内容紹介
祝!ノーベル化学賞受賞 有機光エレクトロニクスの研究開発者必携の書
有機半導体デバイスは、省電力、小形・軽量化が図れることから、近年、ディスプレイ、太陽電池など多くの分野へと応用が拡がると見込まれている。
本書は有機EL素子、有機半導体レーザー、有機トランジスタ、有機太陽電池などのデバイスについて、しくみ、データ、製作プロセスなどを幅広くまとめている。
このような方におすすめ
有機デバイスの研究開発に関わる研究者・技術者・学生
目次
主要目次
第1章 りん光発光を用いた有機EL素子の材料およびデバイス特性
第2章 有機EL素子
第3章 有機半導体レーザー
第4章 有機トランジスタ
第5章 有機光電変換デバイス
第6章 有機分子メモリ
第7章 有機半導体の評価技術
第8章 有機半導体の実用化への展開
詳細目次
第1章 りん光発光を用いた有機EL素子の材料およびデバイス特性
1・1 三重項励起子の挙動
1・2 金属錯体の光ダイナミクス
1・3 超短パルスレーザーを用いた共役高分子の超高速動的過程
1・4 イリジウム錯体の光異性化反応
1・5 分子間エネルギー移動-りん光材料を中心に-
1・6 ホストとの相互作用
1・7 フェニルピリジン系イリジウム錯体
1・8 青色りん光材料-イリジウム錯体を中心に-
1・9 配位子制御
1・10 白金錯体
1・11 赤色りん光素子
第2章 有機EL素子
2・1 典型元素を含むパイ電子系化合物
2・2 固体状態で高効率発光する蛍光低分子材料
2・3 (チオフェン/フェニレン)コオリゴマーの合成
2・4 π共役高分子
2・5 有機無機ハイブリッドLED
2・6 封止膜技術
2・7 駆動法
2・8 有機EL素子の動作機構と材料設計
2・9 ヘテロ接合界面制御によるエネルギー消費および耐久性の改善
第3章 有機半導体レーザー
3・1 有機半導体レーザー材料
3・2 プロトン移動型
3・3 フォトニック結晶
3・4 結晶性有機半導体材料
3・5 自己組織化ナノ周期構造液晶レーザー
3・6 有機単結晶レーザー
第4章 有機トランジスタ
4・1 低分子材料
4・2 液晶性有機半導体材料
4・3 高分子材料
4・4 n型材料
4・5 低分子可溶化法
4・6 摩擦転写法
4・7 印刷法
4・8 デバイス高性能化
4・9 デバイス集積化
4・10 ナノ構造電極デバイス
4・11 発光トランジスタ
第5章 有機光電変換デバイス
5・1 pin有機太陽電池
5・2 超高純度化と太陽電池特性
5・3 バルクヘテロ接合型有機薄膜太陽電池の開発
5・4 積層界面のキャラクタリゼーション
5・5 ナノ構造制御
5・6 色素増感型
5・7 転写法技術
5・8 塗布型有機太陽電池
5・9 配向制御
5・10 有機撮像
第6章 有機分子メモリ
6・1 フォトクロミックメモリ
6・2 有機ナノ粒子メモリ
6・3 強誘電体不揮発メモリ
6・4 電子ペーパー
6・5 エレクトロクロミズムとメモリ&非発光型表示素子
6・6 印刷有機メモリ
第7章 有機半導体の評価技術
7・1 電荷輸送特性評価
7・2 大気中光電子分光法
7・3 正逆光電子分光
7・4 インピーダンス分光法
7・5 熱刺激電流法
7・6 電流リーク解析
7・7 赤外・ラマン分光解析
7・8 絶対発光量子収率測定
7・9 多入射角分光エリプソメトリー計測
第8章 有機半導体の実用化への展開
8・1 有機ELディスプレイ
8・2 有機薄膜トランジスタ
8・3 有機太陽電池
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