内容紹介
電気回路は「納得(なっとく)」して「解く(とく)」!
電気回路の計算において、方程式を立てることができれば、数学のテクニックで計算を解くことができます。しかし、「抵抗って何?何のために抵抗を使うの?」「直流と交流の違いは?」といったような質問には答えられない高校生、大学生も少なくありません。
本書は中学校で学ぶ電気の基礎から大学入試、電験・電気工事士といった資格試験の問題までを丁寧に解説し、きちんと理解したうえで電気回路の計算ができるようになることを目標にした一冊です。
このような方におすすめ
専門学校生、大学生、初級技術者
目次
主要目次
1章 電気ってなに?
2章 電気回路のなかをのぞいてみよう!
3章 電気計算には数学の基礎が必要!
4章 電気回路にはルールがある!(直流回路)
5章 電気回路にはルールがある!(交流回路)
6章 電気回路の働きをイメージして解いてみよう!
7章 イメージできたかな?-難問にチャレンジ!-
詳細目次
1章 電気ってなに?
1-1 電気の歴史
1-1-1 磁石から電気理論の確立まで
1-1-2 電信・電話の発明と発展
1-1-3 照明の発達と電気機器の発達
1-1-4 エレクトロニクスの発展
1-2 生活のなかの電気
1-2-1 静電気
1-2-2 電流と磁気現象
1-2-3 電力の発生
1-2-4 電磁波の応用
1-3 電流/電圧
1-3-1 電流
1-3-2 電圧
1-4 直流/交流
1-4-1 直流
1-4-2 交流
2章 電気回路のなかをのぞいてみよう!
2-1 抵抗
2-1-1 抵抗とは
2-1-2 抵抗の種類
2-2 コイル
2-2-1 コイルとは
2-2-2 インダクタンス
2-2-3 コイルに蓄えられるエネルギー
2-2-4 コイルの用途
2-3 コンデンサ
2-3-1 コンデンサとは
2-3-2 コンデンサの種類
2-3-3 コンデンサに蓄えられるエネルギー
2-3-4 特殊なコンデンサ
3章 電気計算には数学の基礎が必要!
3-1 数字の表し方
3-1-1 10の乗数と接頭語
3-1-2 有効数字
3-2 代数の基礎
3-2-1 式の計算と基本
3-2-2 平方根の計算
3-3 指数・対数の基礎
3-3-1 指数法則
3-3-2 対数と対数の性質
3-3-3 常用対数
3-4 三角関数の基礎
3-4-1 角度
3-4-2 三角比
3-4-3 三角比の応用と相互関係
3-5 ベクトルの基礎
3-5-1 ベクトルの意味
3-5-2 ベクトルの加法
3-5-3 ベクトルの減法
3-6 複素数の基礎
3-6-1 複素数の意味
3-6-2 複素数の計算
4章 電気回路にはルールがある!(直流回路)
4-1 オームの法則と抵抗の接続
4-1-1 オームの法則
4-1-2 抵抗の直列接続
4-1-3 抵抗の並列接続
4-1-4 並列接続の電流比
4-1-5 その他の接続方法
4-2 電池の接続
4-2-1 電池の内部抵抗
4-2-2 電池の直列接続
4-2-3 電池の並列接続
4-3 キルヒホッフの法則
4-3-1 キルヒホッフの第一法則
4-3-2 キルヒホッフの第二法則
4-3-3 キルヒホッフの法則による解法例
4-4 電力・電力量・熱量
4-4-1 熱量
4-4-2 電力
4-4-3 電力量
4-4-4 電力量と熱量
4-4-5 水の温度を上昇させる熱量
4-5 ブリッジ回路
4-6 コンデンサの接続方法
4-6-1 コンデンサの並列接続
4-6-2 コンデンサの直列接続
5章 電気回路にはルールがある!(交流回路)
5-1 交流
5-1-1 正弦波交流
5-1-2 正弦波交流計算の基礎
5-1-3 抵抗回路
5-1-4 インダクタンス回路
5-1-5 静電容量回路
5-1-6 直列回路
5-1-7 並列接続
5-1-8 インピーダンスと直並列接続
5-1-9 交流ブリッジ回路
5-2 交流電力
5-2-1 電力と力率
5-2-2 皮相電力と無効電力
5-2-3 皮相電力・有効電力・無効電力の関係
5-3 三相交流
5-3-1 三相交流の性質
5-3-2 負荷のY-Δ変換、Δ-Y変換
6章 電気回路の働きをイメージして解いてみよう!
6-1 直流回路
6-2 倍率器と分流器
6-3 交流回路
6-4 交流電力
6-5 三相交流
7章 イメージできたかな?-難問にチャレンジ!-
7-1 直流回路
7-1-1 重ね合わせの理
7-1-2 ミルマンの定理
7-1-3 テブナンの定理
7-1-4 大学入試にチャレンジ
7-2 交流回路
7-3 三相交流回路
7-4 行列式
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