内容紹介
建築の品質管理のポイントがよくわかる!
経済的要因あるいは環境への配慮、長期耐用性の要求といった社会情勢により、建設分野においても、今後ますます品質管理の重要性が増大していく。よって、建設現場での実務者には今まで以上に徹底した管理が求められる。
本書は、そういった工事管理実務者に向け、品質管理システム全般にわたり、総合的かつ体系的に、具体例を盛り込みつつ平易に解説する実務参考書として企画するもの。
このような方におすすめ
建設業界の工事管理実務技術者(中堅クラス)
目次
主要目次
1章 建築を取り巻く環境の変化
2章 品質保証と品質管理
3章 建築工事の特性と品質管理への影響因子
4章 建築工事の品質管理のポイント
5章 建築工事の品質マネジメントシステム
付録 統計的手法
詳細目次
1章 建築を取り巻く環境の変化
1.1 社会全体の変化
1.2 建設政策産業大綱の3つの目標
1.3 公的ルールの変化
〔1〕 建築基準法の改正
〔2〕 住宅の品質確保の促進等に関する法律の制定
〔3〕 製造物責任法の制定
2章 品質保証と品質管理
2.1 言葉の意味
2.2 品質管理手法の変遷
2.3 品質管理の基本
2.4 品質マネジメントシステム(ISO9001と第三者認証制度)
3章 建築工事の特性と品質管理への影響因子
3.1 建築工事の特性
〔1〕 一品受注生産
〔2〕 建設立地
〔3〕 建築生産システム
〔4〕 長いライフサイクル
〔5〕 主観的な品質評価
3.2 品質管理への影響因子
〔1〕 建築工事プロセスで生じやすい状況
〔2〕 生じうる品質トラブル
4章 建築工事の品質管理のポイント
4.1 品質要求事項の把握
〔1〕 設計内容及び現場周辺状況
〔2〕 官公署等の要求事項
〔3〕 施工者からの要求事項
4.2 施工計画立案及び施工図作成時の予防処置
4.3 現場における品質管理の計画
〔1〕 品質管理体制の構築
〔2〕 重点品質管理項目と管理目標の設定
〔3〕 施工プロセスの管理項目の設定
〔4〕 検査項目及び合否判定基準の設定
〔5〕 作成・保管すべき記録の設定
〔6〕 施工品質管理表の作成
4.4 品質管理の実施
〔1〕 敷地境界と建物位置の確定
〔2〕 施工工程に沿った施工プロセス管理及び検査・試験の実施
〔3〕 不具合処置と是正処置
〔4〕 記録の作成と管理
4.5 竣工引渡しとその後のフォロー
〔1〕 竣工時の検査
〔2〕 引渡しと維持保全の重要事項伝達
〔3〕 引渡し後の建物調査と不具合処置
5章 建築工事の品質マネジメントシステム
5.1 品質保証体系
5.2 工事運営計画
5.3 情報の共有化
5.4 文書と記録
付録 統計的手法
1 QC7つ道具と新QC7つ道具
2 適用事例
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