市場での価値評価の参考書として、評価鑑定をされる方にもお薦めします。
このような方におすすめ
太陽光発電システムに関わる事業者・施工者、O&M(電気工事士、電気主任技術者)、行政、不動産鑑定士、資産鑑定士、太陽光発電事業評価技術者、テクニカルデューデリ事業者、融資関係者、保険関係者
目次
主要目次
第1章 太陽光発電設備の構造史と事故事例
第2章 構造設計の仕組みと考え方
第3章 耐風設計-風に対する構造計算の方法
第4章 構造計算の例
第5章 構造計算書でのチェックポイント
第6章 地盤と基礎に対する検討方法と留意点