内容紹介
基本事項をコンパクトにまとめ、親切・丁寧に解説した新しい通信工学の教科書!
本シリーズは電気・電子・情報系の大学学部向け2単位用のテキストシリーズとして、紙面の許す限り多くの図面を取り入れ、さらに、図面内にも吹出しを入れ、わかりやすく解説しています。また、章末の練習問題は、基礎的内容から発展的な内容まで扱っています。
本書は、少ない予備知識で通信工学の概要が理解でき、工学系の初学年で学ぶ数学的知識があれば十分に理解できるよう、基礎事項から解き明かし、通信工学の要点をやさしく解説を解説します。
このような方におすすめ
電気・電子・情報系学科の大学学部1~2年生
目次
主要目次
1章 通信システムの基本的構成
2章 信号波の解析
3章 振幅変調
4章 周波数変調
5章 変調と雑音
6章 パルス変調とパルス符号変調
7章 ベースバンドディジタル変調
8章 パスバンドディジタル変調
9章 多重通信方式
詳細目次
1章 通信システムの基本的構成
1-1 通信の目的と歩み
1-2 通信システムの構成
1-3 通信の品質
1-4 本書の構成
2章 信号波の解析
2-1 周期信号のフーリエ級数展開
2-1-1 周期信号と正弦波信号
2-1-2 フーリエ級数展開
2-1-3 複素フーリエ級数展開
2-2 フーリエ変換
2-2-1 フーリエ級数展開からフーリエ変換に
2-2-2 フーリエ逆変換
2-3 フーリエ変換の性質
2-3-1 フーリエ変換の性質線形性
2-3-2 共役対称性
2-3-3 時間のシフト
2-3-4 周波数のシフト
2-3-5 周期信号のフーリエ変換
2-4 連続時間システム
2-4-1 線形システムと非線形システム
2-4-2 システムの構成要素とブロック図
2-4-3 フィルタ
練習問題
3章 振幅変調
3-1 搬送波と変調
3-2 振幅変調
3-2-1 振幅変調のスペクトル
3-2-2 AM信号の電力
3-3 AM信号の生成と復調
3-3-1 ベース変調回路
3-3-2 コレクタ変調回路
3-3-3 AM信号の復調
3-4 振幅変調の改良
3-4-1 DSB方式
3-4-2 DSB信号の生成
3-4-3 SSB方式
3-4-4 DSB信号およびSSB信号の復調
3-5 直交振幅変調
練習問題
4章 周波数変調
4-1 角度変調
4-1-1 瞬時位相角と瞬時角周波数
4-1-2 位相変調
4-1-3 周波数変調
4-2 狭帯域FM
4-3 広帯域FM
4-4 FM信号の電力
4-5 FM信号の生成
4-6 FM信号の復調
練習問題
5章 変調と雑音
5-1 確率過程の基礎
5-1-1 確率過程
5-1-2 自己相関関数の電力スペクトル
5-1-3 電力スペクトルの性質
5-2 AMの雑音特性
5-2-1 DSB信号
5-2-2 SSB信号
5-2-3 AM信号
5-3 FMの雑音特性
5-3-1 復調器入力におけるSN比
5-3-2 復調器出力におけるSN比
5-3-3 FMのSN比の特徴
5-3-4 FMのスレッショルド効果
練習問題
6章 パルス変調とパルス符号変調
6-1 パルス振幅変調
6-2 標本化定理
6-3 パルス符号変調(PCM)
6-3-1 量子化
6-3-2 符号化
6-3-3 量子化および符号化回路
6-4 復号化
6-5 PCM通信における雑音
6-6 再生中継
6-6-1 アナログ信号の中継伝送
6-6-2 ディジタル信号の中継伝送
練習問題
7章 ベースバンドディジタル変調
7-1 シンボル間干渉とナイキスト規範
7-1-1 ディジタル変調
7-1-2 2元パルス振幅変調の変復調
7-1-3 シンボル間干渉
7-1-4 ナイキスト規範
7-2 加法的雑音と整合フィルタ
7-3 ディジタル変調の雑音特性
練習問題
8章 パスバンドディジタル変調
8-1 信号空間解析
8-1-1 通信路
8-1-2 変調信号のベクトル表現
8-1-3 相関受信機の構成
8-1-4 整合フィルタを用いた相関受信機の構成
8-2 PSK変調
8-2-1 2元PAM
8-2-2 2元PAMの誤り確率と帯域幅
8-2-3 多元PAM
8-2-4 多元PAMの誤り確率と帯域幅
8-2-5 2元PAMと多元PAMの比較
8-3 QAM
8-3-1 QPSK
8-3-2 M2元QAM
8-3-3 信号点配置
8-4 PSK
8-5 OFDM変調
8-6 無線通信と光通信の変復調
8-6-1 無線通信の通信路
8-6-2 パイロット信号とフェージングの推定
8-6-3 光通信の変復調
8-6-4 光増幅器
練習問題
9章 多重通信方式
9-1 周波数分割多重
9-2 時分割多重
9-3 スペクトル拡散変調
練習問題
練習問題解答
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