内容紹介
気象との対話を通して、自然科学の本質に迫る
本書は、気象分野の専門的な項目を、他の多くの自然科学の分野に共通する視点から再検討しています。特に、「複雑系(非平衡散逸系、非線形系)としての気象」の理解の仕方について詳しく考察しています。併せて、気象の応用技術面についてもまとめました。
さらに、近代気象学史に登場する多くの巨人たちから9人を選んで、彼らの遺したブレークスルーの発想の原点を検討しつつ、気象学・気象技術がこれから歩むであろう道のいくつかについて論じています。
このような方におすすめ
○気象予報士、気象研究者、自然科学の専門家
○自然科学に関心のある一般の方
目次
主要目次
第1章 自然探究の基本的なスタンス
第2章 気象学・気象技術の過去60年の歩みを顧みて
第3章 自然学としての気象学を求めて-複雑系気象学序説-
第4章 気象学・気象技術のいくつかのトピックスを追って
第5章 気象学・気象技術におけるブレークスルーをめぐって-ブレークスルーはどのようにして実現するのか-
第6章 これからの気象学・気象技術を考える