内容紹介
ディジタル回路の設計・解析がよく理解できる!
ディジタル回路の設計・解析がよく理解できるよう,自習書にもなるほど丁寧な解説をした学部教科書である.
情報工学,計算機科学の基礎でよく出てくるアルゴリズム,組合せ最適化問題等を論理回路側から解説し,論理的思考が習得できるよう配慮するとともに興味の湧く教科書となるよう執筆されている.
目次
主要目次
1 準備
2 論理代数と論理関数
3 論理関数の簡単化
4 論理関数の諸性質
5 組合せ論理回路の設計
6 組合せ回路の故障検査と耐故障設計
7 順序回路とその実現
8 順序機械の最小化
9 順序機械の状態割当
10 遅延の影響と非同期式順序回路
詳細目次
1 準備
1.1 論理回路とは
1.1.1 ディジタル回路と論理回路
1.1.2 数や文字の2値符号化
1.1.3 論理回路とその設計
1.2 数学的準備
1.2.1 集合
1.2.2 関係と関数
1.2.3 順序集合と束
演習問題
2 論理代数と論理関数
2.1 論理代数
2.2 論理式
2.3 論理関数
2.4 論理関数の表現
2.4.1 積和表現形と和積表現形
2.4.2 カルノー図
2.4.3 二分グラフ
2.5 不完全定義論理関数
演習問題
3 論理関数の簡単化
3.1 論理関数の簡単化とは
3.2 カルノー図を用いた方法
3.3 クワイン・マクラスキ法
3.4 複数の論理関数の簡単化
演習問題
4 論理関数の諸性質
4.1 論理関数の変数依存性
4.2 種々の論理関数
4.2.1 単調関数とユネイト関数
4.2.2 自己双対関数
4.2.3 線形係数
4.2.4 対称関数
4.2.5 多数決関数と闘値関数
4.3 論理関数の同値関係による分類
4.4 論理関数の合成と万能論理関数集合
演習問題
5 組合せ論理回路の設計
5.1 基本論理ゲートと論理関数の実現
5.2 組合せ回路の設計
5.2.1 ファクタリングと論理式の割算
5.2.2 ドントケアを用いた多段回路の簡単化
5.3 基本的な組合せ回路
5.3.1 加算器
5.3.2 比較器
5.3.3 セレクタ
5.3.4 デコーダ
5.4 ハードウェアアルゴリズム
演習問題
6 組合せ回路の故障検査と耐故障設計
6.1 故障と誤り
6.2 故障とその検査
6.3 テスト生成
6.4 耐故障設計
演習問題
7 順序回路とその実現
7.1 順序回路と順序機械
7.2 順序機械の動作と表現
7.3 順序機械と有限オートマン
7.4 フリップフロップ
7.5 順序回路の設計手順
演習問題
8 順序機械の最小化
8.1 状態の等価性
8.2 順序機械の等価性と最小化
8.3 状態の両立性
8.4 不完全定義順序機械の被覆と最小化
演習問題
9 順序機械の状態割当
9.1 状態割当と順序回路の構造
9.2 状態遷移に関して閉じた分割に基づく状態割当
9.3 状態集合の分割対に基づく状態割当
9.4 出力無矛盾と入力無矛盾な分割に基づく状態割当
演習問題
10 遅延の影響と非同期式順序回路
10.1 組合せの回路の過渡的動作
10.2 非同期式順序回路
10.3 非同期式順序回路の設計
10.4 非同期式順序回路の状態割当
10.4.1 MTT状態割当
10.4.2 STT状態割当
演習問題
参考文献
演習問題解答
索引
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