内容紹介
数学的な予備知識から解説。容易に電気磁気学をマスターできる教科書
本書は、大学学部レベルの「電気磁気学」の基本を習得することを主目的として、学ぶうえで必要な数学的予備知識から各論まで、わかりやすく解説した教科書。
図解と例題を豊富に挿入するとともに、ベクトル表現は付録でまとめて解説することにより、初学者でも容易にマスターできる。
このような方におすすめ
○高専,大学学部,専門学校の学生(教科書・参考書・自習書として)
○電気磁気学の独学者
○技術者で電気磁気学を再学習したいと考えている人
目次
主要目次
第1章 微分と積分
第2章 電荷と電界
第3章 電位
第4章 種々の帯電体による電界
第5章 帯電導体と静電容量
第6章 誘電体
第7章 電流と磁界
第8章 電磁誘導
第9章 磁性体
付録Ⅰ ベクトル解析と電気磁気学
付録Ⅱ 電気磁気学の体系化とマクスウェルの方程式
詳細目次
第1章 微分と積分
1-1 平均変化率,微分係数,接線の傾き,導関数
1-2 関数の極大・極小と最大・最小
1-3 いろいろな関数の微分
1-4 三角関数の微分
1-5 対数関数の微分
1-6 偏導関数(偏微分)
1-7 不定積分
1-8 置換積分法
1-9 部分積分法
1-10 関数の変形による不定積分
1-11 定積分と応用
第2章 電荷と電界
2-1 電荷
2-2 クーロンの法則
2-3 電界
2-4 電気力線と電界の強さ
2-5 電束と電束密度
2-6 ガウスの法則
第3章 電位
3-1 電位の定義
3-2 電位差
3-3 電位の傾き
3-4 円形線電荷による電位と電界
3-5 電気双極子
第4章 種々の帯電体による電界
4-1 無限長直線導体による電界
4-2 一様に帯電した無限長円柱による電界
4-3 一様に帯電した無限長中空円筒による電界
4-4 一様に帯電した球による電界
4-5 球導体による電界
4-6 無限平板による電界
第5章 帯電導体と静電容量
5-1 帯電導体の性質
5-2 静電誘導
5-3 静電遮へい
5-4 静電容量
5-5 同心導体球間の静電容量
5-6 孤立導体球の静電容量
5-7 同軸円筒導体間の静電容量
5-8 平行平板導体間の静電容量
5-9 平行な無限長円柱導体間の静電容量
5-10 コンデンサの直並列接続
5-11 コンデンサに蓄えられるエネルギー
5-12 静電エネルギー
第6章 誘電体
6-1 誘電体の存在による静電容量,電位差,電界の変化
6-2 誘電体の分極現象
6-3 誘電体中の電界の強さと電束密度
6-4 誘電体中でのガウスの法則と電界の求め方
6-5 異なる誘電体の境界面での電束密度と電界の条件
6-6 電界のエネルギーと力
第7章 電流と磁界
7-1 磁気誘導
7-2 磁気に関するクーロンの法則
7-3 磁界の強さ
7-4 磁界の強さの合成と磁気モーメント
7-5 磁力線と磁界の強さ
7-6 磁束と透磁率
7-7 アンペアの右ねじの法則
7-8 ビオ・サバールの法則
7-9 無限長直線導体の電流による磁界
7-10 円形コイルの電流による中心軸の任意の点の磁界
7-11 無限長ソレノイドの電流による中心軸の磁界
7-12 アンペアの周回積分の法則
7-13 磁位
7-14 磁界中の電流(運動電荷)の受ける力
第8章 電磁誘導
8-1 ファラデーの法則とレンツの法則
8-2 交流の発生
8-3 磁界中を運動する導体に生ずる起電力
8-4 自己誘導と自己インダクタンス
8-5 相互誘導と相互インダクタンス
8-6 環状ソレノイドコイルの自己インダクタンス
8-7 無限長ソレノイドコイルの自己インダクタンス
8-8 有限長円筒ソレノイドの自己インダクタンス
8-9 自己インダクタンスと相互インダクタンスの関係
8-10 インダクタンスの直列接続
8-11 往復平行電線の自己インダクタンス
第9章 磁性体
9-1 自己インダクタンスに蓄えられるエネルギー
9-2 磁界に蓄えられるエネルギー
9-3 磁化曲線と透磁率
9-4 磁化に要するエネルギー
9-5 ヒステリシスループ
9-6 ヒステリシス損
9-7 渦電流
9-8 磁気回路
付録Ⅰ ベクトル解析と電気磁気学
Ⅰ-1 ベクトルの基本事項
Ⅰ-2 ベクトルの和と差の計算
Ⅰ-3 ベクトルの内積(スカラ積)
Ⅰ-4 ベクトルの外積(ベクトル積)
Ⅰ-5 ベクトル演算子(微分演算子記号の定義)
Ⅰ-6 傾きの微分演算子
Ⅰ-7 発散の微分演算子
Ⅰ-8 回転の微分演算子
Ⅰ-9 ベクトル微分演算子についてのその他の公式
Ⅰ-10 各座標系でのベクトル微分演算子
付録Ⅱ 電気磁気学の体系化とマクスウェルの方程式
Ⅱ-1 電界と磁界に関する基本法則のまとめ
Ⅱ-2 磁束の保存則(磁束に関するガウスの法則)
Ⅱ-3 変位電流と磁界の発生
Ⅱ-4 マクスウェルの方程式(積分型と微分型)
Ⅱ-5 波動方程式の導出と電磁波
Ⅱ-6 平面電磁波とその性質
Ⅱ-7 ポインティングベクトル
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