内容紹介
機械設計に必要な材料の基礎知識を網羅
専門学校・高専・大学などで長年使用されてきた教科書の改訂版です。本書は「設計に必要な材料の基礎知識」をコンセプトとして、材料の組織、性質、加工性、用途などに重点を置いて具体的に詳述しました。今回の第4版では、複合材料や機能材料などを増補し、最新のJIS材料規格にもとづいて全面的に改訂しました。
このような方におすすめ
機械系の学生(専門学校・高専・大学)、初級技術者(若手技術者)
目次
主要目次
1章 金属および合金の組織
2章 金属の加工と熱処理
3章 金属材料の性質
4章 鉄と鋼
5章 合金鋼
6章 鋼の表面硬化
7章 鋳鉄
8章 銅とその合金
9章 軽い金属とその合金
10章 ニッケルとその合金
11章 スズ・鉛・亜鉛とその合金
12章 貴金属と希少金属
13章 非金属材料
14章 複合材料
15章 機能性材料
索引
詳細目次
1章 金属および合金の組織
1・1 金属とは
1・2 金属の変態とはどんなことか
1・3 合金はどんな状態で凝固しているか
1・4 二元系平衡状態図
1・5 基本的な二元合金状態図のいろいろ
1・6 合金の通性
1・7 金属の組織を調べる試験
2章 金属の加工と熱処理
2・1 金属は加工によって変形する
2・2 冷間加工と熱間加工
2・3 加工により金属は硬化する
2・4 金属の再結晶とは
2・5 加工後の熱処理
3章 金属材料の性質
3・1 金属材料の物理的性質
3・2 金属材料の機械的性質
3・3 金属材料の化学的性質
4章 鉄と鋼
4・1 鉄・鋼はどうしてつくられるか
4・2 炭素鋼の状態図と組織
4・3 炭素鋼の性質
4・4 鋼の熱処理
5章 合金鋼
5・1 合金鋼とはどんな鋼か
5・2 構造用合金鋼
5・3 特殊用途合金鋼
5・4 合金工具鋼およびダイス鋼
5・5 高速度工具鋼
5・6 非鉄合金工具材料
6章 鋼の表面硬化
6・1 表面硬化の必要性
6・2 表面硬化の方法
7章 鋳鉄
7・1 鋳鉄と鋼はどんな点が違うか
7・2 鋳鉄の種類と組織
7・3 黒鉛の形とその分布
7・4 炭素以外の元素の影響
7・5 鋳鉄の性質
7・6 普通鋳鉄と高級鋳鉄
7・7 いろいろな合金鋳鉄
7・8 チルド鋳鉄(冷硬鋳物)
7・9 可鍛鋳鉄
7・10 球状黒鉛鋳鉄
8章 銅とその合金
8・1 銅および銅合金の用途
8・2 銅の製造法
8・3 銅および銅合金の性質
8・4 黄銅
8・5 青銅
9章 軽い金属とその合金
9・1 アルミニウム
9・2 アルミニウム合金
9・3 マグネシウムとその合金
9・4 チタンとその合金
10章 ニッケルとその合金
10・1 ニッケル-銅合金
10・2 ニッケル-鉄合金
10・3 耐食性および耐熱性ニッケル合金
11章 スズ・鉛・亜鉛とその合金
11・1 軟らかい金属元素
11・2 ホワイトメタルとその用途
12章 貴金属と希少金属
12・1 貴金属
12・2 希少金属(レアメタル)
13章 非金属材料
13・1 基礎材料
13・2 耐火材料
13・3 ガラス
13・4 保温材料
13・5 研削材・研磨材およびといし
13・6 セラミックス
13・7 皮・ゴム・繊維類
13・8 木材
13・9 潤滑油と切削剤
13・10 プラスチック材料
13・11 塗料
14章 複合材料
14・1 母材の種類からみた複合材料
14・2 強化材の形態からみた複合材料
14・3 おもな複合材料
15章 機能性材料
15・1 メタルハイドライド(水素吸蔵合金)
15・2 アモルファス合金
15・3 制振合金
15・4 形状記憶合金
15・5 超塑性合金
15・6 磁性材料
15・7 超伝導材料
索引
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