内容紹介
意外と知らない電線のことがよくわかる!
送電線、工場、ビルなど、電線はわれわれの生活に欠かせないものでありながら、意外とよく知られていない。本書は、電線のプロが一般の方の素朴な疑問に答えていく形で、一般読者にわかりやすく解説する読み物。
このような方におすすめ
電線およびその業界に興味を持つ、高校生以上の一般の方
目次
主要目次
1章 電線の役割
2章 電線は面白い
3章 電線は役に立つ
4章 電線・ケーブルに関する素朴な疑問
5章 実用間近の超電導ケーブル
6章 世界に誇る日本の電線技術
詳細目次
1章 電線の役割
2章 電線は面白い
Q2-1 電線はいつ頃から使われ始めたのですか?
Q2-2 電線が黒っぽいのは何故?
Q2-3 山間部の長い送電線は、どのようにして張るのでしょうか?
Q2-4 山間部にある鉄塔は、どうやって組み立てるのでしょうか?
Q2-5 長い橋に布設するケーブルの伸び縮みについて教えてください。
Q2-6 電線がたるんでいるのは何故?
Q2-7 ドライヤーを使用すると電線が熱くなるのは何故?
Q2-8 電線に落雷することはありますか?
Q2-9 細い電線にはどのようなものがありますか?
Q2-10 高速道路のトンネルでなぜラジオが聞こえるのですか?
Q2-11 最近の海外TV中継で映像と音声がズレなくなったのは何故ですか?
Q2-12 光ファイバーはどのようにして生まれたか?
Q2-13 光ファイバーはどうやって作るのですか?
Q2-14 光ファイバーはどんな構造をしていますか?
Q2-15 光ファイバーケーブルの種類と構造を教えて下さい。
Q2-16 光ファイバを用いたセンシングについて教えてください。
Q2-17 住宅用の電線はいつまで使えますか?
Q2-18 スピーカーケーブルは普通の電線と何が異なるの?
Q2-19 電線とネズミの意外な関係を教えて下さい。
Q2-20 電線とセミの意外な関係を教えて下さい。
3章 電線は役に立つ
Q3-1 雪の降る地域や風の強い地域では、どのような架空電線を使用していますか?
Q3-2 街路樹のあるところやアーケードでは、どのような架空電線を使用していますか?
Q3-3 電柱、鉄塔の電線には、家庭何軒分の電気が流れているのですか?
Q3-4 直流と交流では、電線が変わるのですか?
Q3-5 ケーブルの環境配慮は、どこまで進んでいますか?
Q3-6 ケーブルのリサイクルは、どこまで進んでいるの?
Q3-7 ケーブルのリサイクルは、どのようにリサイクルされているの?
Q3-8 EM電線の特徴を教えてください。
Q3-9 「電線の地中化」は、景観以外に何かメリットがありますか?
Q3-10 火災に配慮したケーブルには、どのようなものがありますか?
Q3-11 電線を太くすると省エネルギーになるのですか?
Q3-12 電線の安全はどのように確保されているのですか。
4章 電線・ケーブルに関する素朴な疑問
Q4-1 自動車の中の電線ってどうなっているの?
Q4-2 電車が走るには、どのような電線が使われますか?
Q4-3 電線にとまっている雀はなぜ感電しないのですか?
Q4-4 電線は、どのくらいの長さまで作れるのですか?
Q4-5 海外の電線と日本の電線の違いはありますか?
Q4-6 電線は何でできていますか?
Q4-7 電線にはどんな種類がありますか?
Q4-8 電線の中はどういう構造になっていますか?
Q4-9 電線の寿命ってあるの?どの位の期間使えるの?
Q4-10 "電線はどんな点に注意して施設されているのでしょうか?
5章 電線には夢がある
Q5-1 電線は、将来なくならないですか?
Q5-2 超電導ケーブルは本当に利用されますか?また、利用計画はありますか?
Q5-3 超電導ケーブルはどんな構造ですか?
6章 世界に誇る日本の電線技術
6-1 山間部を走るさまざまな架空送電線
6-2 架空送電線を守るFault Locator等のシステム
6-3 ネットワークを構成する都心の地中電力ケーブル
6-4 火力発電所の大電力を送り出す管路気中送電線
6-5 本土と北海道、四国を結ぶ電力ケーブル
6-6 海底ケーブル埋設技術
6-7 太平洋を横断する光ファイバ海底光ケーブル
6-8 温度センサとして利用される光ファイバケーブル
6-9 将来の大電力を担う超電導ケーブル
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