内容紹介
力学的思考を身に付け、苦手意識を克服する。
「構造力学は難解でわかりにくい」と言われるが、計算の基本と考え方を正しく理解していれば、決して難しくない。
本書は、いろいろなはりのいろいろな荷重状態での反力の計算が身に付いた後、応力の計算、応力図の作成、影響線と段階を踏みながら、しかも、関連性を保ちながら着実に学ぶことができます。
各章は、やさしい説明と豊富な図解、例題演習、章末演習問題で構成し、巻末に詳細な解答を付しています。
このような方におすすめ
これから土木業界に進む土木系学生、専門学校生、土木実務に携わる技術者
目次
主要目次
第1章 力の計算とつりあい
第2章 反力の計算
第3章 ある点の応力
第4章 応力図
第5章 断面の諸係数
第6章 応力度と断面算定
第7章 いろいろなはりを解く
第8章 静定ラーメン
第9章 静定トラス
第10章 いろいろな構造力学
計算力チェックテスト解答
演習問題解答
詳細目次
第1章 力の計算とつりあい
1・1 構造力学に必要な計算
1・2 三角比
1・3 力とは
1・4 力の合成
1・5 力の分解
1・6 力のモーメント
1・7 力のつりあい方程式
1・8 演習問題
第2章 反力の計算
2・1 はりの支点と反力
2・2 つりあい方程式をうまく使って単純ばりの反力を求める
2・3 集中荷重が作用するときの単純ばりの反力
2・4 集中荷重が作用するときの片持ばりの反力
2・5 等分布荷重が作用するときのはりの反力
2・6 影響線から単純ばりの反力を求める
2・7 演習問題
第3章 ある点の応力
3・1 応力とは
3・2 単純ばり+集中荷重のある点の応力
3・3 単純ばり+等分布荷重のある点の応力
3・4 片持ばりのある点の応力
3・5 影響線から単純ばりのある点の応力を求める
3・6 演習問題
第4章 応力図
4・1 応力図とは
4・2 単純ばり+集中荷重の応力図
4・3 単純ばり+等分布荷重の応力図
4・4 片持ばりの応力図
4・5 演習問題
第5章 断面の諸係数
5・1 断面の性質を表す係数
5・2 断面一次モーメント(図心を求める)
5・3 断面二次モーメント(長方形断面)
5・4 断面二次モーメント(中空・欠損断面)
5・5 断面係数
5・6 演習問題
第6章 応力度と断面算定
6・1 応力度と安全の検討
6・2 引張材、圧縮材、単純せん断を受ける材
6・3 はりの曲げ応力度とせん断応力度(長方形断面)
6・4 はりの曲げ応力度とせん断応力度(T型断面・I形断面)
6・5 はりのたわみ
6・6 演習問題
第7章 いろいろなはりを解く
7・1 張り出しばり(1)
7・2 張り出しばり(2)
7・3 ゲルバーばり(1)
7・4 ゲルバーばり(2)
7・5 間接荷重が作用するはり
7・6 モーメント荷重が作用するはり
7・7 連行荷重が作用するはりの最大せん断力と最大曲げモーメント
7・8 絶対最大せん断力と絶対最大曲げモーメント
7・9 演習問題
第8章 静定ラーメン
8・1 静定ラーメンとは
8・2 単純ばりラーメンのM図(1)
8・3 単純ばりラーメンのM図(2)
8・4 いろいろな単純ばりラーメンの応力図
8・5 片持ばりラーメンのM図
8・6 3ヒンジラーメン
8・7 演習問題
第9章 静定トラス
9・1 トラスとは
9・2 トラスの反力
9・3 節点法
9・4 断面法
9・5 引張材と圧縮材の見分け方
9・6 演習問題
第10章 いろいろな構造力学
10・1 鋼材の引張試験
10・2 応力度とひずみ度の関係
10・3 圧縮材の座屈
10・4 圧縮材の設計
10・5 偏心荷重を受ける短柱
10・6 演習問題
計算力チェックテスト解答
演習問題解答
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