内容紹介
原子力に関わる知識を基礎から実践まで学べる待望のシリーズ!
地球環境問題やエネルギー問題を背景に、国内外を問わず原子力についての高度な知識や技術をもった技術者・専門家の育成が急務となっている。
本シリーズは、このような要望に応えるため、原子力を基礎から実務まで体系的に学習できる標準的なテキストとして、大学・研究機関・関連企業の一線の研究者・技術者によりまとめた。
このような方におすすめ
原子力系の大学学部生、大学院生、技術者、研究者
目次
主要目次
1章 放射性廃棄物の管理
2章 放射性廃棄物の発生と特性
3章 原子力施設の廃止措置
4章 クリアランス
5章 放射性廃棄物の処理技術
6章 放射性廃棄物の処分
7章 放射性廃棄物処分システムの性能評価
付録A クリアランスレベルの算出
付録B 放射性物質の拡散方程式・移流分散方程式の解法
付録C 放射性廃棄物管理のための化学平衡・熱力学の基礎
詳細目次
1章 放射性廃棄物の管理
1-1 放射性廃棄物の管理の原則
1-2 放射性廃棄物の種類
1 放射性廃棄物の定義
2 放射性廃棄物の分類
3 放射性廃棄物の放射能
1-3 放射性廃棄物の工学
1 放射性廃棄物の処理と処分の工程
2 放射性廃棄物の体系的管理
2章 放射性廃棄物の発生と特性
2-1 ウラン採鉱・製錬からの廃棄物
2-2 燃料加工からの廃棄物
2-3 原子力発電からの廃棄物
1 気体廃棄物
2 液体廃棄物
3 固体廃棄物
2-4 再処理からの廃棄物
1 気体廃棄物
2 液体廃棄物
3 固体廃棄物
2-5 研究開発・放射性同位元素利用からの廃棄物
2-6 返還廃棄物
2-7 クリアランスレベル以下の廃棄物
2-8 分離・核変換サイクルからの廃棄物
1 分離
2 核変換
3 核変換燃料
4 分離・核変換システム
5 分離・核変換からの廃棄物
6 廃棄物政策としての分離・核変換
3章 原子力施設の廃止措置
3-1 廃止措置とは
1 廃止措置の方式
2 廃止措置に伴う廃棄物の発生量
3-2 廃止措置計画の立案
1 残存放射性物質の評価
2 廃止措置計画の検討
3 安全性の評価
3-3 廃止措置技術
1 除染技術
2 遠隔技術
3 解体技術
3-4 原子力施設の解体撤去
1 原子炉施設の解体撤去
2 核燃料サイクル施設の解体撤去
3-5 サイトの解放
1 サイト解放基準
2 サイト解放の検認
4章 クリアランス
4-1 クリアランスとは何か
1 クリアランス制度の必要性
2 クリアランスの類似概念
3 我が国におけるクリアランスの検討
4-2 クリアランスレベルの算出方法
1 クリアランスレベル算出の前提条件
2 被ばく線量の評価モデル
3 クリアランスレベル
4-3 クリアランスレベル検認
1 クリアランスレベル検認の流れ
2 クリアランスの判断方法
4-4 クリアランスレベルの適用
1 東海発電所におけるクリアランス作業
2 JRR-3におけるクリアランス作業
4-5 国際機関におけるクリアランスレベルの考え方
1 国際原子力機関
2 欧州委員会
4-6 原子炉施設以外のクリアランス
1 ウラン取扱施設に対するクリアランス
2 RI使用施設及び放射線発生装置に対するクリアランス
5章 放射性廃棄物の処理技術
5-1 放射性廃棄物の処理の考え方
5-2 気体廃棄物の処理
1 放射性希ガス
2 放射性ヨウ素
3 粒子状物質
5-3 液体廃棄物の処理
1 凝集沈殿(吸着)
2 ろ過
3 蒸発濃縮
4 イオン交換
5-4 固体廃棄物の処理
1 焼却処理
2 圧縮処理
3 溶融処理
5-5 固型化処理
1 低レベル放射性廃棄物の固型化
2 高レベル放射性廃棄物の固型化
3 廃棄体確認
6章 放射性廃棄物の処分
6-1 放射性廃棄物処分の概念
1 処分事業の重要性と国際的な共通認識
2 安全確保の基本的な考え方
3 廃棄物の種類ごとの処分方法
6-2 マルチバリアの概念
6-3 地表近くの処分:第二種廃棄物埋設
1 浅地中トレンチ処分
2 浅地中ピット処分
3 余裕深度処分
6-4 地層処分:第一種廃棄物埋設
7章 放射性廃棄物処分システムの性能評価
7-1 処分システムの性能評価
1 性能評価の目的
2 性能評価の構成と手法
3 不確実性の取り扱い
7-2 性能評価モデル
1 地下水理・地球化学環境
2 ソースタームモデル
3 地層中の物質移行
4 生物圏内の物質移行
7-3 性能評価結果の解釈と利用
1 安全性
2 技術開発
3 社会とのコミュニケーションと政策決定
付録A クリアランスレベルの算出
付録B 放射性物質の拡散方程式・移流分散方程式の解法
付録C 放射性廃棄物管理のための化学平衡・熱力学の基礎
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