内容紹介
コンクリート充填鋼管構造(CFT構造)の設計ができる!
コンクリート充填鋼管構造(CFT構造)は、耐震性能に大変優れた新建築構造として、近年にわかに注目され始め、法整備も進んだことにより、鉄骨構造などとともに一般構造手法として取り扱えるようになった。
本書は、このCFT構造による構造設計の特質を理解するための実務参考書として発行する。
このような方におすすめ
建築構造設計の実務者、構造家、建築士
建築学領域の大学院生
目次
主要目次
1章 CFT構造の概説
2章 軸方向力を受ける部材
3章 軸方向力と曲げモーメントを受ける部材
4章 接合部における応力伝達
5章 鉛直荷重と水平力を受ける骨組
6章 施工法と品質管理
7章 CFT建物の構造設計
8章 CFT建物の設計例
付録
詳細目次
1章 CFT構造の概説
1.1 歴史と現状
1.2 CFT構造の特徴
1.3 CFT部材の構成材料
1.4 骨組の構造計画
1.5 構造設計と耐火設計
2章 軸方向力を受ける部材
2.1 部材の性状
2.2 部材断面の耐力
2.3 圧縮材の座屈耐力
2.4 部材の設計
3章 軸方向力と曲げモーメントを受ける部材
3.1 柱材の性能
3.2 部材断面の耐力
3.3 柱材の曲げ設計
3.4 柱材のせん断設計
3.5 柱材の変形性能
3.6 柱の復元力特性
4章 接合部における応力伝達
4.1 接合部の性能
4.2 柱梁接合部の設計
4.3 部材継手の設計
4.4 柱脚の設計
4.5 付着設計
5章 鉛直荷重と水平力を受ける骨組
5.1 骨組の性状
5.2 骨組の水平剛性
5.3 骨組の耐力
5.4 骨組の設計
6章 施工法と品質管理
6.1 鋼管柱の加工
6.2 コンクリートの調合
6.3 コンクリートの打設工法
6.4 充填コンクリートの品質管理
7章 CFT建物の構造設計
7.1 一般事項
7.2 応力解析結果
7.3 断面算定
7.4 保有水平耐力の算定
7.5 施工時の検討
7.6 新都市指針による柱部材種別の算定
8章 CFT建物の設計例
8.1 建物A:住友不動産飯田橋ファーストビル・ファーストヒルズ
8.2 建物B:シティタワー大阪
付録
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