内容紹介
「放射線計測ハンドブック」待望の第4版!
米国における放射線計測分野の代表的なテキストである「Radiation Detection and Measurement 4th Edition」の翻訳書です。
原書の初版は、1980年に発行されており、その後10年おきに改訂されている同分野の定番書籍です。改訂されるごとに翻訳書が発行されており、日本国内でも著名な書籍として知られています。
10年ぶりに改訂された4th Editionでは、10年間の放射線計測分野の進展を取り込み、一部の章構成が変更され、最新の知識と技術に対応しています。放射線の検出と測定(計測)の原理から、最新の計測機器までを網羅してあり、同分野の基礎から応用までが1冊にまとまっている、お勧めのハンドブックです。
このような方におすすめ
○放射線計測にかかわる実務者
○工学系放射線・原子力分野の学生
○医療系の実務者・学生
目次
主要目次
第1章 放射線とその線源
第2章 放射線と物質の相互作用
第3章 計数の統計と誤差の評価
第4章 放射線検出器の一般的性質
第5章 電離箱
第6章 比例計数管
第7章 ガイガーミュラー計数管
第8章 シンチレーション検出器の原理
第9章 光電子増倍管と光ダイオード
第10章 シンチレータを用いた放射線スペクトル測定
第11章 半導体ダイオード検出器
第12章 ゲルマニウムガンマ線検出器
第13章 その他の半導体検出器
第14章 低速中性子検出法
第15章 高速中性子の検出とスペクトル測定
第16章 パルスの処理
第17章 パルスの整形,計数と時間測定
第18章 マルチチャネルパルス分析
第19章 その他の放射線検出器
第20章 バックグラウンドと検出器の遮蔽
付録1.NIM およびCAMAC およびVME 装置の規格
付録2.第3章の標本分散の式(3.9)の導出
付録3.平均値が変化する場合の計数データの統計的振舞
付録4.誘導電荷に対するShockley-Ramo の定理
付録5.放射線に関連する主要単位〔訳補〕
索引