内容紹介
話題の技術、MIMOが基礎からわかる
MIMO(Multiple Input Multiple Output)システムが、無線通信のアンテナシステムとして実用化されてきている。
本書は、MIMOシステムの全体像と要素技術をわかりやすく解説したもので、システムの理解とともに設計の基礎が身に付くもの。
このような方におすすめ
・アンテナ・無線通信関係の研究者・技術者
・通信関係の大学学部学生・院生および教員
目次
主要目次
第1章 MIMO伝送の概念
第2章 種々のMIMOシステムの概要とチャネルモデル
第3章 MIMOチャネルの容量
第4章 送信ダイバーシチとSTBC
第5章 SDMとその受信手法
第6章 E-SDMとPARC
第7章 MIMO検出器の改善とMLDの簡略化
参考文献
詳細目次
第1章 MIMO伝送の概念
1.1 並列伝送路のチャネル容量
1.2 偏向伝送路のチャネル容量
1.3 チャネル行列とチャネル容量
1.4 準 備
1.5 チャネル行列のランクと並列伝送路数
第2章 種々のMIMOシステムの概要とチャネルモデル
2.1 各種MIMOシステム
2.1.1 送信手法
2.1.2 受信手法
2.1.3 チャネル情報の取得方法
2.2 MIMOシステムの定式化
2.3 遅延パスの影響
2.4 フェージングの空間相関
第3章 MIMOチャネルの容量
3.1 離散情報源の情報量
3.2 連続情報源の情報量
3.3 チャネル容量
3.4 MIMOチャネルの等価モデルによるチャネル容量
3.5 回転対称な複素結合ガウス過程
3.6 複素結合ガウス課程のエントロピー
3.7 MIMOチャネルへの拡張
3.8 送信側でチャネル未知の場合の最適送信相関行列
3.9 送信側でチャネル既知の場合の最適送信相関行列
第4章 送信ダイバーシチとSTBC
4.1 最大比合成受信ダイバーシチの基礎
4.2 MIMOチャネルにおける最大比合成送受信ダイバーシチ
4.3 STBC (space-time block code)
第5章 SDMとその受信手法
5.1 SDM (space division multiplexing) の送受信機構成
5.2 空間フィルタリング
5.2.1 ZF (zero-forcing) アルゴリズム
5.2.2 MMSE (minimum mean square error) アルゴリズム
5.3 MLD (maximum likelihood detection)
5.4 各検出手法の特性比較
第6章 E-SDMとPARC
6.1 送信アンテナ選択とPARC
6.2 E-SDM (eigenbeam SDM) の送信系の検討
6.3 E-SDM の受信手法
6.4 具体的な伝送レート・送信電力制御手法例
6.5 各手法の特性比較
第7章 MIMO検出器の改善とMLDの簡略化
7.1 SIC
7.2 MLDの計算量削減:階層型推定とQR分解
7.3 Sphere decoding
7.4 Mアルゴリズムの応用
参考文献
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