内容紹介
機械振動からメカトロ機器の振動まで
◎機械力学の中心をなす1自由度系および多自由度系の線形振動論の基礎的な知見およびメカトロニクスに関わる若干の応用的展開について解説。
◎運動方程式をたて、振動特性を正確にあるいは近似的に評価するというアプローチをとり、複雑な機械系を簡単な振動系にモデル化し、振動現象を解析する実践的な能力を養成。
◎多くの例題を設け、計算の考え方や結果をできるだけ図表で提示し、物理的、視覚的かつ直感的に理解できるよう配慮。
◎学部学生の機械力学・メカトロニクスの教科書・参考書に最適。
目次
主要目次
1章 振動の基礎
(物体の運動則 物体の振動)
2章 保存系固有振動数
(エネルギ法による固有振動数計算 ばね部の相当質量の影響)
3章 運動方程式の定式化
(物体の運動と自由度 剛体の運動方程式の一般表現 他)
4章 1自由度系の自由振動
(不減衰系の自由振動 減衰系の自由振動 減衰比ζの実測 他)
5章 1自由度系の強制振動
(力加振の場合の強制振動 基礎に伝達される力 他)
6章 1自由度系の過渡振動
(過渡振動の一般的表現 ステップ状加振の振動 他)
7章 簡易モデル系による振動解析の応用
(動吸振器および吸振器の最適調整 他)
8章 多自由度系の振動
(2自由度系の自由振動 2自由度系の強制振動 他)
9章 連続体の振動
(波動方程式 波動方程式の解法 弾性軸の横振動 他)
10章 メカトロニクスの振動
(メカトロニクス 伝達関数 他)
付録
(三角関数公式集 オイラーの運動方程式 他)
参考文献/索引