内容紹介
放射線・放射能に対する疑問が解け、本質から理解できる
福島原子力発電所の事故から3年、放射線・放射能の問題は、長年にわたって取り組むべき課題です。本書は私たちが知っておくべき放射線・放射能についての知識や考えておかなければならない問題を、著者の福島での除染や放射線知識の普及の活動の経験をもとにして、見開き構成で基礎からわかりやすく解説しています。
このような方におすすめ
・放射線や放射能の性質や影響などを知りたい一般の人
・学校などで放射線や放射能について教えたり、生徒の質問に答えている教員
・住民の疑問に答えなければならない役場などの職員
目次
主要目次
1章 素朴な疑問
2章 放射線安全の仕組み
3章 放射線の健康影響
4章 放射線・放射能の基礎知識
詳細目次
1章 素朴な疑問
・自然から受ける放射線と人工の放射線では人に対する影響は違いますか?
・レントゲン検査などで病院で受ける放射線で身体に影響はありませんか?
・ラジウム温泉や岩盤浴で受ける少量の放射線は身体に良いのは本当ですか?
・放射能を少しでも体に取り込むと病気になりますか?
・低線量の放射線影響は本当に「よく分かっていない」のですか?
・専門家と言われる人たちの間で放射線の影響に関して意見が分かれるのはなぜですか?
2章 放射線安全の仕組み
・放射線安全の仕組みはどのように作られて来ましたか?
・現在の放射線安全の考え方と仕組みはどのようになっていますか?
・線量制限の値はどのように決めたのですか?
・緊急被ばく状況や現存被ばく状況の“参考レベル”にはどういう意味がありますか?
・1年間に1ミリシーベルトという基準とはどのような意味がありますか?
3章 放射線の健康影響
・放射線は白血病を起こすのですか?
・放射線を受けると遺伝に影響がありますか?
・妊娠中に放射線を受けると子供にどんな影響がありますか?
・放射線ががんを起こすと言われるのはなぜですか?
・内部被ばくは外部被ばくより危険だというのは本当ですか?
4章 放射線・放射能の基礎知識
・物質はどのように成り立っていますか?
・放射線にはどんな作用と性質がありますか?
・放射線の量はどのようにして作られましたか?
・放射線の量や強さはどのような仕組みで測れますか?
・核分裂ではどんなことがおきているのですか?
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