内容紹介
ツールの操作からレポートのまとめ方まで、データ分析のキホンが身につく!
この本は、データ分析の初心者、とくに文系の方を対象とした社会経済に関するデータ分析の入門書です。
前半は、プログラミング言語に抵抗のある方でも取り組みやすいよう、Excelで記述統計の解説を行います。Excelの基本操作もフォローするので、パソコンが苦手な方でも大丈夫です。
後半に入ったら、データ数が多い場合の分析方法をR(R Studio)で解説していきます。Rについても、もちろんインストールから使い方を説明します。経済データの分析でよく使われる回帰分析をしっかり理解し、レポートとしてまとめられるよう、ていねいに解説していきます。
卒論などで大量のデータ分析を必要とする文系学生のほか、アンケートなどのデータ分析が必要だけれど、数学が苦手な社会人の方にもおすすめです。
【本書の特徴】
・ ExcelやRを使用した経済に関する例題および演習問題を、各章に掲載しています。数式を追うだけでなく、手を動かして実際の分析方法を身につけることができます。
・ 演習問題には公的統計データを使用しているため、常に最新の情報を分析しながら学べます。
・ExcelやRは、パソコンに苦手意識のある方でも取り組みやすいよう、使用方法をていねいに解説します。
このような方におすすめ
◎ 経済学部や経営学部、および関連する社会科学系の学生
◎ 数学が得意ではないが、データを分析してレポートを作成したい学生および社会人
目次
主要目次
Chapter 1 データと変数の種類
Chapter 2 データをグラフ化しよう
Chapter 3 一つの変数による記述統計―中心と散らばりの統計量
Chapter 4 二つの変数による記述統計―相関係数と回帰分析
Chapter 5 推定の考えかた
Chapter 6 検定の考えかた
Chapter 7 回帰分析での推定と検定
Chapter 8 ダミー変数を用いた回帰分析
Chapter 9 レポートの作成
詳細目次
はじめに
本書で利用するデータ
Web付録の内容
Chapter 1 データと変数の種類
1.1 データの表しかた
1.2 変数の種類
1.3 観測期間からみたデータの種類
Chapter 2 データをグラフ化しよう
2.1 棒グラフ
2.2 度数分布表とヒストグラム
2.3 折れ線グラフ
2.4 地図を使ったグラフ:主題図
2.5 まとめ
Chapter 3 一つの変数による記述統計―中心と散らばりの統計量
3.1 データの中心の値
3.2 データのばらつきの値
3.3 標準偏差の活用
3.4 四分位値と箱ひげ図
3.5 その他の記述統計量
3.6 Excelを用いて一括して計算する方法
3.7 まとめ
Chapter 4 二つの変数による記述統計―相関係数と回帰分析
4.1 散布図
4.2 共分散
4.3 相関係数
4.4 回帰分析
4.5 まとめ
4.6 演習問題Ⅰ
Chapter 5 推定の考えかた
5.1 データの種類
5.2 標本抽出の方法
5.3 推定の考えかた
5.4 標本平均の標本分布
5.5 正規分布
5.6 母平均の信頼区画
5.7 まとめ
Chapter 6 検定の考えかた
6.1 仮説検定の目的
6.2 帰無仮説と対立仮説
6.3 検定統計量
6.4 臨界値の設定
6.5 仮説検定の結論の述べかた
6.6 母平均値の両側検定の手順
6.7 t分布を用いた臨界値の求めかた
6.8 まとめ
Chapter 7 回帰分析での推定と検定
7.1 母集団回帰式と標本回帰式
7.2 回帰分析での推定
7.3 回帰分析での仮説検定
7.4 重回帰式における推定と検定
7.5 まとめ
Chapter 8 ダミー変数を用いた回帰分析
8.1 ダミー変数
8.2 ダミー変数を説明変数とした単回帰分析
8.3 説明変数に一つのダミー変数を入れた重回帰分析
8.4 ダミー変数と連続変数の公差項を入れた回帰分析
8.5 説明変数に複数のダミー変数を含む回帰分析
8.6 ダミー変数が被説明変数の場合の回帰分析
8.7 まとめ
Chapter 9 レポートの作成
9.1 レポートの構成
9.2 図表の作成
9.3 文章の執筆
9.4 参考文献
9.5 レポートの例
9.6 まとめ
9.7 演習問題Ⅱ
練習問題解答例
付録1 付表
付録2 学習案内
参考文献
索引
参考文献/索引/奥付
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