内容紹介
詳細な解説と図解で電気回路がよくわかる!
本書は、初心者でもわかりやすく読みこなせるよう、次のことに留意して執筆されています。
1番目はイメージを重視したことです。回路、記号、式を見たとき、これに対応して頭の中で想起するイメージが正しくなければ本当に理解しているとは言えません。そこで、イメージの想起を手助けできるような図を随所に配置しました。
改訂にあたっては一部の古い記述の見直し、誌面の刷新をはかりました。
2番目は「言語は概念形成において大切である」ということです。その内在する意味には、さまざまな歴史、先人達の考え、物理現象などが集約されています。これらを知ることは、専門用語を正しく理解できることにつながると考え、本書では、電気回路の専門用語について詳しく説明しています。
3番目は、解法プロセスを重視したことです。このため、式のみならず、図や文章による証明の作法を多く記述しました。
このような方におすすめ
・高専、大学学部、専門学校の学生(教科書・参考書・自習書として)
・新入社員の教育用教材として
・電気回路の独学者、技術者で電気回路を再学習したいと考えている人
目次
主要目次
0章 学ぶための教養
1章 直流回路基礎
2章 直流回路網解析
3章 正弦波交流
4章 交流回路素子
5章 交流回路の基礎技術
6章 相互インダクタンス回路
7章 交流回路の発展例
8章 三相交流回路
9章 二端子対回路
10章 非正弦波交流
詳細目次
0章 学ぶための教養
0 本書の読み方
1 電気回路,学びの序幕
2 物理量と単位
3 電気数学(その1)
4 電気数学(その2:複素数)
演習問題
1章 直流回路基礎
1 抵抗とオームの法則
2 抵抗の直列・並列回路
3 分圧と分流
4 直流計器と電源
5 電流の発熱作用と電力
演習問題
2章 直流回路網解析
1 キルヒホッフの法則
2 重ね合せの定理とテブナンの定理
3 Δ―Y変換とブリッジ回路
4 他の回路網解析手法
演習問題
3章 正弦波交流
1 正弦波交流の発生
2 交流波形の表現
3 複素ベクトル表現
演習問題
4章 交流回路素子
1 RLC素子とその性質
2 インピーダンスとアドミタンス
3 V=ZI,I=YVの複素数計算
演習問題
5章 交流回路の基礎技術
1 電力と力率
2 共振回路とQ
3 交流ブリッジ回路
演習問題
6章 相互インダクタンス回路
1 相互インダクタンス回路の仕組み
2 回路表現
演習問題
7章 交流回路の発展例
1 回路網解析
2 種々の発展した計算例
演習問題
8章 三相交流回路
1 三相交流の発生と表現
2 三相回路の結線と相互関係
3 三相電力
4 不平衡三相回路
演習問題
9章 二端子対回路
1 二端子対パラメータ
2 相互変換と相互接続
演習問題
10章 非正弦波交流
1 非正弦波交流とその表現
2 過渡現象の基礎
演習問題
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