内容紹介
データベース入門の決定版!
データベースを学びたい初学者に向けて、平易な言葉で基礎を解説した入門書です。
大規模な情報を効率よく処理するために、いまやデータベースは欠かせないコンピュータの基盤技術となっています。
本書は、データベース技術に関する、大学・高専の標準的な教科書として、また社会人の方の入門書として、データベース技術のポイントを選んで、それぞれの基本的な考え方,内容をていねいにわかりやすく説明しています。
このような方におすすめ
理工系の大学・高専の学部生
独学でデータベースを学びたい初心者
IT会社に勤める新入社員
データサイエンティストを目指す初学者
目次
主要目次
1章 データベースとは
2章 関係表とは
3章 データベースの代数
4章 関係表の正規化
5章 基底表と視野表
6章 やわらかい内部スキーマ
7章 安全なデータベース
詳細目次
1章 データベースとは
1.1 無体の財産
1.2 データベースとは
1.3 表、ファイル、そしてデータベース
1.4 データベースシステムの構造
データベースカフェ(演習問題)
2章 関係表とは
2.1 ウェブページの関係表
2.2 正規形の関係表
2.3 n項関係の列と属性
2.4 エンティティ,リレーションシップ,オブジェクト,関係表
2.5 関係表補遺
データベースカフェ(演習問題)
3章 データベースの代数
3.1 関係表の代数
3.2 基本集合演算
3.2.1 集合の代数
3.2.2 ベン図と真理値表
3.2.3 シェーファーの棒記号による演算
3.2.4 シェーファーの棒記号のまとめ
3.3 関係表の演算
3.3.1 データベース応用のための演算
3.3.2 関係表の直積
3.3.3 関係代数演算の記法
3.3.4 選択と制約
3.3.5 射影
3.3.6 結合 (join)
3.3.7 割り算
3.4 関係代数から利用者インタフェースまで
3.4.1 データ操作の階層
3.4.2 SQL言語
3.4.3 SQL言語の機能
データベースカフェ(演習問題)
4章 関係表の正規化
4.1 正規形がめざすもの
4.2 結合のわな
4.3 汎関係の表
4.4 関数従属性FDによる分解
4.5 キーの性質
4.6 第2正規形からボイスコッドの正規形へ
4.6.1 キー列と非キー列
4.6.2 第2正規形
4.6.3 第3正規形
4.6.4 ボイスコッドの正規形
4.6.5 正規形への分解手順
4.7 第4正規形から射影結合正規形まで
4.7.1 多値従属性
4.7.2 関数従属性と多値従属性
4.7.3 多値従属性の推論則
4.7.4 第4正規形の定義
4.7.5 無損失結合分解
4.7.6 3方向への射影と結合
4.7.7 結合従属性
4.7.8 第5正規形の定義
4.8 (3,3)正規形
データベースカフェ(演習問題)
5章 基底表と視野表
5.1 外部スキーマ
5.2 基底表と視野表
5.3 視野の限定と拡大
5.4 SQL言語の視野表定義文
5.5 呼出し権限の付与、連鎖
データベースカフェ(演習問題)
6章 やわらかい内部スキーマ
6.1 内部スキーマとは
6.2 外部記憶
6.3 主記憶と外部記憶との格差
6.4 主記憶上での探索
6.5 発生順に詰めるファイル
6.6 外部記憶上の木
6.7 B木
6.8 B+木
6.8.1 レコードを呼び出す効率
6.8.2 B+木の発想
6.8.3 B+木を作る
6.8.4 B+木の探索と削除
6.9 動的ハッシング
6.9.1 ハッシング
6.9.2 動的ハッシュ関数
データベースカフェ(演習問題)
7章 安全なデータベース
7.1 壊れないデータベース
7.2 トランザクションと障害回復
7.3 控えという備え
7.4 複数トランザクションの同時実行制御
7.5 施錠による同時実行制御
共有錠と専有錠/時間表/整形式の施錠/施錠の階層/トランザクションの隔離性/デッドロック
7.6 同時実行トランザクションの控え
7.7メディア障害
7.8 RAID
7.8.1 時間の試練に耐えたアイデア
7.8.2 MTBFとMTTF
7.8.3 RAIDの基本的な考え方
RAID-1の構成/RAID-2の構成/RAID-3の構成/RAID-4の構成/
RAID-5の構成/ストライピングだけの構成
データベースカフェ(演習問題)
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