内容紹介
超高密度化する現代都市に対抗しうる都市計画論
磯崎新氏(建築家)、藤森照信氏(建築史家)推薦!!
70年代、日本から世界に輸出した初めての都市計画論と評されるメタボリズム。
本書は、メタボリズムを社会との関係性から捉え直し、都市や経済、政治的な文脈の中に位置づけている。価値観の転換に迫られている今こそ、再発見すべき都市計画論である。
八束はじめ渾身の著。
このような方におすすめ
・建築・都市工学科の大学生や院生
・大学の先生,建築論・建築史・意匠系研究室
・建築家や建築家を志す若者,デザイナー
・森美術館「メタボリズム未来都市展」来場者
目次
主要目次
序章 日本:美学化と近代国家の間で
1章 日本のアルターエゴの系譜
2章 世界史の建築
3章 焦土の中から
4章 広島:グラウンドゼロ上の伊勢
5章 継続と刷新
6章 静かな離陸:ユートピアからは遠く
7章 新しい生活圏に向けて
8章 「1960」
9章 メタボリズムの都市モデル
10章 空中都市
11章 「計画」と 「空間」
12章 生活と環境のメタボリズム:都市の組織
13章 価値と反価値
14章 メタボリズム・ネクサスと国土計画への意図
15章 社会の着地と脱国家=民族化
16章 情報・空間・象徴:アーバンデザインの方へ
17章 政治と祝祭
18章 ポスト・メタボリズム