内容紹介
製図指導書のロングセラー、JIS B 0001:2019[機械製図]対応版。
本書は、設計製図技術者向けの「規格にもとづいた製図法の理解と認識の普及」を目的として企図され、初版(1952年)発行以来、全国の工業系技術者・教育機関から好評を得て、累計100万部を超えました。
このたび、令和元年5月改正のJIS B 0001:2019[機械製図]規格に対応するため、内容の整合・見直しを行いました。
「日本のモノづくり」を支える製図指導書として最適。
※日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)2019年7月1日施行
このような方におすすめ
工業系の学生および工業系業務従事者
工業系の学校での教科書・サブテキストとしての採用
工業系企業・団体などでの研修用テキストとしての採用
目次
主要目次
1章 製図について
2章 図面の構成について
3章 図法幾何学と投影法
4章 図形の表し方
5章 寸法記入法
6章 サイズ公差の表示法
7章 幾何公差の表示法
8章 表面性状の図示方法
9章 溶接記号とその表示法
10章 材料表示法
11章 主要な機械部品・部分の図示法
12章 CAD機械製図
13章 図面管理
14章 スケッチ
15章 その他の工業部門製図
付録1 製図器材とその使い方
付録2 JISにもとづく標準図集
付録3 製図者に必要なJIS規格表
索引
詳細目次
1章 製図について
1・1 製図の意義とその重要性
1・2 製図の起源
1・3 設計,製図から製品までの工程
1・4 製図規格の成り立ち
1・5 日本産業規格(JIS)について
1. 日本産業規格(JIS)ができるまで
2. JISの部門記号と分類番号
1・6 各国の工業規格とその国際的統一化運動
2章 図面の構成について
2・1 製図用紙のサイズ
2・2 図面の様式
1. 図面の輪郭
2. 表題欄の位置
3. 中心マーク
4. 方向マーク
5. 比較目盛
6. 格子参照方式
7. 裁断マーク
2・3 図面の折り方
2・4 尺度
2・5 線
1. 線の種類
2. 線の太さ
3. 線と線の間のすきま
4. 重なる線の優先順位
2・6 文字
1. 文字の種類
2. ラテン文字,数字および記号
3. 平仮名,片仮名および漢字
3章 図法幾何学と投影法
3・1 図法幾何学
1. 平面幾何画法
2. 立体の展開図
3. 立体の相貫
3・2 投影法の種類
1. 正投影
2. 軸測投影
3. 透視投影
4章 図形の表し方
4・1 投影図の種類
1. 投影によって得られる投影図の種類
2. 第一角法と第三角法
3. 矢示法
4. 正面図(主投影図)の選び方
5. 補足の投影図の選び方
6. 図形の向き
4・2 補助となる図法
1. 補助となる投影図
2. 部分拡大図
3. 回転投影図
4. 展開図
5. 想像図
6. 断面図
4・3 省略ならびに慣用図示法
1. かくれた線の省略
2. 対称図形の省略
3. 繰返し図形の省略
4. 中間部分の省略
5. 必要部分だけの図示
6. 慣用図示法
5章 寸法記入法
5・1 寸法記入について
5・2 寸法と角度について
5・3 寸法線の記入法
1. 寸法線,寸法補助線
2. 矢印(端末記号)
3. 引出線と参照線
5・4 寸法数値の記入法
5・5 寸法補助記号
1. 直径の記号Φ
2. 正方形の記号□
3. 半径の記号R
4. 球面の記号SΦおよびSR
5. コントロール半径CR
6. 面取りの記号C
7. 円すい(台)状の面取り記号∧
8. 板の厚さの記号t
5・6 細部への寸法記入法
1. 狭小な部分への寸法記入法
2. 円弧の寸法記入法
3. 曲線の寸法記入法
4. 穴の寸法記入法
5. キー溝および止め輪溝の寸法記入法
6. こう配とテーパの記入法
7. 薄肉部の表し方
5・7 寸法記入の簡便法
1. 図形が対称の場合
2. 図形は対象物と比例関係を保つ
3. 非比例寸法の場合
4. 同種の穴が同一間隔で連続する場合
5. 鋼材などの寸法
6. 文字記号または説明文字による寸法表示
5・8 寸法記入上の注意
1. 寸法記入箇所の選択
2. その他の注意事項
6章 サイズ公差の表示法
6・1 サイズ公差について
6・2 ISOはめあい方式
1. はめあいについて
2. 限界ゲージ
3. はめあいの種類
4. 実際のすきまおよびしめしろ
5. 穴基準はめあい方式と軸基準はめあい方式
6. 図示サイズ
7. 上および下の許容差
8. 図示サイズの区分
9. 基本サイズ公差の基本数値および基本サイズ公差等級
10. 許容差によって分類した,穴と軸の種類,表示
