内容紹介
電験三種受験に必須の数学をていねいに解説!
「完全マスター電験三種受験テキスト」シリーズの別巻的な位置づけである「電気数学」の改訂版です。
電験三種の4科目で出題される計算問題では、電気数学の知識が必要になってきます。そこで、本書は、電験三種の計算問題に必要な電気数学を題材に、図やグラフを多く用い、視覚的にわかりやすいようにするだけでなく、ポイントとなるところには吹出しで補足説明を入れていますので、文系出身やあまり予備的な知識がない方でも学習しやすい1冊になっています。
また、電気数学の基本的な知識だけではなく、電験三種の問題を例題として取り入れることにより、学んだ電気数学の知識を実践でき、より理解が深まるような紙面構成になっています。
今回の改訂では、初版発行後の2009年以降の出題傾向を精査し、追加・修正(例:過渡現象に関する出題の追加、正弦波交流の様々な表し方の追加等)を行い、併せて計算例や例題の見直し等を行い、内容の充実を図っています。
また、2014年に発行したシリーズ4巻(各科目)に準じた紙面構成になっています。
このような方におすすめ
第三種電気主任技術者試験(電験三種)の受験者、高専・電気工学系の学生
目次
主要目次
Chap1 数学の基礎事項
Chap2 式の計算
Chap3 方程式とその解き方
Chap4 関数とグラフ
Chap5 三角関数
Chap6 ベクトルと複素数
Chap7 伝達関数と周波数応答
Chap8 2進法と論理式
付 録
詳細目次
Chap1 数学の基礎事項
1-1 数の分類と整数・分数・小数
1-2 数学で使われる記号とその意味
1-3 電験で使われる単位と国際単位系(SI)
1-4 約数と倍数
1-5 数値計算の順序と加減乗除のきまり
1-6 無理数,虚数,複素数
1-7 代数式と書き方の約束
1-8 等式と不等式
1-9 比例と反比例
1-10 百分率と単位
1-11 総和(シグマ)
練習問題
Chap2 式の計算
2-1 計算問題を文字式に直すコツ
2-2 整式とその計算方法
2-3 因数分解と式の展開
2-4 分数式の計算
2-5 無理数・無理式の計算
2-6 指数式の計算
2-7 最大定理、最小定理、近似値の計算
練習問題
Chap3 方程式とその解き方
3-1 方程式とその性質
3-2 一元一次方程式の立て方と解き方
3-3 行列式の計算
3-4 二元一次方程式の立て方と解き方
3-5 三元一次方程式の立て方と解き方
3-6 二次方程式とその解き方
3-7 分数方程式とその解き方
練習問題
Chap4 関数とグラフ
4-1 関数の表し方
4-2 座標とグラフ
4-3 一次関数、二次関数のグラフ
4-4 ピタゴラスの定理、円の方程式とグラフ
4-5 指数関数とグラフ
4-6 対数と計算方法
4-7 関数の変化率と微分の基礎
練習問題
Chap5 三角関数
5-1 角度と角度の測り方
5-2 鋭角の三角関数
5-3 特別な角、一般角の三角関数
5-4 三角関数のグラフ
5-5 正弦波交流の表し方
5-6 三角関数相互間の関係
5-7 逆三角関数
5-8 正弦定理
5-9 余弦定理
練習問題
Chap6 ベクトルと複素数
6-1 ベクトル量とスカラー量
6-2 複素数
6-3 ベクトルの各種表示法
6-4 複素数の加減算とベクトル表示
6-5 複素数の乗算とベクトル表示
6-6 複素数の除算とベクトル表示
6-7 ベクトルオペレータjと?
6-8 ベクトル軌跡
練習問題
Chap7 伝達関数と周波数応答
7-1 伝達関数
7-2 ブロック線図
7-3 周波数伝達関数と周波数応答
7-4 増幅度、利得と対数
7-5 ボード線図
練習問題
Chap8 2進法と論理式
8-1 2進法の計算
8-2 論理代数と2進法
8-3 論理代数の基本定理
8-4 論理回路の簡単化
練習問題
付 録
付-1 微分の基礎(続き)と積分の基礎
付-2 ラプラス変換と逆変換
付-3 ギリシャ文字の読み方
付-4 図形と面積・体積の求め方
付-5 電験三種に必要な数学の範囲と使用頻度
付-6 電験三種の計算問題を解く学習のコツ
練習問題解答
続きを見る