内容紹介
コンピュータはなぜ計算できるのか説明できますか?
本書は「コンピュータ工学」の入門的な教科書として、「コンピュータはなぜ計算できるのか」をきちんと理解できることを目的としています。
まず、コンピュータの歴史から、現在のコンピュータの主流であるノイマン型コンピュータの仕組みを解説します。次にコンピュータ内部でのデータ表現(2進数、8進数、16進数、補数表現、正規化表現)、命令方法、記憶方法、実行方法といった事項について、わかりやすく平易に解説することにより、コンピュータがなぜ計算できるのかがわかる構成となっています。
このような方におすすめ
電気・電子・情報系学科の大学学部1~2年生
目次
主要目次
1章 コンピュータとはどのようなものか?
2章 どのようにしてコンピュータは発明されたのか?
3章 どのように動いているのか?
4章 構造はどうなっているのか?
5章 データはどのように表現されているのか?
6章 どのようにして命令するのか?
7章 情報はどのように記憶されているのか?
8章 命令はどのようにして実行されるのか?
9章 どのような回路を使っているのか?
10章 どのような装置に記憶されているのか?
11章 コンピュータはなぜ計算ができるのか?
詳細目次
1章 コンピュータとはどのようなものか?
1-1 何を学ぶのか?
1-2 コンピュータのしくみ
演習問題
2章 どのようにしてコンピュータは発明されたのか?
2-1 計算する機械のはじまり
2-2 世界最初のコンピュータ
演習問題
3章 どのように動いているのか?
3-1 コンピュータの歴史
3-2 ノイマン型コンピュータの特徴
3-3 ノイマン型コンピュータの問題点
演習問題
4章 構造はどうなっているのか?
4-1 基本構成
4-2 処理装置
4-3 アドレスとレジスタ
4-4 チャネル
演習問題
5章 データはどのように表現されているのか?
5-1 進法
5-2 負数と補数
5-3 数値の表現方法
5-4 文字の表現
5-5 数値の内部表現方法
演習問題
6章 どのようにして命令するのか?
6-1 命令の表現
6-2 アドレス方式
6-3 命令の種類
演習問題
7章 情報はどのように記憶されているのか?
7-1 情報の記憶方式
7-2 アドレス指定方式
7-3 アドレス修飾
演習問題
8章 命令はどのようにして実行されるのか?
8-1 中央処理装置の基本構成
8-2 フェッチ動作と実行サイクル
8-3 バス方式
演習問題
9章 どのような回路を使っているのか?
9-1 論理回路の動作原理
9-2 フリップフロップ回路の動作原理
9-3 半加算器
9-4 全加算器
演習問題
10章 どのような装置に記憶されているのか?
10-1 記憶装置の必要性
10-2 記憶装置の分類
10-3 半導体記憶装置
10-4 補助記憶装置
10-4-1 補助記憶装置の必要性
10-4-2 磁気テープ
10-4-3 磁気ディスク装置
10-4-4 MSS
11章 コンピュータはなぜ計算ができるのか?
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