内容紹介
防災・防犯設備の実務に役立つ内容を満載
相次ぐ地震や噴火、豪雨・豪雪などの自然災害に加え、日々増していくばかりのテロの脅威など、私たちを取り巻く防災・防犯に関する環境は悪化の一途をたどっており、対策が急務となっています。
そのため、電気設備にかかわる技術者は、単に電気機器の知識のみならず、防災・防犯設備としての電気設備についても十分な知識をもち、対応することが求められるようになってきています。
そこで本書は、電気設備関連会社の新人から若手技術者を主たる対象と位置づけ,彼らにとって本当に役立つ実務に即した防災・防犯設備の内容をまとめたものです。
このような方におすすめ
・建築電気設備工事関連企業の新人~5 年目程度の技術者
・電気設備学会員
目次
主要目次
第1章 防災設備を取り巻く環境
第2章 防災対策への取組み―防災計画と防災設備
第3章 雷対策への取組み-雷保護設備
第4章 自然災害対策への取組み
第5章 その他防災対策への取組み
第6章 侵入犯対策への取組み ―監視カメラと防犯設備
詳細目次
第1章 防災設備を取り巻く環境
1・1 基礎的インフラとしての「電気設備」
1・1・1 商品・経済財としての電気
1・1・2 電気設備の必要性と機能
1・1・3 電気設備
1・1・4 電気設備の設置・運用におけるリスクの回避・軽減の必要性
1・2 各種災害と防災設備
1・2・1 各種災害
1・2・2 防災設備
1・3 防災設備と防災計画
1・3・1 電気設備の種類
1・3・2 防災計画
1・4 事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)
1・4・1 事業継続計画(BCP)
1・4・2 事業継続マネジメント(BCM)
1・5 災害の現状と課題
1・5・1 自然災害の現状と課題
1・5・2 火災被害の現状と課題
1・5・3 落雷の現状と課題
1・5・4 侵入犯の現状と課題
参考文献
第2章 防災対策への取組み―防災計画と防災設備
2・1 防災計画
2・1・1 防災計画のポイント:平常時と緊急時
2・1・2 常設の防災センター
2・2 防災設備
2・1・2 常設の防災センター
2・2・2 システム系統図
2・2・3 自動火災報知設備
2・2・4 消火設備
2・2・5 防火・防排煙設備
参考文献
第3章 雷対策への取組み-雷保護設備
3・1 雷雲の発生と落雷
3・2 雷対策の必要性
3・3 雷対策のポイント
3・3・1 落雷電流波形
3・3・2 雷電流波高値の累積頻度分布
3・3・3 避雷器,SPDの種類
3・4 雷対策の方法
3・4・1 建築物等(構造物)の雷保護対策
3・4・2 設備(建築物等内の電気及び電子システム)の雷保護対策
3・5 各設備における雷害対策
3・5・1 自動火災報知設備
3・5・2 監視カメラ
3・5・3 防災無線設備
3・5・4 ビル設備
3・5・5 工場設備
3・5・6 風力発電設備
3・5・7 太陽光発電設備
3・5・8 一般需要家設備
3・6 雷対策に関する留意点
3・6・1 接地抵抗
3・6・2 SPDの接地線
3・6・3 SPDの設置場所
参考文献
第4章 自然災害対策への取組み
4・1 地震対策設備
4・1・1 地震の発生と大きさ
4・1・2 地震対策の必要性
4・1・3 地震対策のポイント
4・1・4 地震対策の方法
4・1・5 各設備における地震対策例
4・1・6 地震警報システム
4・2 水害対策設備(村上:日本設計)
4・2・1 防水措置のポイント
4・2・2 防水設備(浸水防止用設備)
4・3 雪害対策設備
4・3・1 雪害対策ポイント
4・3・2 各設備の雪害・凍害対策
参考文献
第5章 その他防災対策への取組み
5・1 安否確認
5・1・1 安否確認システム
5・1・2 災害用伝言ダイヤルサービス
5・1・3 災害用伝言板
5・1・4 安否確認システム
5・1・5 安否確認システム(サービス)の選定のポイント
5・2 災害テロ対策への取組み
5・2・1 テロへの備え
5・2・2 危険物検知装置
5・3 再生可能エネルギーおよび蓄電地
5・3・1 太陽光発電設備
5・3・2 風力発電設備
5・3・3 蓄電池
参考文献
第6章 侵入犯対策への取組み ―監視カメラと防犯設備
6・1 監視カメラ
6・1・2 監視カメラとは
6・1・3 監視カメラのシステム概要
6・1・4 監視カメラ機器の選定方法
6・1・5 監視カメラのシステム設計
6・1・6 監視カメラの設置
6・1・7 運用開始にあたって
6・2 防犯設備
6・2・1 機械警備システム
6・2・2 出入管理システム
6・2・3 生体認証装置
6・2・4 屋外防犯設備
参考文献
索引
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