内容紹介
バイオのデータもPythonで!
生物学に関わる理解・研究では、コンピュータによるデータ処理が欠かせないものとなってきています。生物学の扱う系はもともと非常に複雑で雑音が多く、統計的な解析が広く使われてきましたが、特に最近のDNA/RNA解析ではいわゆる次世代シーケンサ(NGS)が大量のDNA配列データを生み出してそれを整理しなければならないなど、コンピュータによるデータ処理が必須になっています。
本書は、生物学分野において行われる、さまざまなデータ解析処理について、Pythonを用いて行う方法を解説し、理解することを目的としています。従来、簡単な処理はExcel を使ったり、R やSPSSなどの統計処理を主目的とする言語・ソフトウェアパッケージが用いられてきました。そのなかで本書は、比較的新しく、機械学習やデータ分析に優れたプログラミング言語であるPython を使って、初歩的なデータ処理をどのように行えばよいのかを紹介しています。
このような方におすすめ
◎生物系の大学院生,研究者
○情報系の学生,院生,研究者
目次
主要目次
第 1 章 バイオデータ処理
第 2 章 プログラムを動作させるための知識
第 3 章 Pythonによる入力・出力データ加工のためのプログラミング
第 4 章 Pythonからバイオデータを扱うライブラリ
第 5 章 可視化のためのライブラリ
第 6 章 統計処理に便利な汎用の統計パッケージ
第 7 章 変異解析・発言解析の流れの例