11. 許容差の見方
12. はめあいの適用
6・3 ISOはめあい方式の表示法
6・4 ISOはめあい方式によらない場合のサイズ公差の記入法
6・5 普通公差
7章 幾何公差の表示法
7・1 幾何公差の種類とその記号
7・2 公差域
7・3 データム
7・4 幾何公差の図示法
1. 公差記入枠
2. 公差により規制される形体の示し方
3. データムの図示方法
4. 理論的に正確な寸法
5. サイズ公差方式と幾何公差方式の比較
6. 幾何公差の図示例とその公差域
7・5 最大実体公差方式について
1. 最大実体とは
2. 最大実体公差方式の適用
3. 動的公差線図
7・6 普通幾何公差
1. 真直度および平面度
2. 真円度
3. 平行度
4. 直角度
5. 対称度
6. 円周振れ
7. 図面上の指示
8章 表面性状の図示方法
8・1 表面性状について
8・2 輪郭曲線,断面曲線,粗さ曲線,うねり曲線
8・3 輪郭曲線パラメータ
1. 輪郭曲線から計算されたパラメータ
2. その他の用語解説
8・4 表面性状の図示方法
1. 表面性状の図示記号
2. パラメータの標準数列
3. 表面性状の要求事項の指示位置
4. 表面性状の図面上の指示
5. 表面性状図示記号の記入法
6. 表面性状の要求事項の簡略図示
7. 図示記号の記入例
9章 溶接記号とその表示法
9・1 溶接の種類
9・2 溶接の特殊な用語
9・3 溶接記号の構成
9・4 寸法の指示
10章 材料表示法
10・1 材料とその記号
10・2 JISに規定された金属材料記号の見方
11章 主要な機械部品・部分の図示法
11・1 ねじおよびねじ部品の製図
1. ねじについて
2. ねじの用途
3. ねじの標準形の種類
4. ねじの表し方
5. ねじおよびねじ部品の製図規格
6. ねじおよびねじ部品の図示方法
7. ボルト,ナットの知識
11・2 ばね製図
1. コイルばね
2. 重ね板ばね
3. 竹の子ばね
4. 渦巻きばね
5. 皿ばね
11・3 歯車製図
1. 歯車について
2. 歯車の種類
3. 歯車の歯形
4. 歯形各部の名称
5. 歯形の大きさ
6. 基準ラック
7. 標準歯車と転位歯車
8. 歯車の図示方法
9. 歯車の製作図および要目表について
11・4 転がり軸受製図
1. 転がり軸受の種類
2. 転がり軸受の図示方法
3. 旧規格による転がり軸受の略画法
11・5 センタ穴の簡略図示方法
12章 CAD機械製図
12・1 CAD製図について
12・2 CAD機械製図規格の内容
1. CAD製図の具備すべき情報と基本要件
2. 図面の大きさおよび様式
3. 線
4. 文字
5. 尺度
6. 金属硬さ
7. 熱処理
13章 図面管理
13・1 図面管理について
13・2 照合番号
13・3 表題欄,部品欄および明細表
1. 表題欄,部品欄
2. 明細表
13・4 図面の訂正・変更
13・5 検図
13・6 標準数
1. 標準数について
2. 標準数の説明
3. 標準数の利用による効果
4. 標準数の使用法
5. 標準数の適用例
6. 円筒型容器の例
14章 スケッチ
14・1 スケッチの意義
14・2 スケッチ作成の用具
14・3 スケッチ作成の順序と方法
14・4 形状のスケッチと寸法の測定記入
1. フリーハンドによる方法
2. プリントによる方法
3. 型取りによる方法
4. カメラを用いる方法
14・5 材料の見分け方
1. 色沢および肌合いによる材質の判別
2. 硬さによる材質の判別
14・6 スケッチに対する表面性状図示記号
14・7 はめあい部品のスケッチ
14・8 スケッチ上の注意事項
14・9 スケッチ図の描き方
1. 直線の描き方
2. 円弧の描き方
15章 その他の工業部門製図
15・1 建築製図
1. 建築図面の種類
2. 図面の構成について
3. 位置の表示
4. 平面表示記号
5. 材料構造表示記号
6. 寸法記入法
15・2 土木製図
1. ランドスケープ製図
2. 構造図
15・3 電気製図
1. 電気図面
2. 電路線図
15・4 配管製図
1. 配管図について
2. 正投影図による配管図
3. 等角投影法による配管図
付録1 製図器材とその使い方
付1・1 製図器材
1. 製図器械
2. 製図板
3. 定規類
4. 製図機械
5. その他の器具と材料
付1・2 図面の描き方
1. 製図者と用具の位置
2. 製図用紙の張りつけ方
3. 線の引き方
付録2 JISにもとづく標準図集
付録3 製図者に必要なJIS規格表
製品の幾何特性仕様(GPS)
(JIS B 0401-1:2016)について
索引
続きを見る